『とある おはなし』(後)

125 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 14:22:14.10 ID:vmv0zfvO0

こんやくパーティーからすうにちたったころ、いつものようにせいおうじょはたんれんをくりかえしていましたが、
いつものキレがありません。もっともぜんいんをなぎたおしておられましたが・・・いつものようにたんれんが
おわったあと、ひといきつきながらさむらいじょのツンとだんしょうをしています。

「はぁ・・全く我ながらキッパリと断りゃよかったぜ」

「いいんじゃないの? それに・・」

「何だよ」

「言葉と顔が合ってないわよ」

「ちくしょぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」

いきおいあまってせいおうじょはこぶしでかべをへこませますが、もやもやはぜんぜんはれません。
たいするなかのおうじはというと・・じぶんのいったことによくわからないようすでしたが、せいおうじとは
すこしようすがちがうようでした。

126 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 14:24:05.48 ID:vmv0zfvO0

「チッ、何であんな奴にいってしまったんだか・・」

「失礼ですが王子」

「・・何だ?」

「心なしか顔が綻んでいるようですぞ」

あらためてじゅうしゃにいわれるとムカッとくるものですが、じじつがじじつなのであまりおこれません。
それにかけるおうじはあらためてせいおうじょのことをおもいうかべるとべつのいみでからだがうずうずしてしまいます。

「ま、言ったもんは仕方ねぇ。こうなったらなんでも来いだ!!!」

そういきごみながらかけるおうじはぎょうむをこなしていくのでした・・


127 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 14:25:17.70 ID:vmv0zfvO0

そしてこんやくパーティーからすうじつご、ふたりのけっこんしきがやってきました。
ふつうのけっこんしきとはちがって、おうじとおうじょのけっこんしきではありますから
ごうかきわまりません。

かけるおうじのりりしいすがたはくにのあんたいをよかんさせましたし、せいおうじょの
ウエディングドレスすがたはろうにゃくにゃにょをとわず、みるものすべてのしせんを
あつめておりました・・が、とうの2りのひょうじょうはというとかなりふくざつそうです。
2りにつきそっていたツンでさえもあまりちかよりたくはありません。みちびきやく
でもあるしんぷさまもおなじしんきょうでしたがしごとがしごとなのでしかたありま
せん、しんぷさまはかおをひきしめるとかんりゃくかしたおきまりのせりふを2りにいいます。

「では・・翔王子。聖皇女を汝が妻として迎える事を誓いますか?」

「・・ああ」

「新婦、聖皇女。翔王子を汝が夫として迎える事を誓いますか?」

「・・おう」

「では誓いのキスを・・」

でました、ちかいのキスといえばいいいみでもわるいいみでもけっこんしきさいだいの
みせばです。かけるおうじはせいおうじょのベールをはずすとしんけんなかおつきでみつめます。

とはいってもないしんはしんぞうがバクバクしており、へいせいをたもつだけでもせいいぱいです・・
それはせいおうじょのほうもおなじでした。

128 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 14:26:17.90 ID:vmv0zfvO0

「来ちまったな」

「ああ」

「本当に良いのか? に、逃げ出そうと思えばいつでも逃げ出せるんだぜ・・」

かけるおうじのおおばくちです、ここでおじゃんになればナカーノおうこくのけんいはしっついして
しまいます。せいおうじょはかけるおうじのしんげんにおどろきつつもなんとかこきゅうをととのえるといさみだします。

「ハンッ!! てめぇにはいわれたくねぇな。こっちがしないなら俺から行くぜ!!!」

「お、おい――ッ!!!」

なんということでしょう・・せいおうじはごういんにかけるおうじのからだをうばうとそのままくちびるを
うばいました。しかもかわいらしいものではなくかるいかんじではありません、ディープです! ディープ!! 

