「あたしって、もう人気ないのかな・・・」
「そんな事ない、ツンデ霊はまだまだ健在さ。自信をもって・・」
「でも!」
俺の慰めを彼女の声が打ち消した。
「ずっと保守の連続で作品投下は無し、人気無いって事じゃないの!?」
「それは・・・」
「このままDAT落ち・・・消え去る運命なのよ・・・」
辺りを静寂が包み込んだ。
いつもは強気な彼女も、新スレのこの流れには消沈しているようだ。
「その為にスレ住人、俺達は頑張っている。まとめサイトを新たに立ち上げるのも
良作を知らしらめ職人を呼び込む為。今にきっと良くなるさ」
俺はそういって彼女に、ポケットに隠していた小包を見せる。
「何コレ?」
小包を受け取った彼女は、中の物を見て柳眉を逆立てた。
「キャンディ?馬鹿にして!あたしを餓鬼かなんかだと・・・」
「違う、今日は何の日か考えて欲しい。」
「え・・・と、3月14日・・・・・・あ!」
そう今日は特別な日、ホワイトデーだ。
「我々はツンデ霊が好きだ。この気持ちは変わらない、このスレは保守する。
どうか今しばらく待って欲しい」
真剣な場は慣れていないのか、彼女は目を逸らした。
「な、なによ、物好きな人たちね。」
「まあ君に怒鳴られたり殴られてたりしてるからね、物好きなのはわかってるつもりさ」
「フン、キャンディは気持ちとして受け取っておくわ。アリガトね」
「そりゃどうも、結構な値はしたんでね」
「値は張ってても味の方はどうかしら?アンタみたいにドン臭いんじゃない?」
「いや、俺のキスのようにあm・」
刹那、俺の視界が星型キャンデーに覆われた。
「キスの味が何?」
顎を押さえて俺は答えた。
「たった今、鈍い鉄サビの味に・・・」
最終更新:2011年03月04日 19:59