21 名前:
◆Zsc8I5zA3U? []:2007/07/03(火) 12:43:34.30 ID:9lcifR2U0
俺には双子の弟が2人いる。とはいっても歳はかなり離れているほうなので兄弟喧嘩もめったになく近所では非常に
仲の良い兄弟と通っていた。そんな俺たちであったが俺の就職が決まり一人暮らしをするようになってしまい、実家に
帰るのも面倒になってしまい、あまり会う機会もなくなってしまった。
そんな調子を2年ぐらい保っていると、流石に両親から無理矢理に帰郷せよという理不尽な命令を喰らってしまい
仕方なく家を出たときと同じように車で実家へと帰郷したのだが・・そこで俺の目の前にはとんでもない光景が
広がることとなる。
もう何年ぶりになるだろうか・・玄関で突っ立ってると2人の男女が此方へとやってきた。男のほうは見間違えるはずも
ない俺の双子の弟片割れでしばしの再会を喜び合ったのだが、もう1人の女性は一体誰であろうか、もしや彼女か・・?
しかしそんな甘い雰囲気もなかったのでもしかしたら俺以外にも親戚が来ているのかと思ったのだが・・女性は俺に
驚くべき言葉を放った。
「・・兄さん」
「へっ? もしかして・・」
俺には一つの言葉が頭の中で思い浮かんでいた。女体化・・それしか考えられない、だけどどっちが女体化したの
だろうか? 弟は一卵性双生児だったので家族やよく知る知り合いでないと区別がつかない、ましてや俺は2年近くも
家を離れてしまったのだから、どちらが女体化したのかはっきり言って全くよくわからない・・
必死に頭を悩ませる俺に2人の男女はじっと俺の次の言葉を待っていた・・
―fin―
最終更新:2008年09月17日 20:31