このこうけいにはまわりはむろんのことせいおうじょのしんきょうをよくしるツンもめがてんです。
しばらくのときがたったあと・・ようやくせいおうじょはかけるおうじをかいほうするとしんぷにゆびをさして
つよいくちょうでこういいました。

「これでいいんだろ!!!」

「え、ええ・・これでお終いです。お疲れさまでした」

しょうじきしんぷはこんなことしかいえません、こうしていろいろないみでわすれられないけっこんしきは
まくをとじました。しきがおわったあと、せいおうじょはかおをまっかにしながらツンにいまのじぶんの
しんきょうをへどしていました。

129 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 14:27:11.59 ID:vmv0zfvO0

「なななな・・なんてことしちまったんだ俺は!!!!!!」

「見てる方が一番驚いたわよ。まさかあんたがあんな大胆な事をするなんて・・」

「そりゃ・・成り行きってやつだ!」

せいおうじょはむりやりじぶんをなっとくさせますが、ぜんぜんなっとくできるはずがありません。
しかしながらわるいきはぜんぜんせず、むしろじゅうじつかんすらかんじられます。

「・・これから俺はどうなっちまうんだよ」

「悪い事にはならないはずよ。後・・」

「なんだよ」

「自分の気持ちに素直になったら?」

「・・・」

ツンのことばにせいおうじょはなにもいいかえせませんでした、たいするかけるおうじがわのほうは
というとせいおうじょのとっぴなこうどうにこんわくするばかりです。

130 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 14:27:42.90 ID:vmv0zfvO0

「いや~・・言葉に出来ませんな」

「まさかあいつがあんな大胆な行動を取るとは・・」

かけるおうじもせいおうじょのこうどうにはしょうじきいってわけがわかりません。
もしかしたらゆめなのかとおもいたかったのですが、しかしみょうにのこったくちびるのかんかく
からしてこれはまぎでもないげんじつです。これからしょうがいのはんにょとなるせいおうじょの
ことをかんがえるとあたまがおもくなりますが、いやなかんじがしません。

それにこころなしかせいおうじょのことをかんがえるとどこかはれやかでるんるんきぶんと
なります、どうやらかけるおうじはみもこころもせいおうじょにひかれてしまったようですが
かんじんのほんにんはまだみとめられませんが、そのきもちがうれしいのもたしかです。

「俺は・・これからどうなるんだ」

かけるおうじはそうつぶやきながら、つかれたからだをやすめることにいたしました・・


131 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 14:29:49.89 ID:vmv0zfvO0

せいきのけっこんしきからすうじつご、さまざまなぎしきをおえてせいおうじょはツンとともに
ナカーノおうこくへとみをよせました。せいおうじょはまずじぶんのたんれんのばとナカーノおうこく
がわにようきゅうしてそれいこうはなにもようきゅうはしておらず、こくみんのほうもせいおうじょが
もっているもちまえのひとがら(?)とびぼうによってらいほうをよろこびました。

それにせいおうじょがせいしきにナカーノおうこくにとついだことでサガーラていこくとのあいだに
きょうこなどうめいかんけいがうまれ、りょうこくをこうりゃくしようとかくさくしていたくにぐには
そのきょうだいさにあたまをさらにいためることになりました。ただえさえナカーノおうこくと
サガーラていこくは1つ1つがきょうだいなのにそのくにがどうめいをむすぶとなるとての
つけようがありません。それにせいおうじょがとついだことによってさがーらていこくはよつぎが
いませんので、かけるおうじがおういをけいしょうするときょうだいなこっかがたんじょうすること
にもなりますのでよろんのはんのうはすさまじいものです。

そんなおとなのじじょうはおいておいて、せいおうじょがこられたとなるとおうしつかんけいしゃや
こくみんのちゅうもくは“よつぎ”のなにものでもありません。いろんないみでちゅうもくがあつまる
せいおうじょですが、かんじんのふうふせいかつはというと・・

「なぁ、俺達は仮にも夫婦な訳だからそろそろ一緒に・・」

「ハァ? ふざけんな!! 俺は結婚は承諾したがまだてめぇのことを認めちゃいねぇ、そんじゃお休み」

「お、おい!!」

そういってせいおうじょはかけるおうじをやりすごすとそのままじしつにもどり、ごていねいにもかぎをかけて
シャットアウトしました。きたいのよつぎがたんじょうしないのはこれにあります、せいおうじょはけっこん
こそしましたがかけるおうじのことはいまだにみとめておらず、ゆびいっぽんたりともじぶんにふれさせよう
とはしません。それゆえにかけるおうじはべっしつでねることをよぎなくされ、ためいきばかりのむんむんと
したまいにちをおくっておられました。


132 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 14:30:48.84 ID:vmv0zfvO0

