Sex Machine Guns

矢口 朱女明王山 猛のストーカーですがw、まぁ俺の脳内では諸事情あって最終的にはラブラブで結ばれることになっています。いいよね、ストーカーの愛が実るって展開。俺は好きよ? そんなわけで、このしょうもない小説は2人が相思相愛になって初エッチしちゃうぞーってのを書きたかったのです。そこまで妄想してからお楽しみください。楽しむ気が無い人は読むんじゃねぇコノヤロー。




<猛と朱女/部屋で二人きり>


「綺麗なホテルとかじゃなくて……ごめん」

 猛は思わずそう切り出した。二人しか居ない部屋。それは猛の言葉どおりロマンティックな夜景が美しい五つ星ホテルなどではなく、ありふれたアパート――もっと正直に言えば木造の古いアパートの一室であり、豪華でふかふかのマットが嬉しいダブルベッドの代わりに小さく薄い煎餅布団がぺらりとひいてあった。

「何をおっしゃいますか、猛さま。目の前に猛さまがおられ、そしてこれから私と契りを結んでくださるという事実……それだけで、私にとっては百億の屋敷での万年の生活に勝ります」

 朱女は優しく微笑みながらゆっくりと言葉を紡ぎ出した。

「あ、う」

 猛の胸が本人の意思とは裏腹に高鳴り、少し間抜けな呻き声を上げさせる。
 初めて出会ったとき、この同じ女性がこれほど美しく見えるようになるだろうと思っただろうか。恐ろしい程に白い頬に張り付く黒々とした髪、金色に怪しく光る目、紅が映える口元。かつては不気味だと思っていた諸要素は、今となっては眼前の女性を美麗さを引き立たせるためだけの役割しか持っていないように思えた。

「猛さま?」

 見とれていた顔が動き、上向きの目線が猛を真正面から捉える。そしてそれは悪戯っぽくキラリと輝いた。

「私は自分で脱いだ方がよろしいですか、それとも猛さまがお脱がせになってくださるのですか?」
「あ、えああ、ご、ごめん! ぼぼぼ僕がぬがぬ脱がさせていただきます!」

 さっきから謝ってばかりじゃないか!と自分にうんざりしながら、猛は慌てて薄れゆく自我を現実へと引き戻した。
 前に朱女がどうして自分のことを好きになったかを聞いたことがある。ずっとずっとずーーっと前、まだこの地に人も疎らにしか住んでいないほど前に好きで、駆け落ちしようとまでした男性に猛が似ていたということ――もちろん、だからといって猛は別にその身代わりというわけではなく、朱女が今好きなのはその過去の人ではなく猛自身だということも、彼はちゃんと聞いていたが。
 しかしどちらにしろ、そこまでの仲であったということは朱女は性行為は決して初めてではないのだろう。実際この期に及んでのこの落ち着きっぷりは、明らかに彼女が経験者であるということを暗に語っている。

 But! しかし! However!
 彼女がたとえ経験者であったとしても、“猛との性行為”は初めてだ。いや、確かに何度かこれまで逆レイプされそうになったことはあるけれども、たぶん初めてだ。朝起きてみたら何故か昨日の夜に履いたパンツとは異なるパンツを履いており、寝ていた布団の周りが若干乱れて粘液っぽいものが張り付いていたことも無かったわけではないが、恐らく初めてなのだろう。というか、お願いだから初めてだと信じさせてください。
 そして初めてだと言うのであれば、やはりここは自分がある程度落ち着いて導いてあげなければならないだろうと、猛の小さなプライドが咆哮を上げた。

「じゃ、じゃあ……」

 意を決した猛の細い手が伸び、高校の制服のままだった朱女の首もとのリボンをしゅるりと外した。
 わなわなと震える手の動きは誰が見ても明らかだったが、果たして同時に震えていた膝の笑いも悟られてしまっただろうか? 猛がそう思う前に、朱女はそれをいち早く察したようだ。

「申し訳ございません、猛さま。私、緊張ゆえに少し動悸が激しくなりまして……布団に座っても宜しいでしょうか?」

 もちろん緊張のあまり立っていられなかったのは猛の方だったのは言うまでもなく、猛自身もその朱女の気遣いに気付かないほど馬鹿ではないが、ここは猛を立てようとしてくれている彼女の気持ちに乗るのがやはり最善の策であろう。猛は曖昧な返事と共に腰を下ろし、それに合わせて朱女もぺたりと尻を地に付ける形で布団の上に座り込んだ。そして再び向かい合った形になったところで、猛の手が朱女のブラウスのボタンに届く。

 細身とはいえ、女性特有の肉感的な体型を保つ朱女の体躯の中でも、飛びぬけてその存在感を顕わにしている彼女の乳房――それを視界から覆うのは薄い綿のブラウス一枚であり、しかも今まさに自分がその布切れを剥ぎ取ろうとしているのだという考えが、猛の興奮を増加させた。ずきりと痛いほどに股間が雄を叫ぶ。

「じゃ、じゃあ……」

 猛は朱女に、というよりも自分自身に気合を入れるべく言葉を吐き出し、勢いに任せて一気にブラウスのボタンを全て外しにかかった。まるで自分の意思とは関係無いかのように指は滑らかに動き、ぽつぽつぽつっという小気味良い音と共にボタンは次々とそれを納めていた穴から解き放たれる。あるいは、もとより自己主張の激しい内部からの圧迫に押され、ボタン自身も早く自由になりたかったのかもしれない。その答えは定かではないが、ブラウスの束縛から逃れた双丘が己の我が侭を喰らうのは間違いは無い。

 ぶるん。

 という言葉だけで表現するにはあまりにも幼稚と思えるほどの衝撃が朱女の胸元から放たれた。
 真っ白く澄み切った肌で覆われた熟れすぎた果実と言えば少しは淫猥な現実が届くだろうか、それとも人類を破滅に至らせる超ド級の核弾頭と述べれば如何ばかりの破壊力を伝えることが出来るだろうか。







To Be Continued...

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年12月07日 01:55
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。