ほうほうの体で家に帰ると見知った少女が顔を隠してうずくまっている
そ知らぬ顔で言ってやる「おい?どうした?さっきも帰り道でそんな格好したオバケにあってさ…」

(∩∩)「それは…」「こんな顔だったかい?」∩(  )∩パッ (キャー!!)

「いや…」

∩(  )∩「?」

「お前みたいな顔の奴は知らないよ、サッサと家から出て行け」

「…あ、あの、違うの あのね、本当は私なの、私が化けてたの ね?ホラ、ね」∩(´・ω・`)∩ ポンッ

「まあ、最初から薄々は気付いてたよ…」

(;゚ロ)「な、何よ、じゃあ始めからそういえばいいじゃない 出て行け、とか意地悪言って…」

「うるさい!勝手に外に出るなって言っておいただろ!あんな悪戯までして、なに考えてんだ!?」

(´・ω・`)「そ、そんなに、怒らなくてもいいでしょ…ちょっとお迎えに行ってあげただけじゃない…」

「あのな、世間には怖い人間もたくさんいるんだぞ!お前のような狸娘捕まってみろ
実験材料か見世物か…悪くすれば処分されるかもしれないんだぞ!分かってんのか!?」


(つд;)「(フエッ)ゴ、ゴメンナサイ だって、ずっとお仕事にいってばっかで(グスン)、すごく寂しくて(グスン)、もしかして帰ってこないかもって(グスン)
なんか急に不安でたまらなくなって(ヒック)、怖かったけど表にとびだしちゃって、うずくまってふるえてたら○○の匂いがしたからうれしくて…(ズズーッ)」

「…そうか、最近一緒にいてやれなかったもんな、うん 俺も悪かったかな、ごめんな(ナデナデ)」

(つд;)「うん…私も、ごめんなさい(グス…)」

「明日はさ、お休みだから一日一緒にいような」
「そんでもうちょっとここに慣れたら街を案内してやるよ、俺と一緒なら怖くないだろ?」

(´・ω・`)「う、うん」´ヮ`)「エヘヘ・・・」

「うん、この顔だ」 

(´・ω・`)「?」

「今の笑顔は俺の良く知ってる狸娘の顔だよ」

´ヮ`)「もう・・・たぬきじゃなくてむじなだもんw」
最終更新:2011年03月04日 18:17