『猫嫌い』
ぬこ「にゃ」
男「ん？…捨て猫か…かわいそうに…」
狼「がう！！」
男「ちょｗｗｗｗ何吠えてんだよ？」
狼「がうがう！！」
男「なんだ？猫嫌いなのか？こんなに可愛いのに。なー」
ぬ「にゃ」
狼「可愛くない！！！！おい！お前早くそいつダンボールに戻せ！！」
男「えー？だってこんなとこにほっといたら凍えちまうだろ。なー」
ぬ「にゃ」
狼「こんな目立つとこにいれば誰かが気付くに決まってるだろうが！！とにかくもーどーせー！！」
男「断固拒否」
狼「言うこと聞けー！！…はっ！？お前まさか…」
男「へへへー、俺が飼うよ」
狼「ふざけるな！！お前にはもうズゴック（犬♀）が居るだろうが！！！」
男「ズゴックは妹のだから大丈夫だよ。駄目でもなんとかして親を説き伏せてみせる（ｸﾞｯ」
狼「でも餌代が…」
男「今やってるバイトの給料でなんとかなる」
狼「お、お散歩の時間が…」
男「猫は散歩がいらない」
狼「で、でも、でも…う、うわあああああん！！お、お前ちょっと噛ませ…」
ぬ「にゃ（ﾋﾟﾄ」
狼「ひゃん！？…う、うわああああああああああん！！お前なんか、その猫に食われちまええええええええ！！！！（ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…」
男「え？ちょｗｗｗｗ」
『風邪引き』
狼「…くしゅん！…ぐしぐし」
男「只今～。鍋焼きうどんの材料買ってきたよ」
狼「…ぐしぐし…」
男「風邪引いた時は温かいもの食べてぐっすり眠るのが一番だぞー」
狼「…」
男「ん？どうしたんだぜ？」
狼「…」
男「はっはーん…さては俺がいなくて寂しかったんだな？だな？」
狼「…ぐし…」
男「…寂しい？」
狼「…」
男「…おいで」
狼「…（ｺﾞｿｺﾞｿ）…（ｷﾞｭ」
男「…（ｷﾞｭ」
狼「…うわあああん（ｶﾌﾟ」
男「痛いよ…」
『猫嫌い２』
男「狼って一人暮らしだろ？」
狼「え？…う、うん…そうだよ」
男「遊びに行っていいかにゃ？にゃ？」
狼「にゃ、にゃってなんだよ…気持ち悪い…」
男「ごめんごめんｗｗｗ遊びに行っていい？変なことはしないからｗｗｗ」
狼「変なことってなんだよ！……い、いいよ」
男「ほんとに！？やったぜー♪♪」
狼「……///////」
～当日～
男「やっほー♪お邪魔しまーす」
狼「ど、どうぞ…」
男「へー、一人暮らしなのに結構片付いてるんだな」
狼「…（ｶﾞﾁｬﾝ」
男「え？何鍵閉めて…」
狼「…た、辰哉ー！！（ｶﾞﾊﾞｯ」
男「え！？ちょｗｗｗｗ普通逆」
猫「にゃ」
狼「ふゃ！！！？」
猫「にゃ（ﾋﾟﾄ」
狼「ふひゃあ！！う、うわああああああん！！覚えてろおおおおお！！！（ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…」
男「…ふう…もしものときの為にお前と一緒に来て良かったよ」
猫「にゃ」
男「でもま…流石に可哀想だったよな」
この後恐る恐る帰って来た狼に、珍しく素直に噛ませてあげた男でした。
『繋がらない心』
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…
？『…はい』
狼「…あ、もしもしお母さん？」
母『…どちら様？』
狼「あ、…ごめんね…狼子（ロコ）です」
母『狼子…？…随分声が高くなったわね』
狼「あ…俺、女体化しちゃったんだ。それでね、あの…戸籍の変更と学校の手続きに保護者の立ち会いが必要なんだ…だから、」
母『…昼前には行くわ』
狼「あ、…うん。忙しいのにごめんね、えと」
ﾂｰ ﾂｰ ﾂｰ …
狼「…」
狼「手続き簡単だったね！」
母「…そうね」
狼「名前変えなくて済んで良かった！俺この名前好き！お母さんがつけてくれたから」
母「…ええ」
狼「…あ！お母さんご飯食べた？この前友達に教えてもらった店が…」
母「…すぐ会社に戻らなきゃならないから」
狼「あ………そ、そうだよね！お母さん忙しいもんね！」
母「それじゃ…もう行くから」
狼「うん！じゃあね！ ………」
狼「…」
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ｶﾞﾁｬ
狼「…あ！おい男！お前電話出るの遅」 『只今、電話に出ることが…』狼「…（ｶﾞﾁｬﾝ………………」
狼「…ぐす……え…うぅ……」
最終更新：2008年07月21日 01:53
