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お目付け役などとぬかして勝手に棲みついている悪戯妖怪(自称座敷童子)が拗ねている。
『何か忘れてはおらぬか?』
「…んん?買出しはこないだしたし…?」
『…うつけ者!』
ここ数日こんな調子。

今日も深夜バイトを終えて、途中コンビニに寄って帰った。
いつもなら文句言いつつも出迎えに来る妖怪が、何故か奥に引き篭もったまま。
何してるのかと思ったら、白飯と海苔で雪だるま?作って遊んでたらしい。
「食い物で遊ぶなっていつも自分で言ってるくせに」
『遊んでおるわけではないわってコラ何をするーーー!?』
飯だるまを食おうとしたら腕を齧られ、蹴飛ばされた。
『乙女心も理解できぬ無粋者め』
涙目で飯だるまをガードする妖怪。乙女とか言える外見年齢&実年齢ですか?
「悪かったって。土産やるから機嫌直せ」
ぶんむくれている妖怪に、コンビニ袋を差し出す。
中身はケーキと桜餅と雛あられと500mlペットボトル入りカルピス。
「雛祭り用とかって売り場が作ってあったからてきとーに」
『…う、その…。…あ、ありがと…ぉ…』
コンビニ袋を抱きしめながら膨れっ面のまま半眼で見上げる妖怪。機嫌直ったかな?
「あ、そだ。腹減ったんでお礼代わりにその飯だるま食ってい」
『矢張り御主は大うつけじゃ!!!』
怒声と共に500mlカルピスが俺の顔面を直撃した。

飯だるまはどうやら雛人形の代わりだったらしい。
翌朝『厄は御主が喰らえ』とか言われて飯に出された。
焼きおにぎり風に手は加えてあったし普通に美味かった。
最終更新:2011年03月06日 08:25