2009 > 12 > 10(木) ID:1YQbVCAo

白に便乗

「お前、この間のツケ払わずじまいだよな」

「仕方無いだろ・・・?こんな事があったんだから」

こんなこと。つまり、こいつは女体化したわけで。
まぁ、経緯はこうだ。
金曜日をいいことに夜明けまで徹夜マージャンをしていたところ、こいつが急に倒れこんで女体化しちまったわけ。
しかも、2回ハコテンしたうえ、そのままドロンしやがった。
だから、仕方なくツケという事でその場を収めてやったわけだ。

「ツケの請求を求める」

「ぐぅっ・・・・無理・・・」

「はぁ!?あの時俺がどれだけ苦労して場を治めたと思ってる!」

「ぐぐ・・・でも無理なんだ・・・」

「なにぃ!?理由を述べろ!」

「・・・服とか色々使った・・・だから、無い」

「なんということを・・・・」

支払いを期待した俺はバカだった。
無いものを払えと言ったところで、これは堂々巡りだ。
しかし、このままではツケ提案者の俺が支払わされる事となるだろう。
まぁ、これは確定・・・悔しいが確定だ。
しかし、これでは俺の気持ちも治まらない。場が治まっても俺が治まらない!

「ならば、いい案がある。これを飲めば俺はお前のツケを払ってやる」

「ほ、本当か!?」

以前とは似ても似つかない可愛らしい顔を、眼前に突きつけられて俺は少々ひるんでしまった。

「うぐ・・・本当だ」

「よかった~~あいつらじゃ来月まで待てとか無理だもんなぁ~」

「・・・色だ・・・」

「え?」

「今すぐ・・・今着用している下着の色を言え」

「ええ!?」

「これが俺の請求する対価だ・・・言え!今すぐに言え!」

「えぇぇぇぇ!?な、なんで!?」

「何でも糞もあるか!俺はこれから貴様のとんでもないツケを払わされるんだ!」
「これくらいの役得があってもいいはずだ!!俺の今月を返せ!!」

「ぐ・・・わ、わかったよ・・・」

こいつは、俯きながら顔を赤らめて頷いた。
これが堪らなく可愛くて、それだけで満足した気分になった。

「えっと・・・その・・・・あぁ・・・恥ずかしいって・・・」

「うほ、これはたまら・・・」

「え?」

「いや、なんでもない・・・・」

「んと・・・それが・・・その・・・・・・ま・・・」

「ん?あんだって?」

「しましま・・・・上下共々しましま・・・です・・・・」

「なんとーーーーー!!」

「ど、どうした?」

俺は鼻血をたらしてその場に倒れこんでしまった。

「あらら、こんなにウブだったなんてね・・・・仮に見せてやったら次はどうなることやら」

「そうだ!次もこの手でいこう!次は何にしよっかなー」


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最終更新:2010年09月04日 21:26
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