色々とツン霊にやられて寝込んでいる俺の部屋に彼女がお見舞いに来てくれた。

久しぶりに穏やかな時間を過ごしていたが、それも長くは続かなかった。

「ふん…色を知る年…か」

ゆらり、と彼女の背後に現れる例の髪の長い女。

「誰?この女の子?」
無邪気に問う彼女

「に、逃げて!ここから早く!
超逃げてーッ!」

「やかましいッ!囀るな阿呆がッ!」

メキョッ!
慌てて彼女を避難させようとする俺の脳天に女の踵落としが炸裂した。

「ヒィィ、何なのこの子!」
怯える彼女。

「黙れェ、女!
いいか!この豚野郎はこの私の家畜だ!血の一滴まで私のモノ…泥棒ネコには仕置きが必要だなぁ…!」

両手をワキワキさせながら彼女にニジリ寄る女。

「ちょ…やめ…」

女は何とか阻止しようと這いでる俺の頭にサッカーボールキックをかまし
「ガハハハハ!恨むなら己の無力を恨むんだな!
貴様はそこでゆっくり観賞するがいい!

この女の乱れる様をなッ!」 
と彼女にのしかかっていった。

「嫌!嫌ぁ!お願いやめてぇ!」
服を裂かれ必死に抵抗する彼女。

「ククク上の口ではそう言うが下の口ではどうかな?」
人間離れした力で押さえ込む女。

‥‥‥‥‥

「堪能した…たまにはいいものだな、若い女というモノも」
ふぅ~、とタバコの煙を吐き出しながらテカテカした顔の女が言う。

「訴えてやるぅぅぅーー!」

泣きながら部屋を飛び出ていく彼女。

二日後、裁判所から出頭命令が届きました。
最終更新:2007年05月01日 03:30