「ハァ・・」

「王子、心中を察しますお」

かけるおうじにはなしかける1りのおとこ・・かれはあたらしくかけるおうじのじゅうしゃににんめいされた
ブーンです。まえのじゅうしゃはねんれいがねんれいでしたのでじゅうしゃというしょくぎょうをしりぞき、
そのこうにんとしてブーンをしめいしたのです。ブーンはゆうしゅうなのにはかわりないのですが、どこか
まがぬけていたのでそこがしんぱいされるところです。

「いいよな、お前は・・あいつの侍女とよろしくやってるんだから」

「そ、そんなことないお!! 確かにツンは少しきついけど・・ああみえても優しいお!」

「畜生!! あいつは昔からいつもこうだ、女になったからとはいっても中身はちっとも変わっちゃいねぇ!!! 
    • ただ、ちょっとは2人きりでいてもいいもんじゃねぇかよ」

いやもいやもなんとやらというやつです、かんぜんにかけるおうじはせいおうじょのことがきになってしかた
ありません。それにブーンのほうはツンとのうわさがたえません、なかにはけっこんするとかどうのこうの
までのはなしがでており、すでにけっこんしているかけるおうじにしてみればめのどく・・いや、みみのどくと
いうものです。いまだにじぶんのみさおをあずけてくれないせいおうじょにやきもきしながらかけるおうじの
ばんはふけてるばかりでございます。

せいおうじょもじしつでのんびりしながらもどこかやるせなさをかんじてしまい、ちょうしがあがりません。

136 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 15:04:10.62 ID:vmv0zfvO0

「ふぅ、なんだかな」

せいおうじょもなにもすきこのんでじしつにいるわけではありません、ひにひにたかまってくるこころの
きょむかんにからだへのよっきゅう・・これをみたしてくれるのはほかならぬかけるおうじです。

しかしせいおうじょかたくなにそれをこばんでいます、いまだにおとこのほんのうがのこっているのでしょうか?

「クソッ、あいつの事を考えてたらまた寝れなくなる」

さいきんになってせいおうじょはかけるおうじのことをかんがえるあまり、すこしばかりのねぶそくです。
こうしておたがいのぶきようなせいかくのためくにのさいじゅうようじこうはいまだになされてはおられま
せんでした、ナカーノおうこくのこくおうさまはこのじょうきょうにかなりあたまをかかえてしまいサガーラ
ていこくのこくおうさまとはなしをまじえなんとかだかいさくをうちだしていました。

137 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 15:05:16.77 ID:vmv0zfvO0

「申し訳ない、ナカーノ王国の国王陛下」

「サガーラ帝国の国王陛下、そう謝ってもらわなくても・・あの2人は元から仲が悪いのだから仕方あるまい」

「しかし2人ともいい歳だ。そろそろ大人になって欲しいものだ」

「だが、簡単にはいくまい・・」

こくおうさまもそろそろいいねんれいです。ほんねとしてはいんきょをしておういをゆずりたいのはやまやま
なのですが、かんじんの2りがああなのですからまだまだあんしんはできません。ながすぎるトップの
ざいせきはくににとってのちのさまざまなへいがいをのこしますからはやいところ2りのなかをどうにか
しなければくにのそんぼうにもかかわってきます。

「こうなれば適任者を探すしかあるまい」

「そうだな。あの2人を容易く従える人間を探すしかないな。じゃあこのことは・・」

「極秘にしておこう。こちらも国を上げて探すことを約束する」

「こちらも善処する」

こくおうさまがたのくにをあげてのひっそりとじんうつさがしをすすめました。しかしげんじつというものは
そんなあまいものではないものでひとさがしはなんこうをきわめ、ときにはたこくのにんげんもリサーチを
しましたがなかなかみつかりません。たびかさなるひとさがしにたいぐうよりおおめのきゅうりょうときゅうか
につられたたんとうをしたへいしたちはいやけがしながらも、ちゅうせいしんをはたらかしてすすめました。
そんなどりょくがみのったのか・・しょるいしんさとめんせつをとおしてとあるじんぶつがさいようされることになりました。

138 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 15:06:28.03 ID:vmv0zfvO0

