あれからまた、結局同じ手にひっかかった俺は奴の二度目のツケまで払うはめになっていた。
流石に三度目の対局前に奴の手を察した俺は…
「一度目は俺が言い出した事とはいえ、流石に俺が破産してしまう」
「あ、ひどいなぁ。今日もあたしが負ける事前提なんだ?」
「そうだ。もうこれ以上お前の勉強代を肩代わりできん」
「えっとねぇ、今日の色はぁ…」
「あーあーあー!!何も聞こえない!!」
「やだなあ、冗談だよ」
「だといいが…」
「あ、そうだ!あの二人に試してみようかな?」
「!?…ゴホン!そう言う事俺の前で言う!?」
「…ふぅん。あの二人にはダメなんだ?」
「え!…ダメってか…その」
「あはは、いいよ。言わないから」
「そ、そっか」
「でも、どうしてダメなのかな?」
「お、俺はなにも脱衣麻雀やりに行ってるわけじゃないん…」
「あ、話題そらしたな!わかってるよ?それ、ドクセンヨクってやつっしょ?」
「うっ!そ、そんなんあるか!元男相手に!」
「あ、それ傷つくなぁ…あっ!」
突然の神風に奴のスカートがめくりあがり、下半身に着用しているアレがあらわになる。
「し、しまぱん!!」
どうやら、本当にしまぱんだったようだ。
「み、みたなぁ~!!」
「あ、今のノーカンね」
「あうぅ~……」
今日の所は俺の勝ちだな。
最終更新:2010年09月04日 21:28