『狼さんの勘違い』1

『月』

「満月だな」

「満月だね」

「ところでお前は満月って言ったら何を思い浮かべる？」

「うーんウサギかな」

「フフンそうか」

「あ？なあどうしたんだ？様子おかしいけど」

「お前は狼男を知っているか？」

「えーうんまあ。満月の夜に狼に変身するってやつだろ？」

「フフンなら、俺がその狼男だと言ったらどうする？（ﾒｷﾒｷﾒｷ）」

「…（ﾟДﾟ）ﾎﾟｶｰﾝ…」

「グハハハハ！この日を待ち望んでいたぞ！大人しく俺の胃袋に…（ｼｭｼｭｼｭｼｭ）」

「おい…別のものに変わってるぞ…」

「な、なんだと！？バカなッ！み、見るな！」

「まあまあ…しかし、お前童貞だったんだな」

「な…！なんでそれを…」

「だってお前…女体化してるし」

「（ﾟДﾟ）ﾎﾟｶｰﾝ」

「ていうかその…すっげ可愛い…/////」

「！！！！！？？！？？！////////」

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『居酒屋』

狼「ういー。生！生！生おかわり！」

男「飲み過ぎだぞ…ただでさえ未成年だってバレないか心配してるのに…」

狼「ういーうっせーなー高校生が生飲んじゃいけねーって法律でもあんのかコラういー」

男「あるよ…」

狼「ういー生おかわりまだかコラーおせーぞウスノロ店員コラー」

男「聞いてねーよ…」

狼「…あんなことしといて人に説教なんか虫が良すぎるんだよ…」

男「…え？」

狼「…俺にあんなことやこんなこともしたくせに！ 説教なんざちゃんちゃらおかしくてへそが茶ー沸かすってんだよコラー！(ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ」

男「だから飲むなって…いや…あれは、お前が可愛かったから…」

狼「可愛かったら！誰でも有無をいわさずやっちゃうってのか！（ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ」

男「そんなこと無い！女体化していきなりってのは悪かったけど… お前じゃなきゃあんなことはしなかったよ」

狼「…ほんと…？」

男「…誓う」

狼「…だったらいい…」

男「…ありがとう」

狼「…男…ちょっと噛ませろ…」

男「え？ちょwwwwww痛い痛い痛い！嬉しいけど痛い！！！！」

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『ショッピングモール』

男「ここが市内で一番でっかいショッピングモールらしいぞ」

狼「・・・」

男「へえー、地域の名産も一通り揃ってるんだな」

狼「・・・」

男「ん？どうした？狼。顔が青いぞ？」

狼「人多すぎ！目え回る！！」

男「まあ市内一らしいし・・・」

狼「あああもうだめだ！人間怖い！男！ちょっと噛ませろ！！」

男「えええちょｗｗｗｗｗここで言うことじゃねえだろ！！」

狼「噛ませろ～！！！（ｶﾌﾟｯ」

男「ちょｗｗｗおちけつ・・・いたたたたたた！！！！！」

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『こたつ』

男「うー今日は冷えるよなー」

狼「おい男！雪降ってるぞ雪！」

男「…お前は元気だな。そんなところに居ると寒いだろ。こっち来てコタツに入んな」

狼「お前はいっつも暖かい部屋でそんなもんに頼りきりだからいつまでももやしっ子から抜け出せないんだよ」

男「もやしっ子…」

狼「よし！庭で雪合戦するぞ！」

男「えええええやだよ」

狼「ハイハイハイ！出ろ出ろ出ろ！」

男「うわちょ…寒いよー！ …お前みたいな奴は…」

狼「え？」

男「…こうしてやる！（ｸﾞｲｯ」

狼「うわああ！なに？なに！？引っ張るなああ！（ﾄﾞﾃｯ」

男「ｳﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ！（ｽﾞﾘｽﾞﾘ…ﾊﾞﾌｯ!）どうだ！コタツの中は暖かいだろ？」

狼「え？………あったかい……（ﾇｸﾇｸ」

男「だろ？ちょっとは俺の気持ちがわかったかー」

狼「…男…」

男「何？」

狼「ちょっと噛ませろ…」

男「え？ちょwwwwどういう理屈…いたたたたたた！！！！痛い痛い本気で噛むなってば！！」

狼「♪」

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『教室で居眠り』

男「狼ー、一緒に帰…」

狼「…ぐー」

男「なんだ、居眠り中か？もう放課後だぞー」

狼「んー…ぐー」

男「おーい（ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ」

狼「んー…んふ。だめだよーﾑﾆｬﾑﾆｬ…」

男「…これは…」

狼「ぐー」

男「…（ｿﾛｿﾛｿﾛ…」

狼「…！」

男「…」

狼「…ん…んん…男…だめ…」

男「（*ﾟДﾟ*）ﾊｧﾊｧ」

狼「ん…んん…んあ！！」

男「Σ（ﾟДﾟ）！？」

狼「…」

男「…」

狼「…なにしてんの？」

男「いや…起こそうと思って…」

狼「おい…」

男「は、はい」

狼「ちょっと噛ませろ」

男「ええっちょ…いたたたたたた痛い痛い痛い本気で痛い！！！ご、ごめんなさいいいいぃぃぃ…」

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『お漏らし』

男「うー、腹の調子ワリーな・・・」

狼「オッス男！（ﾊﾞﾝｯ」

男「ウッ！！！（ﾋﾞﾁｯ」

狼「なんだよ朝から青白い顔しやがって、変なもんでも食ったか？」

男「・・・・・・」

狼「・・・？くんくん・・・くんくん・・・あれ？なんか変な臭いが・・・；」

男「ああああああ畜生！！！ギリギリで我慢してたのに お前のせいで決壊しちまっただろうがあああああああああ！！！！！」

狼「え！？あ、あの、ご、ごめんなさい・・・」

男「ああああもおおおお！！狼！お前ちょっと噛ませろ！！」

狼「えっ・・・/////」

男「えっ・・・/////」

狼「あのっ・・・男がどうしても噛みたいって言うなら・・・その・・・」

男「いや・・・ちょ・・・///////・・・あああああ今そういう状況じゃねえよ俺の胃腸の馬鹿ああああああ！！！！！！」