今日は記念すべき日になる。
ハムちゃ・・・ハムポンにお嫁さんを迎え入れたのだ。
吟味に吟味を重ねた。後ろにいるだろうレイポンは小姑のように
うるさかった。でも、満場一致でお嫁さんをゲットしたのだ。
「可愛いお嫁さんだね」
「ハムポンには物足りないけどねっ」
「仲良くしてくれるといいなぁ」
「ハムポンをたぶらかそうってもそうはいかないわっ」
やいやい言いながら家に帰り、新しいゲージでお見合いをセッティング。
いきなり同居はさせない。常識だ。
「ヨメポンッいい?いい気にならない事ねっ」
ヨメポン・・・?天地が激動したかのような眩暈に僕は倒れた。膝から崩れ折れた。
「ちょっどうしたの?大丈夫っ?!」
「い・・・いや。ひとつだけ確認したいんだ」
「な、何よ」
「いつ何時ハム子ちゃんはヨメポンになったんだレイポンッッ」
「レイポンッていうなぁっっ」
「ヨメポンと名づける奴が文句をいうなぁぁぁぁっっっ」
以来、レイポンとは口を聞いていない。だが、ヨメポンはヨメポンと呼ばないと出てこなくなった。
最終更新:2011年03月05日 23:30