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ふ、婦警さん、い、いま起った事をありのままに言うぜ。
俺、近くの池につりにいったんだよ。
そこな、神社の裏にあるんだけど、面白いようにつれるんだ。
さおを垂らすだろ、そしたらすぐにくいっと糸にかかる。
ほんの1時間足らずで俺のクーラーボックスは魚でいっぱいになった。
そろそろ帰ろうかと思ったときに気づいたんだ。
「この池 土地の神様のものにつき 釣りを禁ズル」の立て札に。
だけどなぁ、もうつった後だけに同でも良いと思ってそのまま帰ろうとしたんだ。
すると池の方から「おいてけぇ、おいてけぇ」と声が聞こえる。
気持ち悪いから俺はクーラーボックスを抱え一目散に逃げ帰った。
と、突然目の前に人が。当然ぶつかった。
大丈夫ですかと声をかけ相手を引き起こしたんだが…。
そいつには目も口も鼻もついてなくて、のっぺらぁっと…。

落ち着いてくださいだと、落ち着いてられるか。
おれは今、一生懸命逃げてきたんだ。たすけてくれ、婦警さん。
え、何? 魚はどうしましたかって、あるよ。ここにあるよ。
え、なに。これがどうしたって?かがみこんでないで助けてくれよ。
なに、なに?ぶつぶつと聞こえないよ。
こっちをみろよ、こっち・・・を!?
な、なんで顔を隠してんだよ、おい!!

「さっき見たのはこんな顔?」
!!!!????


俺が失神から目覚めたとき、あたりはもう暗かった。
俺は神社の境内に横たわっていた。横にはクーラーボックスがあった。
持ち上げると軽い。あのお化けが中身をもっていったんだろうか。
フタをあけると中に、一匹の魚とメモがあった。
そのメモには次のように書かれていた。
「全部は重いからおいて行くだけよ。もう2度とこないでよね」
最終更新:2011年03月05日 23:05