『ユニゾン～ココロかさねて～』

～放課後・校門～

辰哉「いやー、今日は三月三日だな！」
狼子「そ、そうだな・・・なんだよ」
辰「ところで今晩のご予定は？」
狼「え？・・・な、何もないけど・・・」
辰「そうかそうか！だったらいいんだ！はっはっは！じゃあまた明日な！」
狼「なんだあいつ・・・」

狼「・・・」

　プルルル　…　ガチャ

母『・・・はい』
狼「あ、お母さん？・・・狼子です。あのね、今日、・・・」
母『・・・どうしたの』
狼「今日ね・・・誕生日・・・だから・・・」
母『・・・』
狼「・・・」
母『・・・ごめん。会いにいけないわ』
狼「・・・」
母『・・・ごめんなさい』

　ガチャン　…　ツー　ツー　ツー　…

狼「・・・」

狼「・・・もう・・・やだ・・・」

～夕暮れ・狼子の部屋前～

辰「・・・準備は？」
祈美「・・・おｋ」
刹那「・・・(コク」
ズゴック(犬)「アウ」
辰「よし・・・せぇーのっ、」

～狼子の部屋～

辰「誕生日おめでとーーーーーーー！！！！(パン！」
祈「女一年目おめでとーーーーーーーーーー！！！！(パパン！」
刹「～！(パン！」
ズ「！？キャンキャンキャインキャイン！！！(バタタタタ」
辰「おめでとー・・・あれ？」
ズ「アウ？」

狼「・・・」

辰「・・・狼子？」
祈「狼子さん・・・？」
刹「・・・？」

　ビカッ！

辰「うおっ！？」
祈「ちょｗｗｗｗｗｗｗ狼子さんが光り始めたｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
ズ「キャン！キャン！」

　ビカカカカカカカヌルポカカカカカカカカカカカ！！！！！

祈「うおっ、まぶしっｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
辰「なんだこりゃ！？何が起こってるんだ！！？」

　バキーーーーーーーーーーーーン！！！！！！！　・・・

祈「バｗｗｗｗｗｗｗｗキｗｗｗｗｗｗｗーｗｗｗｗｗｗｗｗンｗｗｗｗｗｗｗｗとｗｗｗｗｗｗｗｗかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
辰「・・・お、収まったか・・・？」
刹「・・・？～！～！！～！！！（パタパタパタ」
辰「え？なに？刹那ちゃん？どした？・・・え？」

？「あう～・・・」
？「ううう・・・なんだよオイ・・・」

辰「え？え？え？お、お前らは・・・」

狼♂「ん？なんだテメーどうした？俺のツラになんかついてんのか？」
狼♀「あう～・・・辰哉さ～ん・・・」

祈「ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
辰「ろ・・・狼子が・・・二人・・・」
ズ「キャン！キャン！キャイン！キャイン！」

狼♂「・・・あんだって？うお！？なんだテメー！！？」
狼♀「あう～・・・いじめないでください～・・・」

辰「しかも・・・男と女に・・・」
祈「テｗｗｗｗｗｗｗｗラｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗカｗｗｗｗｗｗｗｗｗオｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗスｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

狼♂「・・・マジで！？俺が男に！！？あ、つｗｗｗｗｗいｗｗｗｗｗｗてｗｗｗｗｗｗやｗｗｗｗｗｗがｗｗｗｗるｗｗｗｗｗｗｗｗ」
狼♀「うえ～！おっぱい大きくなってませ～ん！」
狼♂「俺のビッグマグナム帰って来たっしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
狼♀「うえ～！」
辰「待てｗｗｗｗｗｗｗテメーのはマグナムじゃなくてデリンジャーサイズだろーがｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
祈「ショウヘイヘーイｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
狼♂「なんだとテメーぶっ殺すぞこらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
狼♀「うえ～～～！！！」

刹「ー！ーー！！ーーー！！！」
ズ「・・・アウ。（もう！みんな！そんなことをしている場合ではないでしょう！と申しております）」

辰「・・・そ、そうだ、こんなことしてる場合じゃない・・・ろ、狼子・・・？」
狼♂「・・・あんだ！」
狼♀「えへ～、辰哉さんなんですか～？」
辰「ちょ、調子狂うなお前ら・・・い、いや、その、なんだ、お前ら、なんでそんなことに・・・」
狼♂「知るか！」
狼♀「えへ～、わかりませ～ん」
祈「皆目見当つきかねます」
辰「・・・だ、だよなあ・・・そうだよなあ・・・うわあああ・・・どうすりゃいいんだこれ・・・」
狼♂「おい」
辰「これも女体化の症状なのかなあ・・・いやこんなの聞いた事ねえよ・・・なんだこれ・・・」
狼♂「おいテメー。何を悩んでんだ」
辰「ううう・・・え？だってお前、そのままじゃ困るだろ？元に戻らないとさ・・・」
狼♀「え～？私このままで平気ですよ～」
辰「え？いや、そのままだと、そのー・・・お前だけじゃなくて周りって言うか、その・・・俺が困るような・・・」
狼♂「あん？なんで俺様がテメーらに合わせる必要があるってんだ？」
辰「え？ろ、・・・えー・・・狼子？」
狼♂「折角男に戻れたんだ！テメーらに邪魔されてたまるか！あばよ！！」
辰「あ、おい！待て！」
祈「ちょｗｗｗｗｗｗｗ速えーｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
刹「～！」
ズ「・・・アウ。（待ちなさ～い！と申しております）」

辰「行っちまった・・・」
狼♀「いいじゃないですか～私は残ってるんですから～♪ずっと恋人でいましょうね～♪♪」
辰「い、いいのかなあこれで・・・」
祈「いいに決まってるさ！じゃあ、あたしは男の方の狼子さんを頂くとしましょうかゲヘゲヘｗｗｗ」
刹「ー！」
ズ「・・・アウ。（あんな人もう知りません！と申しております）」
辰「・・・いいのかなあ・・・」

　いいのか！？
　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく。