明日は〆切だこの原稿だけは落とせない。
(コンコン)
おや、誰だろう…?
「か、金をだしぇ!」
ちっちゃな女の子が大ぶりな包丁を構えてヨタヨタと入ってきた。
足が透けている。幽霊のようだ。
「うん、いくらいるの?」
「ごひゃくえん」
「何を買うの?」
「ほしいも。いっぱいかう」
「はい、五百円」
包丁の重みでつんのめりそうな幽霊少女のちっちゃい手に500玉を握らす
「…ありがと…べ、べつにうれしくなんかないけどね!」
「一人で行ける?付いて行ってあげようか?」
「うん…あ、あんたがどうしてもっていうならついてきてもいいわよ」
「包丁は重いから置いていった方が良いよ。手、つないで行く?」
「ん…だっこがいいな」
―
…マムマム
「ほしいも、美味しい?」
…アムアム
「うん。おいひ…ゲホ!」
「ああ!ほら、お茶!」
↑
ほしいもかじっているツンで霊の文字で脳裏に浮かんだ妄想。
最終更新:2011年03月06日 08:33