「何故こんなコトをしたんだ!」
ああ、なんでこんなことになったんだろう…。
そんなコト、私にきかないでよ…。
「オイ!聞いてるのか!?」
聞いていない。聞かれてもわからないもの。聞く気も無い。
隣で…なんて言ったっけ。なんでもいいや、生徒会の会計が慌ててる。
先生はずうっとどなってる…。
…そんなのどうでも良いか。はやくおわらないかな…。
―「何すんだよ!離せよ!」
「黙れ!」
ゴッ!
「あ゙ぅっ!」
夕暮れの体育倉庫、私は親友に組み敷かれていた。
数日前に女体化したばかりの私はあいつの
「部活の後片付け手伝ってくれ。」
っていうのに騙されて、ホイホイついていっちゃったんだ。
で、ムリヤリ押し倒されて、殴られて、犯された。
―「マグロで構わねぇ。声は出すなよ。」
―「ッハハァ!お前が先になってくれて大ラッキーだなぁ。」
元々危ないヤツだと思ってた。でもそれは下品な冗談だと思ってた。
けどあいつは、女体化が差し迫ったと見るや…戸惑い無く私に手を出した。
―「何だ。一丁前に泣いてやがるのか?」
―「なくのなら、俺を喜ばせるように鳴いて見せてくれよなぁッ!」
―「オメーは負け犬なんだよ。何も出来ず、女になるしかなかったなぁ。」
―「俺は違ぇ。こんなコト、男じゃねーとできねぇからなぁ…フヒヒ。」
その後のコトは良く覚えていない。
写真を撮られて…気が向いたらやられて…それから…
そうだ、あいつが商売始めたんだった…。
―「おい、今日だけで4万だぜ。童貞どもは必死だねぇ。笑いが止まらねぇぜ!」
―「逃げるんじゃねぇぞ。お前だけを犯人にする準備はできてるんだからなぁ。」
―「しっかし、あの生徒会のメガネ野郎、相当好き物だな。いくら持ってやがるんだか」
―「今日も来たぜあのメガネ。俺が言うのもなんだが、ヤベェ臭いがするな…。」
「お前ら!そこで何をやっている!」
…それで、いつものメガネが来たときに、先生にみつかったんだ。
なんか、メガネは会計で、色々誤魔化しながら私のトコロに通っていたらしい。
―「何故こんなコトをしたんだ!」
ああ、なんでこんなことになったんだろう…。
そんなコト、私にきかないでよ…。
最終更新:2008年10月05日 14:28