ゲージ越しのお見合いも順調だった。
猛然とアタックするハムポンに、なんとなくツンケンなヨメポン。
まぁこれは必然で、子供を作るにはメスをオスのゲージ。
テリトリーに入れてやればいい。
今はメスが自分のテリトリーに入ろうとしているオスに警戒しているだけ。
ツンデレという奴だ。
そして今日。いよいよ同居に踏み切った。
レイポンはいないようだったが、決行した。まだ口をきいていないからだ。
メスポンを追いかけるハムポン。だが決していじめている訳じゃない。
これが求愛活動で、やがて子を授かるのだ。子ハムちゃん・・・
コハムポン1号、2号、3号・・・
首を振ってイヤな考えを消し去った。・・・1号ーって呼ぶと1号が出てきて、2号ーと
呼ぶと2匹目が・・・レイポンの手名付けテクならありえた。悔しい。
「あーっ何時の間に同居したのっ私っまだヨメポンを認めてないわよっ」
朝早くから響くレイポンの声。どうやら帰ってきたらしい。
「一昨日・・・かな。お帰りレイポン」
「レイポンって呼ぶなぁっ・・・もうそんなに?」
「うん。子供も生まれると思う。あんなに○○して○○。更にハムポンが○○」
「な・・・ちょっと何よ」
「で、ハムポンがぱたっと倒れちゃったけど、すぐ起きて○○○○して」
「なっ・・・ちょ・・・やーめーろーよー」
温度差が少しあったらしい。
最終更新:2011年03月05日 23:36