…足、いるか?…
聞いてしまった…。クラスの奴が突然何かを話し始めたと思ったら、この話だった。何でも、この話を聞くと三日以内に上半身しかないテケテケとゆう霊が現われ足を奪われるらしい。
これを回避する呪文みたいなのも聞いたが、忘れてしまった。
話を聞くとこの霊は、いじめを苦にして電車に飛び込み自殺をした女の子の霊だそうな。
「まぁ、信じてるワケじゃないけどな。」
いつもの帰り道でつぶやいた。家に着く頃にはそんな話も忘れ、いつも通りの一日が終わる、はずだった…。
二階の自分の部屋、寝る間際に部屋の電気を消そうとした時…
ズル…ズルズル…
何かを引きずるような音がした。
ズル…ズル…
部屋の外、廊下からだんだん近づいてくる…。
ズル…ズルズル…ズル…
やがて、僕の部屋のドアが開いて…。
霊「足、いるか?」
…言葉を失った。本当に現われるとは思ってなかったせいか、突然やってきたソレを見て一気に恐怖が襲ってきた。
ズル…ズル…
部屋に入りソレは近づいてくる。
霊「足、いるか?」
ズル…ズルズル…
霊「足、いるっ…痛っ」
僕「ん?」
突然ソレは痛がりだした。呆気にとられていると…
霊「な、なによっ!しょーがないじゃないっ!お腹から下が無いんだもの!てか、階段急すぎ!登るの大変なんだからねっ!」
僕「は、はぁ…お腹、大丈夫?」
霊「大丈夫なワケないでしょ!?腸が出ちゃってるんだよ!?でも、貴男話し聞いちゃったじゃない!」
僕「…ごめん、僕のために。」
霊「なっ…////べ、別に貴男のためなんかじゃないんだから!」
僕「うん…あ、それよりお腹痛む?」
霊「や、優しくしないでっ////……本当は、こんな…グスッ…姿…男の子に、見られっ…たく、なかったよぅ…グスッ」
僕「そんな事ない、キレイだよ。」
霊「なによぅ…私っ…グスッ…
口裂け女じゃ…ないっ…」
僕「…うん。」
霊「ねぇ…また、逢いにきて、いい?」
僕「君の話を聞くたびに、三日以内に来てくれるんだよね?待ってる!」
霊「うん♪」
…こうしてテケテケは去っていった…。
最終更新:2011年03月04日 20:13