2008 > 10 > 26 無題

 この学校……いや、この世界にあんな俺好みの巨乳でかわいい女の子が居たなんて。
 皆さんはもし、教室の扉を開けてすぐそばの、自分の机にそんなかわいい子が足を組んで座っていたら、どうするだろうか?
 俺は、とりあえず扉を閉めて回れ右、廊下の窓から見える晴れ渡った空を見つめ、ため息を吐いた。
 もちろん心を落ち着かせる為であって決して胸とかニーソのくい込んだ太ももとか見て興奮した俺の息子を鎮める為とかじゃないから。
 三回程深呼吸をし、その場にしゃがみ込んで頭を抱えた。
「かわ、いい」
 ちょっと目が合っただけなんだけど、俺はすっかりそのかわいい子に恋をしたみたいで、胸の高鳴りと暴れん坊な息子をどうするか悩んでいた。
「おい、なにしてんだ? ムッチー」
 背中にずっしりと重みが掛かり、鈴の音みたいに綺麗で澄んだ声が耳元で聞こえた。
 それがさっきの女の子であろうと俺は考えるわけで、そしたら背中に当たっているのは紛れもなく大きな夢と希望の詰まったソレであろうという結論に至るわけで……
「うわあぁぁぁぁぁ!!」
 とっさに立ち上がると、重さは無くなったが後ろから「いてっ」という声。転ばせてしまったと振り返ると、すごいものを、みてしまった。
「黒……レース……ぱん、つ」
 鎮まりかけた股間の息子がはちきれんばかりに膨らむ。
 転んだ女の子は頭を打ったのか、捲れたスカートはそのままで気にするのは後頭部ばかり。俺の独り言でようやく下着が丸見えなのに気付いたらしいが、それを隠そうとする気配はない。それどころか、足を開いて挑発してきた。
「ブラもお揃いで黒なんだけど……この中見たい?」
 ニーソがくい込んだ太ももに黒の下着なんて凄くエロい。
 俺は何も言えず、トイレに駆け込むしかなかった。
 三回程でようやく治まった息子の腫れに自己嫌悪。しかしこれはあの女の子が……あれ? あの子、何者だ?
 最近連休している幼なじみは、いつも俺の机に座る。あだ名(睦なのでムッチー)は幼なじみしか使わない。今まで冷静になれなくて気付かなかったけど、もしかして……あの子……
「か、かず、き?」
 自己嫌悪どころじゃなくなった。しにたくなった。

おわり


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最終更新:2008年10月30日 02:28
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