趣味のススメ
“自分の声を聞いていると、落ち着くんだよ。”
“誰か救急車を!”
~都築藩国政庁にて、藩王とメードのおねいさんの会話~
序文
こんにちは、都築つらねです。
アイドレス世界には“I=Dress is real”という言葉があります。アイドレスは人間関係を基礎としており、多数のプレイヤーで遊び運用することを前提されたものです。これは「皆でキャッキャウフフできるし熱血もできるんだぜ」というプラスの面もありますが、逆に「仕事上でトラブった、もう疲れたよパ○ラッシュ」のようなマイナスの事態に陥ってしまうことを意味します。
それでは、我々現代人はこういった問題に対してどう対処しているのでしょうか。私はこう答えます、「趣味が人間には必要である」と。
“I=Dress is real.”=アイドレスは現実である。アイドレスに触れ続けたいけれど、アイドレスもいろいろ大変なんだ、そんな方にこのコラムを送りたいと思います。
POINT-1 ~趣味とはなんぞいや~
広辞苑第五版(岩波書店)によれば、趣味とは「専門家としてでなく、楽しみとしてする事柄」とのことです。一般的には、趣味は退屈だったりする日常の一服の清涼剤になったり、或いはボケ防止にも役に立つ、なんていうことが言われています。
趣味の種類はたくさんあります。それこそ人間社会のいたるところにあり、或いはすべての事柄は趣味に繋がると言っても過言では無いでしょう。更に言ってしまえば、これが俺の趣味だ!と言えば大体は趣味になってしまうのですね。
また、仕事が趣味ですなんていう人もいらっしゃいます。これは義務的な専門から離れた、自分の好きな事柄としての専門ということです。ここについては、ちょっと広辞苑から離れて述べさせていただきます。
さて、ここまでで大体のイメージとして、趣味とはなんぞいや、というところについてはお分かり頂けましたでしょうか?
ここで強調したいのは、以下の3つのポイントです。
1.趣味は自分が日常的に行っている=専門として活動しているフィールドとは別所における活動である
2.趣味は自分の専門分野でもやり方によっては十分に成立しうる
3.趣味は様々なところにあり、どんなことでも趣味になりうる
1では、趣味はルーチン化した退屈な日常から自分を別の場所へと立たせることで、一休となるというメリットを持っています。これはモチベーションが下がってしまうことへの対策になったり、その別の場所から改めて自分の日常を見直して新しい発見があるかもしれません。
2は、自分の専門を、義務からは離れた所で用いることによって、これもまた日常の自分に対して新たな発見を見られる、学習することができるというメリットがあるでしょう。
3については、つまり自由を満喫できるということです。自分の好きなことを、いつものあれそれから一時的にでも離れてやれるんですね。
POINT-2 ~アイドレスでの趣味ってなんぞいや~
アイドレスでは公共事業という名前で趣味をやっていらっしゃる方々がいます。以下に実例を示してみましょう。
<あとりえ・めっせーじ様>
イクさんが行われている、イラストでメッセージを伝えようという企画サイト。これまでのイベントでの実績がある他、普通に見ていてほんのりできます。
<ソーニャ・インタビュー様>
ソーニャさんが行われている、その時々に活動されている方へのインタビュー企画。何でこうなったのか、これは他の人はどう思ってるのか、なぜ成功したのか、など貴重な意見が収集されており、大変タメになります。
ここでは筆者のやっているラジオを取り上げてみましょう。
都築つらねは本来、放送技術は全く持っていませんでした。始めてみようと思ったきっかけは単純で、シーズン1においてウチガネカケルさんのAマホラジオで行われたイベントの実況などを聞いていて、ちょっと良いなあと考えていたこと。「つらねむの声良いよなあ」とぼそっと言われたこと。その2つでした。また、実はラジオをやるというのは、突き詰めていかない限りは安いマイクと、パソコンと通信環境さえあればできるので、導入も簡単でした。後は坂を転がる石のように企画を妄想も含めて考えていき、「アイドレスプレイヤーがのんびり聞けるような番組を、自分も藩国運営や法官の仕事の息抜きにやってみよう」という動機のもとで始動した、ということになります。今ではたくさんのリスナーの方々に恵まれ、面白さも安定してきたため、マイル報酬も得られています。
このように、憧れだったり、ちょっとしたスキル、あとは勢いさえあれば、誰にでも開始できるものだと思っています。スキルに関しては自分の好きなこと、得意なこと、興味のある分野をちょっと勉強することで十分に習得できるレベルで十分だと思います。あくまで強い専門性は持たなくても良い、それが趣味なのです。また、高い専門性を持つ方、例えばイクさんのようにイラストレーターとして素晴らしい技術を持っていらっしゃる方は、それを生かして注目度の高い、大きな趣味としての企画を起こせることでしょう。
POINT-3 ~さあ、趣味を始めてみよう~
それでは、実際に趣味を始めてみましょう。ポイントは幾つかあります。
1.自分の好きなこと、興味のあること、得意なことは何だろうか
まず趣味というからには自分が好きなこと、興味のあること、得意なことである必要があります。これは趣味の領域の広大さによりカバーされます。まず、それを考えてみてください。
2.始めるにあたって必要なことはなんだろうか
趣味といえども始めるには何らかの準備が必要です。例えば何か作品を収集してみるならWikiのようなスペースが必要ですし、お店を始めてみようと思ったらその分野についてもある程度の知識は必要になるでしょう。
これについては、やりたい!という心の赴くままに一気にやってしまいましょう。もし必要であれ他のプレイヤーさんに声をかけてみるのも良いかもしれません。
3.せっかくなら続けてみましょう
「継続は力なり」という先人の偉大な言葉があります。何事も一度目で失敗したからといってそこで諦める必要はありませんし、趣味ですからいっそのこと自重しないくらいでもいいかもしれません(但し他の人には迷惑をかけないように)。とにかく、楽しみましょう。また、軌道に乗って、多くの人に見てもらったり、楽しんでもらえるということになれば、それはアイドレス内の娯楽となり、十分に報酬をもらえるものになるでしょう。
楽しいことで、ちょっと準備して、やってみる。
難しいことはありません、とてもシンプルなことです。
面白き無き世を面白く、踊らにゃ損損。
そんな具合で、趣味を始めてはいかがでしょうか。
最終更新:2008年09月05日 18:23