『狼さんの勘違い』2

『読書』

男「うんうん・・・うーん・・・やっぱり難しいな・・・」

狼「(ガチャッ)おっす男ー!折角の土曜日なのに部屋に引きこもってるなんてすっかりもやしっ子だな!」

男「んーお前はいつも元気だなまったく・・・」

狼「ん?なんだ?お前本なんて読んでるのか?」

男「んー・・・そうだよ・・・折角の休日だから読書に勤しんでるんだよ・・・だから静かにな?」

狼「本なんか読んでないで外行こうよ~。雪だって降ってるんだぜ?だぜ?」

男「雪降ってるんだったら余計外になんか出られないだろ・・・」

狼「そんな事言わないでさぁ~(バフッ」

男「・・・・・・・・背中におっぱいが当たってるんだけど・・・/////」

狼「へへへwwwwん?なんだ?お前何読んでるんだ?お姉さんに言ってみろwwww」

男「こころ・・・」

狼「あああん?どれどれ?夏目漱石だってー?お前にはムリムリ、全然似合ってないって!」

男「・・・;」

狼「お前にはこういうのが合ってるって!じゃーん!官能小説~!」

男「ちょっ; お前、まさか//////」

狼「今から朗読してやるからよ~く聞いとけよ~?」

男「やめろおおおおおお!!!///////お袋に聞こえたらどうすんだああああああ!!!/////////」

狼「へへへへ・・・なになに?『○○は股間から駆け上る快楽に身悶えした』」

男「・・・」

狼「□□の舌が愛液のあふれ出る蜜壺の中をかき回し・・・指が・・・く・・・くりとりす・・・////////」

男「・・・」

狼「・・・//////」

男「・・・?」

狼「・・・・・・・あああああああ////////////// おおおおおお前えええええちょっと噛ませろおおおおおおおおおおお!!!!!///////////」

男「え?ええ!?俺何もしてな・・・あれえええええ???」




『ギター』

男「軽音部からギターを借りてきました」

狼「お前、そんなの弾けるのかー?(ニヤニヤ」

男「失礼な!結構うまいんだぞー」

狼「おーおーそーかwwwじゃあここで聞かせてみろよwww」

男「おっし、じゃあ滅多に聞けない俺の弾き語りを聞かせてやろう」


~10分後~

男「~っと。どうだった?」

狼「*1)ガクガクブルブル」

男「ん?どうしたんだ狼、青い顔して・・・あれ、教室のほかの奴らの中にも倒れてる連中が・・・」

狼「男・・・お前はもう人前で歌うな・・・(ガクッ」




『補習授業』

先生「だから、ここは三平方の定理!ちゃんと復習してるか?」

狼「・・・うぅ~・・・」


狼「・・・ぁうぅ~・・・」

男「ん?よう狼。補習終わったのか?」

狼「・・・しーじじょういこーるかっこえーぷらすびーかっことじじじょうまいなす・・・(ブツブツ」

男「おーい。狼?だいじょーぶかー?」

狼「・・・んああああああわかんない!!あたまぐるぐるしてきたぁー!!!」

男「大丈夫か?コーヒー買ってやるけど・・・」

狼「わかんないわかんないわかんないぃー!!男!!お前ちょっと噛ませろ!!!」

男「え?ちょ」

狼「噛ませろぉ~!!(カプッ」

男「いたたたたたた!!お、オチがいつも一緒ぉおおおおおおぉぉぉ…




『コーヒー』

狼「今日はコーヒーを克服してみようと思う」

男「克服?お前缶コーヒー好きじゃん」

狼「缶コーヒーは甘い味がついてるからだ!!今日は頑張ってブラックで飲んでみる!(コクコク」

男「・・・」

狼「うえっへ!にがい~」

男「無理すんな・・・ほれ、オレンジジュースやるから」

狼「駄目だ!俺はブラックを克服して大人になる!!明日は数学の小テスト! 勉強しながらブラックを一缶空ける!!眠らない為のコカイン摂取だ!!」

男「カフェインだろ・・・」

狼「う!?/////うるさいうるさい!!」


~翌日~

男「うい~っす。狼、昨日はどうだった?」

狼「一缶空いたよ・・・」

男「おお。やったじゃん」

狼「ちょっとずつ飲みながら、朝までにやっと一缶空いたんだ・・・」

男「うん。克服できたじゃん」

狼「でも・・・コーヒーに夢中で公式の暗記とか何にもやってなかったことに気づいたんだよおおおおお!!!!!」

男「え?じゃあお前、徹夜までして何やってたんだ・・・?」

狼「コーヒーを頑張ってた・・・」

男「だ・・・だめじゃん・・・」

狼「う、うああああああああん!!!うるさいうるさい!!!お前ちょっと噛ませろおおおおおお!!!!!!」

男「うぁいててててててて!!!!そ、その理不尽さがか、快感…」




『桜の木』

男「そろそろもう春かぁ~」

狼「そうだな~」

男「校庭の桜も満開・・・はぁ~・・・また親父に花見に連れ出されるのか・・・」

狼「嫌なのか?楽しそうだぞ?お花見」

男「酒が入ると暴れる奴が居るからさ・・・」

狼「いいなぁ~お花見。お酒も飲めるんだぁ~」

男「・・・お前はついてくるなよ?」


~当日~

男父「男!飲んでるか!?」

男「んなわけないだろ・・・未成年なんだから・・・orz」

父「まあまあ堅いこと言いっこ無しだ!今日は俺が許す!ビールでもチューハイでもポン酒でも何でも飲め飲め!」

男「ちょwwww」

狼「おらーwwwww男ぉーwwwww狼様が便所から帰ってきたぞこらぁーwwwww」

父「いよっwww待ってましたお姫様wwww」

男「狼・・・お前飲み過ぎ・・・」

狼「えへへへへwwwwwよっし!!男、ちょっと噛ませろぉーwwwww」

男「ちょwwwwお前こんなとこでふざけんなよ!?」

狼「いいから噛ませろぉwwwwww(カプッ」

男「いたたたたたた!!!!て、手加減・・・いたたたああああぁぁぁ…」

父「いよっwwwwお若いおふたりwwwww満開の桜の樹の下でお熱いことでwwwwww」




『花見のあと』

男「くそ…なんで俺があと片付けなんか…(ガシャガシャ」

父「ぐおーぐおー(いびき)」

男「酒飲むの我慢したのが馬鹿みてーだ…日も暮れちまったし…ん?」

狼「すー…すー…」

男「…あーあ、腹丸出しで寝やがって…男の頃とは違うっての」

狼「んー…(ガシッ」

男「おお!?なんだなんだ!?」

狼「たつや…んん…」

男「…何の夢見てやがるんだか」

狼「…そんなとこ…やだ…」

男「!!………………(ソー…」


男「はっ!?あ、危ない所だった…!!危ない所だったよマジで!!」

狼「んにゅ…」

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最終更新:2008年07月21日 01:52
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