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◆Zsc8I5zA3U :2008/04/09(水) 23:41:49.11 ID:Nyv3wPcz0
俺の家族は代々受け継がれている神社を営んでる。どこぞやの話に出てくるありきたりの設定の慣わしのように
感じているがそれはあまり表に出さないようにしている、この世界には15、16歳で男から女に代わる奇妙な病が
あり、現役バリバリの男生活に終止符を打たされ、なり崩し的の流れのままこうして家族が営んでいる神社の
手伝いをさせられる。そして今日が俺の巫女とデビューなわけなのだが・・以上にたるい。
「うぃ~っす・・」
「あんた、ちょっとはやる気を出しなさい!!」
「俺は初心者なんだよ。姉貴みたいなベテランじゃねぇ」
姐にどやされながら俺は何とか正装を正し、ながったるい髪を簡単に整える。はっきり言って俺は女体化を受け
入れているとは言いがたい、どうせならお水やそこら辺の商売をしてみたかったのだが姐を初めとした家族に
あっさりと反対させられ半ば無理矢理とも言える形でややこしい研修期間を経て現在のような形になっている。
ま、最初の頃よりは大分マシになっているだろう。しかし、誰も俺の心情など気ほども理解してくれるはずもなく
こうしてまたどやされる・・
「全くもう・・まぁ、最初だからいいわ。まずは神社の周りを掃除しなさい、しっかりとね!!」
「へいへい・・」
「返事ぐらいはしゃんとしなさい!!」
「・・わかったよ」
見事な五月晴れ・・広大な神社を掃除する中で俺はお駄賃として賽銭ぐらいは少しごまかしてもいいんじゃないかと思った・・
最終更新:2008年09月17日 20:37