『…ああ、暑い…』
窓を開け放ち扇風機を回すが、暑さはしのげるはずもなく…。
俺は布団に寝転がる…。『こんなんじゃ寝れねーよ…』
よりによってこんな日にクーラーが壊れるなんて…。
明日は大事な会議が在るのに…。
イライラと寝返り、熱さに耐えていると、ふと部屋が寒くなる…。
『何だ…?』
振り返ると、女の姿が…。
『あ…。』
驚きの余り、氷ついていると、女はぷんっとそっぽ向く…。
【明日は大事な日なんでしょっ!朝までこうしててあげるから早く寝なさいよっ!!】
『あ、う…?!』
驚いて、言葉を理解できずにいると女は顔を真っ赤にしながら言った。
【今夜だけだからねっ!】
『あ、ありがとう…』
【〃〃…】
翌朝起きると、朝食と弁当が用意してありました…。
彼女はクーラーが治った今も部屋に来てくれます…
最終更新:2011年03月03日 20:58