安価『本当に…するの?』

「ぼく、昨日まで男の子だったんだよ?」
「知ってる」

「ちゃんと女の子みたいにできるか全然自信ないよ?」
「マグロで構わない、ていうか処女にそんなの期待してない」

「男に抱かれるなんてキモチ悪いって暴れるかもしれないよ?」
「今、こうやって組み敷かれてるのに抵抗しないってのは、そんなに嫌悪感無いんだろ?」

「でっ、でもでも、展開早すぎるよぅ」
「何年友達やってると思ってる、長い時間を一緒に過ごしてきただろ?」

「せめてこういうのはちゃんと手順と言うか……」
「言われてみればそうだな――(ちゅっ)まずはキスからだよな?」

「ふ……ぁ……やっぱり、だめぇ……」
「安心しろ、ちゃんと女の子として……いや、お姫様みたいに扱ってやるからさ」

「……」
「そうやって頬染めて瞳を潤ませて……お前は間違いなく女の子だよ、しかも極上級に可愛い女の子」

「はずかしいこと……ぃわないで……(ぷいっ)」
「そういう反応しといて女の子じゃないとか……わかったよ、俺が自覚させてやる
 お前はもう女の子だって……俺の物なんだって事をな!」

「んくッ!……俺の……物って……」
「何度でも言ってやるよ、お前は俺の物
 ここもそこも、この可愛いところも、こっちの熱くなってる所も、全部……愛してる」

「愛……?」
「そうだ、ずっと好きだった……結婚しよう」
「…………はぃ」


「――と、こういった口説き文句で、女体化した貴女の身体を親友だったケダモノは狙ってきます、注意してください」
「……なんだそれ?」
「国の機関が女体化を目前に控えてる人に配ってるパンフだよー、いくらなんでもコレハナイ!だよねー」
「あ、ああ、ソウデスヨネーアハハー」
「……」
「……」
「本当に……するの?」
「ギックーン!?!?」


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最終更新:2011年09月22日 11:53
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