誰かまともなの書け!
6S8XhE03O 「誰かまともなの書け!」
Ic+276ZdO 「君が書いたらどうかね?」
6S8XhE03O 「な、何でわたしが書かなきゃいけないのよ!」
Ic+276ZdO 「なら大人しく待ちたまえ」
6S8XhE03O 「さ、指図しないでよね!」
Ic+276ZdO 「そんな口を利いていいのかい? 僕の父の奥さんのひとり息子はスーパーハッカーなんだ。 後悔しても知らないよ?」
6S8XhE03O 「何をするつもりなの!? …や、やめなさい!」
Ic+276ZdO 「…もう遅い」
6S8XhE03O 「お願い! やめて! そんな事されたら…わたし…わたし…!」
Ic+276ZdO 「さぁ、情報が入ってきた。ふむ…君の名前、住所、年れ……。……!!」
6S8XhE03O 「………」
Ic+276ZdO 「………」
6S8XhE03O 「………」
Ic+276ZdO 「…済まない」
6S8XhE03O 「………」
Ic+276ZdO 「知らなかったんだ…君が…。君がもう亡くなっていたなんて」
6S8XhE03O 「…わたしはただ、もっと物語を読みたかっただけなの…」
Ic+276ZdO 「…本当に、済まなかった」
6S8XhE03O 「もう良いわ…。もう逝かなくちゃ…。ここにはいられない…」
Ic+276ZdO 「………」
6S8XhE03O 「…サヨナラ。でも忘れないでね、天国にも物語を待っている人がいるって事…」
Ic+276ZdO 「……ああ」
Ic+276ZdO 「…約束するよ。君のために新しい物語を紡ぐ事を」
最終更新:2010年02月01日 21:29