部屋でハムポンを見ながら至福の時を過ごしていると
レイポンが話しかけてきた。
「・・・あのさ。明日は何の日か知ってるよね?」
      • 当然だ。僕がその日を忘れるはずがない。

「ああ。レイポンも知ってたのかい?明日はハムポンがうちに来た日・・」
「な・・・ばっかじゃないのっ!」

なんだというんだ。新発売のおやつを新聞のチラシでチェックした。
明日はハムポンに買ってきてあげるつもりだったのに。

「ばっかじゃん・・・いいよもう」
それきりレイポンは黙り込んでしまった。掃除やエサをあげる係りを独占している
くせに。このところのレイポンは情緒不安定だ。

プルプルプル・・・・
珍しい事に携帯がなった。親は今海外に旅行中だし、かけてくる奴なんかいたろうか?
「はい。もしもし」
「・・・明日はひな祭り。あんたどうせ気づいてないでしょ」
霊感少女だった。ああ・・・そうか。だからレイポンはそわそわしてたのか。
「知ってたとも。ありがとう」
「・・・はいはい。じゃね」

明日は・・・何か関連グッズをハムポンのおやつを買うついでに買ってやろう。
豆をまくんだったか。男兄弟しかいないから、よくわからない。
最終更新:2007年11月06日 18:51