「新しい・・」

「宰相だって!!」

「そうだ、前任は体調を崩したのだ。今度から宰相となった礼子だ、才能や頭脳・・それに経験も申し分ない
いろいろと補佐をしてもらえ」

とつぜんのナカーノこくおうさまからのおたっし、それはあたらしいさいしょうのしょうかいでした。
とつぜんのことにおどろく2りでしたが、こくおうのめいれいはぜったいですのでうけいれるほかありません。

あたらしくさいしょうとなったれいこは2りにかるくあいさつをしますが、はなたれるそのふんいきはと
いあつかんはひゃくせんれんまの2りをからだのそこからふるえあがらせます。

「どうも、皇女様に王子様・・よろしくおねがいね」

「「あ、ああ・・」」

このれいこのしゅつげんは2りにおおきなへんかをもたらすこととなります。

139 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 15:07:31.24 ID:vmv0zfvO0

あたらしくさいしょうにしゅうにんしたれいこ・・じぶんのおかれたじょうきょうをてきせつにはんだん
しながら、ながねんつちかったけいけんをふるにかつようして2りをみちびくことにします。

まずはせいおうじょのほうです・・

「なぁ、宰相になる前は何をしてたんだよ」

「別に何もしてないわ。それに女の体には慣れたの?」

「ああ、一応な。まだ少しわかんねぇこともあるが・・」

れいこのものやさしいふんいきにさいしょはけいかいをしていたせいですが、じょじょにそれもゆうわされ
じしんのそうだんをいえるなかになりました。もちろんなやみはあれです・・

「なぁ、俺はあいつの事どう思ってるかわかんねぇんだよ。一応大々的に結婚したとはいえなんだかな・・」

「じゃあ、嫌いなら自分の国に帰ればいいじゃない。彼とは嫌でも離れられるわよ」

「あ、あのなぁ!! ・・それが出来たら苦労しねぇよ」

「・・それに彼のことは嫌いじゃないんでしょ。そうね、一緒にいるとむしろ安心感するとかね」

「なっ!!!」

れいこのいってることはずぼしなのでせいおうじょはいいかえすことができません、れいこはくすりと
わらいながらもじしんのけいけんをこうりょしながらやんわりとせいおうじょにかたりかけます、こうして
みるとせいおうじょもふつうのおんなのこみたいですね。

140 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 15:10:10.69 ID:vmv0zfvO0

「それをね、恋っていうのよ。それには男女の事なんて関係ないわ・・
彼のことはそろそろ信頼してもいいと思うわ。それに・・もし彼があなたに愛想を付かして側室をつけたらどうなる?」

「もちろん気にくわねぇ!! あいつごときに側室なんざ絶対に認めんぞ!!!」

「じゃあ、後はあなた次第よ。皇女様」

「・・わかったよ」

れいこのことばがジーンっとしみわたるなかでせいおうじょはかけるおうじのことをおもいはじめるのでした。
そしてせいおうじょのそうだんがおわってさいしょうとしてのやくしょくがら、かけるおうじのへやでぎょうむを
てつだうこととなります。

「王子、随分と奥さんのことで悩んでいる見たいね」

「ああ・・あいつとは昔から色々あるが女体化して夫婦になるなんて信じられねぇんだよ」

いままでぐちのひとつをまわりにこぼしてなかったかけるおうじですが、せいおうじょとどうようにれいこには
すんなりとはなすことができました。

141 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 15:12:32.15 ID:vmv0zfvO0

「だけどなぁ・・あいつは見た目はああだが中身がひん曲がってるからな」

「・・」

このかけるおうじのことばにれいこからはくろいオーラがでます、それにきずかないかけるおうじは
ひごろのうっぷんをかたりはじめますが・・れいこのどせいがへやじゅうにひびきわたります。

「てめぇがそんなんだからいつまで経っても進まねぇんだよ!!」

「お、おい・・一体どうs」

「いいからそこに座れ!!」

「は、はい!!!」

かけるおうじはとつぜんのれいこのひょうへんにおどろきながらもほんのうでさからってはいけないと
ちょっかんするとそこにすわりました。れいこのほうもふだんかけるおうじがすわるいすにすわりながら
ふところからもっていたたばこをとりだすとそれをすいながらげきをとばしました。

「いいか!! 男ならな、そんなみみっちい事なんか気にせずにてめぇの道を切り開くもんなんだ!!! 
皇女はまだ見知らぬ土地で生活してこの環境に不慣れだ、だったら支えてやるのが男ってもんだろ!!!!」

