安価『ボクの初体験…お前になんかやるもんかッ!』

「ぷっ!おめぇ、今の状況が分かっててそんなコト言ってんの?」
「……」

組み敷かれ、目に涙をためつつもキッと不届き者達を睨みつける美少女。
だが、彼女のような美しい少女がどんなにキツイ眼差しで睨みつけようとも
それはかえって不良共の嗜虐心を煽ってしまうのだった。

「たまんねぇなぁ……ちゃーんと忘れられねぇ初体験にしてやるから安心しろよ」
「こいつ、女体化したヤツだろ?女体化者は一度快感を覚えちまったら止まらなくなるって聞いてるぜ」
「マジか!?ソイツは……楽しみだな……(ジュルリ)」
「生で、はじめてなのにいっちゃうー!を拝見出来ると聞いて」
「……ッ! ねぇっ!誰か……誰かいないのっ!助けてっ!!」

にょた少女は焦った。
女体化した夜、家族が寝静まった頃にこっそり行った悪戯が、
自分の意思では止められずに、危うく最後の一線を越えそうになってしまった経験があったからだ。
興味本位だけで、しかも自分の指であったにも関わらず止められなかったアレを、
強引で力強い異性の指でもたらされてしまったら……自分はいったいどうなってしまうのか。

「無駄だっつーの、この廃倉庫は俺らのシマだからな
 お前が大声で叫んだって誰もこねぇよ!
 ここに連れ込まれた時点で詰みだっつーの!」
「……ッ!」

詰み宣言とともに軽く脇腹を撫でられる。
それだけで身体が勝手に反応する。
かたくなであろうとした心を簡単に裏切ってしまう我が身の過敏さに、にょた少女はすすり泣いた。

「うはっ、イイ反応!」
「おーおー、そそるねぇー」
「おい、録画の準備は?」
「任せとけって……ヒヒヒ」

にょた少女を本格的に穢さんと、幾本ものケダモノ達の腕が触手のように蠢きはじめた。



えっちな人には見れない書込み



もう身体も、心すらも、言う事を聞いてくれない……。
絶望に彼女が沈もうとした時、スっと誰かの笑顔がよぎった。
そうだ、従姉妹のなーちゃんは確かこう言っていた。
『本当にピンチの時だけだよ?こう、親指を立てて――』

「ぃ、Yes!にょたんこっ!」
『のー・たぁ~っち!!!!』

その瞬間……照明の陰から、機材の裏から、荷物の後ろから、その他諸々の場所から謎の全身白タイツマン達が湧いてきた!

「なっ!?誰だ貴様ら!」
「お茶の間で話題の某スレ住人!」「全国のにょたんこスリスリしたい!」「謎の仮面マント変態紳士集団!」「にょたんこ意外に名乗る名など無い!」
「にょた少女の幸せを踏みにじる貴様らに……」「天!誅!」

――閃光、爆音、怒号と悲鳴……それらが止んだ頃、
七色に輝く虹とそこに掛かる『Yesにょたんこ!Noタッチ!』の看板。
そして何かをやりきった様子の変態達が佇んでいた。

                        ∩   ∩
       _ _∩           (⌒ )   ( ⌒)       ∩_ _ 
        (ヨ,,. i             |  |  / .ノ        i .,,E)
        \ \          |  |  / /         / /
  _n      \ \   _、 _  .|  | / / _、_    / ノ
 (  l     _、 _  \ \( <_,` )|  | / / ,_ノ` )/ /    _、_   
  \ \ ( <_,` ) \         ノ(       /____( ,_ノ` )    n
    ヽ___ ̄ ̄ ノ   |      /   ヽ      | __      \     l .,E)
      /    /     /     /    \     ヽ   /     /\ ヽ_/ /


――しまった、これは罠だ!
あなたが、この駄文が出席取りのための釣りだと気付いた時には、すでに何もかもが手遅れだった。
この駄文を読んでしまった人は『Yesにょたんこ!Noタッチ!』と書き込まねばならない!

Yesタッチな人が居たら…どうしようww
ところで、やっぱ我々は15,6歳で女体化した美少女コンプレックス、略してにょたコンと言う事になるのでせうか?


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最終更新:2011年09月22日 11:43
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