方法
①10人が携帯を持ち、円になる。
②10人が同時に右隣の人にコールする。
③すると、モバイルワールド(?)の住人のアンサーさんにかかる。

アンサーさんは9人の質問には何でも答えてくれるが、1人には逆に質問をする。
その質問に答えられないと携帯から手が伸びてきて、耳を引きちぎるという。

この噂をきいたA君たちは早速実践することにした。


手順通り円になって座り、右隣の子に電話をかける。

一瞬の沈黙。そしてみんなの顔が強ばる。そう、かかったのだ。右となりの子以外の何者かに。
低い女の声が電話から流れる。
「私アンサーなんでも答えてあげる。」
ませたNが聞く。
N「アンサーさんは何カップ?
アンサー「Cカップ」
キモイFが聞く。
F「し、下着の色と柄は?」
アンサー「水色のレースにピンクの小花柄」
思い思いの質問がつづく。
そしてSが聞く
S「好きな人はいる?」
アンサー「・・・いる」
S「誰!?」
アンサー「・・・・・質問は一人一つよ!」


Aはデリカシーのない質問の数々に怒りを覚えた。
A「おまえら、何でも答えてくれるからって、もうちょっと気を遣えよ!相手は女性だぞ!」
その場が静まり返る。
Aの携帯から急に声が聞こえた。
アンサー「私がアンサーよ。私の質問に答えられなきゃ耳を引きちぎるわよ」
Aは声が出なかった。
アンサー「・・・私が今どんな気持ちかわかる?」
Aは何も恐怖で何も考えられなかった。
アンサー「答えられないんだ・・・。じゃあ約束どおり・・・」
携帯から手が伸びる。Aは慌てて携帯を離すが間に合わない。

かぷっ

A「えっ・・な、何?」
携帯から出てきたのは手ではなく唇だった。Aの耳を優しく噛んでいる。

アンサー「耳に小さな傷があるのが見えたから・・・。消毒よ。耳をもらおうと思ったけど、傷のある耳なんかいらないからっ。
 ・・・次にやるまでに治しておいてよね。次は本当にもぎ取っちゃうんだから。・・・べ、別にまたあんたと話したいとか思ってないわよ!」
A「アンサーさん・・・、さっきの質問の答えは何?今、どんな気持ちなの?」
アンサー「別に・・・///さっき、あんたが下品な質問に怒ってくれたとき・・・」
A「・・・?」
アンサー「胸の中で赤い実がはじけたの・・・。」
最終更新:2011年03月05日 21:50