就職活動にも失敗した。
それ以前に単位も足りなかった。見通しが甘かった。
この時代、もう俺オワタwwww
という訳で、今ビルの上。飛び降りて人生オワタ。
なんか惰性で過ごしてきたような人生だったなぁ。
「何この遺書?センスの欠片もないわねっ『ボクはー氷河期のー』」
「なっおまっ人の遺書朗読すんなwwww」
「『先立つ不幸をーお許しくださいーみたいなー』ってみたいなってなんだよっ」
「ってかお前が誰だよっ」
人の渾身の遺書をひらひらさせながら、へんな女は見下すようにボクを見てる。
2ちゃんねるにも、既に自殺する宣言してる。もう後には引けなかった。
・・・そう。ねらーになったのが、ボクの人生の終わりだったのかも。
「氷河期ってどんな状態か知ってていってるの?説明してみなさいよっ」
「ちょwwww氷河期www」
「ちょっと苦しいからってすぅぐ『ボクちゃん死んじゃうーっ』ってバカじゃないのっ?!」
「・・・な、なんだよっ本気なんだよっ」
「本気なんだかどうだか『ボク自殺しマッスル』なんてスレ立てて、叩かれまくって引くに
引けないってとこなんでしょ?」
な、なんで知ってるん(ry
「おしマイケルっ」
おどけて踊る謎の女。む・・・ムカつくwwww
「・・・そんなんでしんでどうすんの?何が氷河期よ。三流大学のアンタが一流企業ばっか・・・」
「こ、言葉のデッドボールはいけないと思いますっ」
「・・・あんたのおばあちゃんが泣いて頼むから、説得に来たわけよ」
ハァ?ばあちゃんは俺が5歳の時、亡くなってた。俺は、ばあちゃん子だった。
「あんたの守護霊の一人なの。考えてる事丸解り。で、仕方ないから私もあんたの
2日間、観察してたわ」
「・・・2日間?」
「2日間」
「・・・昨日の夜も見てたの?」
「・・・・・・・・見てたわよ」
ちょwwwww俺最後の晩餐の自家発電wwwww見るなwwwww
「あれを許せるのはおばあちゃんだけね」
「おまwwwwいうなwwwww」
「ま、まぁとにかく。氷河期もわかんない三流大学留年のあんたが、死ぬだ生きるだわは
五万年早いのよ」
「大きなお世話されまくりだよっっ」
見つめる瞳は意外とまっすぐ。ヤバwwww昨日この瞳で見られてたwwww orz
「し、しらけた。帰る・・・なwww付いてくんなwwwww」
「おばあちゃんが心配してるからね。あんたバカそうだし」
「おkwwwww俺信頼ねぇwwwww」
最終更新:2011年03月04日 20:58