アットウィキロゴ
俺の高校には悪霊団が棲んでいた。
『お前を殺す』を合言葉に、三年間散々な目に遭わされた。

今日ようやく卒業できる。散々な日々にもおさらばだ。
式を終え、校舎を出ると、黄色い物が降ってきた。菜の花だ。そういえば花壇に咲いていた。
見上げると顔なじみの悪霊たちがそっぽを向いたまま屋上や窓辺に立っていた。
『お前がいなくなってせいせいするぜ!』
『この花は、あれだ、塩の代わりに撒いてるだけだぞ!』
『その、変な勘違いするなよ!?別に見送ってるわけじゃないからな!』
何故か目から水が出た。
最終更新:2011年03月06日 08:24