「なぁ?そろそろ降りてくれてもいいんじゃね?」
『あ?うるさいよ。あんたが悪いんでしょ?わざわざ山奥の廃村なんかに来ちゃってさ』
「いや、しかたがないっしょ?道に迷っちゃったんだから。ってか、いい加減左肩痛い」
『まったく、男のくせにだらしない。気持ちのいい肩してるくせに・・・』
「何か言ったか?う~ん、ガチガチだな。頭痛くなってくるわ」
『な!私が重いとでも言うの!?こんな可愛い娘に気に入られてるって言うのに!』
「いや、可愛いのは重々承知だし嬉しいが、四六時中常に乗られてるとどんなに綺麗な小鳥でも辛くなってくることもあるさ」
『え?えっと・・・大丈夫?』
「何赤い顔してるんだ?ふへぇ~、少し楽になった。お?微妙にひんやりしてて気持ちいいぞ」
『か、硬くなって座り心地が悪くなったからほぐしてるだけ!勘違いしないでよね!まったく。ここら辺はどう?』
「うほぁ~、最高~♪可愛い娘に肩揉まれるなんて夢心地~♪」
『う、うるさ~い!おとなしくしてなさい!』
「へ~い♪後で、お礼にクレープ食いに行こうぜ?」
『え?本当!?・・・うぉっほん。人を物で釣るんじゃない!』
「はははははは!ちょ、くすぐったいって!マジ!ちょ!や、ひ~!」
『約束は守れ~♪』


 ・・・・・・・・・・桜満開でしたね。
最終更新:2011年03月05日 22:46