安価『運転中に…』

運転中に…女体化が始まったらどうなるのだろう。
マジックさながらに運転していたはずの男は消え、停まった車から降りて来るのは目も眩むような美少女…というわけだ。
カッパーフィールドもびっくりに違いない。
車を走らせる途中、ずっとそんなことを考えていた。
いい年して全くどうしようもない。
だが…そうも言ってられない事態に陥ってしまったわけで。
「し…篠原さん…く、くるし…」
助手席で呻いている少年は取引先の懇意にしてもらっている偉いさんの御曹司。
見舞われている災難は恐らく女体化。
っったく今日に限って発症するこたぁねーだろうが!
そう…今日は接待代わりといってはなんだが、
最近出来た合法風俗にてこの御曹司殿の筆下ろしをさせてやろうって魂胆だったわけである。
そんなもん親父と行きゃあいいのにどうしてまた他人と一緒に行こうなんて、と思うかも知れないが…まあそこが俺の凄いとこでね。
身近な家族よりも信頼できる他人の方が頼りやすいということもあるさ。実際。
とまあ無駄話は置いておいて…とにかくこれは、ゆゆしき事態だった。
このままでは、彼の男のままでいたいという願いも、また俺の契約の件も、全てが立ち消えてしまう…
「もう少しで病院だ!頑張れよ!」
俺は病院まで車を飛ばす。
しかし、始まった女体化を止める方法はないという事実を知るのと、
女体化した御曹司殿の色香に負け中略、
結果会社をやめなければならなくなったというのは更に後の話である…

無理矢理 完

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最終更新:2008年07月21日 01:37
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