「だ、だけどさ・・あいつは寝室に入れてくれないんだぜ」

「だったら振り向かせて見ろ!! もしあいつが他の奴と寝ていたらどうなんだ!!!!」

そういってれいこはタバコをけしてまたあらたなタバコにひをつけると、そのままかけるおうじのはんのうを
まちます。はたからみるとおうじとさいしょうなんてだれがよそうするでしょうか? しかしくちょうはああですが
れいこのことばにはなにやらおもいがあります、かけるおうじはそのことばのおもさをうけとめます。

143 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 15:13:48.27 ID:vmv0zfvO0

それにせいおうじょがじぶんいがいのほかのおとことねていたら・・そんなよそうをするだけでもけんおが
しますしそうぞうしたくありません。

「納得できねぇ!!」

「だろ! なら皇女の想いを受け止めてぶち破ってこい!!!」

「何だかよくわからねぇが・・やってみる!!!」

このできごとがきっかけになったのかはわかりませんが、これいこうせいおうじょはすこしずつじぶんを
みとめはじめ、かけるおうじもねばりにねばってせいおうじょにくいさがって・・ようやく2りはたがいのおもいを
ぶつけあってほんとうのいみでふうふとなりました。

それからはいっしょにしんしつをともにするなり、すうねんごはよつぎをもうけることになりました。
こくおうさまたちもそれをかくにんするとかけるおうじにおういをけいしょうし、ナカーノおうこくとサガーラおうこく
はへいごうし1つのこっかとしてのみちをあゆむようになって、それからはふはいやふせいにたちむかい
ながらぶじにあんたいしたということです。

とうの2りはむすばれてからというものの、ベタベタとあまいせいかつをおくりいちぶのこくみんからは
バカップルとひょうされるぐらいに、じゅみょうでなくなるまでなかむつまじくくらしたようです。

144 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 15:15:42.87 ID:vmv0zfvO0

おまけ とあるいっしつでのかいわ

「いや~、礼子を起用したのは正解だったな」

「これでお互いに隠居が出来たことだし国も安泰じゃ」

「礼子・・出生は不明だが、女体化を経て元暗殺部隊隊長と勤めて壮絶な血みどろの引退劇を繰り広げる」

「その後、彼女は1人の男性と結婚をするものの流産をして産めぬ体となる・・だったな。
一時はどうなることかと思ったが、あの2人がくっついてよかった」

「後は2人に任せよう。きっと素晴らしい時代が幕を開けるだろう」

どうやられいこをさいしょうとしてきようしてせいかいだったようです。こうしてぶじにいんきょができた
わけですからあとはおもいのこすことはないでしょう。それにあの2りならこのくにをいいほうこうへと
みちびいてくれることでしょう

145 名前: ◆Zsc8I5zA3U (広島県) 投稿日: 2008/09/15(月) 15:16:26.39 ID:vmv0zfvO0

おまけのおまけ(真の本編)


原稿を書き上げ、満足感に浸っている1人の女性・・彼女の名前は中野 希(25・既婚)母親譲りの
美貌と強さに父親譲りのその頭脳で小説家と言う職業にたどり着く。歴代の作品は今はもう僅か
しかない女体化もの・・今日書いたのもそのお話だが、なんでも自分の両親の馴れ初めをアレンジ
したもの、担当のプギャーが出来上がった話を見るが依頼しておいた子供向けにしては少し話が現実過ぎる。

「出来た!! ふぅ~、我ながらいい作品を買いたわ」

「希ちゃん、これって今の子供にわかるかな?」

「大丈夫よ。コンセプトとしては今の子供に女体化の事実を関節的に知ってもらおうって奴だから」

希の言葉にプギャーは少しばかり押し黙るが、作品としては結構面白いので書籍化しても問題はないだろう。

「・・ま、面白いからいいけどね」

「フフフ・・目標は児童小説よ!!!」

この小説が発行された後、飛ぶように売れて瞬く間にベストセラーを記録し希の小説家の地位をより高くした
のだが・・主な愛読者は当初の予定である児童ではなくその上の年代の大人だったと言うことだ。




めでたし、めでたし

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最終更新:2008年09月22日 23:35
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