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「ぐる゙じい゙…ずべー」
花粉症ってのは思ったより遥かに苦しいものだ
健康だけが取り柄でアレルギーとも無縁だった俺もついに花粉にヤラれた。

この春の真っ盛りに遭難やら山歩きやらしていたのだから当然とも言えるが。
薬を飲んだはいいが、やたらと眠くなるし…ま、病気には睡眠が第一だ。さっさと寝るに限る。

…タンタタン~♪タンタタタ♪タンタタタ♪

どれくらい寝たろう?
時間的には真夜中のはず。
夢現つの俺はリズミカルなステップの音で覚醒した。
しかし体はまるで石になったように動かない。

(か、金縛り!?ラ、ラップ現象?)
何とか目蓋だけは開きそうだ、しかしこういった場合目を開けたらロクでもない事がおきるのが定説だ。

意志の力を振り絞り目を固く閉じる。
そうしてるうちに謎のリズムはさらにビートアップしていく。



ズンタタ、ズンッ♪(ウッ!ハッ!)ズンタッタ、ズンタッ♪(ウッ!ハッ!)
激しく足を踏みならし踊り狂っている気配がヒシヒシと感じられる。
好奇心、猫を殺すとはよく言うが霊長たる人間も例外じゃない。
好奇が恐怖を上回り、俺はうっすらと目蓋を開けた。

そこにはあやしげなダンスを踊りまくるヤツの姿が!!
ヤツ→ttp://blogimg.m.livedoor.com/waraeru2ch/imgs/4/2/4298284a.jpg/view.cgi
(※画像見れません)

「うぉわあぁぁぁぁッ!?!」
思わず跳ね起きた。
「ひゃう!ヤ、ヤダ!驚かすんじゃないわよ!」

止めろっ!その中学女子のようなあどけない声でしゃべるのは止めろぉ!



「え、MPか!?おれのMPを吸い取る気だな!この妖魔め!」
「え!!ちがっ!これは花粉を分解」
「ええい!問答無用!これでも喰らいやがれぇ!」

アメリカ直輸入の枯葉剤をぶちまけた。
「いやぁぁぁぁッ!!」

おお、溶ける溶ける。効果抜群だ!
「ばかぁぁぁ!あんたなんか死んじゃえ!」

ヤツは苦悶の叫びをあげながら窓ガラスを突き破り闇に消えていく。
そう、ついに俺はあの悪魔に勝利したのだ!
続けて辺りを入念にチェック。
倒したら毒消しとか薬草とか落としそうな外見のくせに何も戦利品は見つからない。
「ち、使えないヤツだ」
…あれ?
何となく鼻がスッキリするし目も痒くない。

そうか!ヤツを倒した経験点でレベルアップしたに違いない!
俺は花粉すら克服したのだ!
きっとTILTOWAITを習得する日もすぐだ!
【続く】
最終更新:2011年03月04日 20:43