狼「男!お前今日泊まりに来い!」
男「え?い、いいけど・・・でも明日始業式だろ?夜更かしするのはちょっと・・・」
狼「・・・あ!お前今変なこと考えてただろ!噛ませろー!!」
男「え?ちょwwwwwいたたたたたたったたたたたたたったた!!!!」
狼「俺の家のほうが学校に近いだろ!?泊まりに来たらちょっと長く寝られるだろうが!!」
男「いててて・・・さ、さいですか; じゃあ行ってみようかな・・・」
狼「よし!お前あいつ連れてくるなよ?絶対来るなよ!?」
男「え?うん・・・まあ学校につれてくわけにもお前の部屋に閉じ込めてくわけにもいかんからね」
狼「よし!・・・ば、晩ごはん、何がいいかな・・・?↓」
251 名前: バンドメンバー募集中(コネチカット州) 投稿日: 2007/04/08(日) 00:47:13.82 ID:Bll9Ivb0O?
狼盛り(性的な意味で)
252 名前: 通訳(宮城県) [sage] 投稿日: 2007/04/08(日) 00:58:27.49 ID:axO8NiIJ0
男「>>251」
狼「・・・・・・・・・・・・・・・お前何言ってんだ?」
男「ああー・・・いや、天の声がね?」
狼「お前やっぱり変なこと考えてただろ!!」
男「ちょちょちょちょちょっと待て!ほんとに天の声が、」
狼「問答無用!!!!氏ねじゃなくて死ね!!(ガブ」
男「いたたたたたたたたたたたたたた!!!!!!!!!変な音した!変な音したあああああああぁぁぁ…」 男「・・・ううう・・・今夜は覚えてろよ・・・ところで、あの馬鹿に何をやってやろうか?↓」
253 名前: ピアニスト(静岡県) 投稿日: 2007/04/08(日) 00:59:27.27 ID:dcAP5SJc0
調教
255 名前: 通訳(宮城県) [sage] 投稿日: 2007/04/08(日) 01:24:29.40 ID:axO8NiIJ0
男「・・・よし、これで>>253に必要なものは一通り揃ったな・・・あとは奴の家に行くのみ!!」
~狼のマンション~
男「・・・(ピーンポーン)・・・」
(バタバタバタ…ガチャ!)
男「(ガンッ)痛っ!」
狼「男!お前来るの遅すぎだぞ!!早く入れー!!(グイッ」
男「ちょwwwwwwww(バタン」
~ダイニング~
狼「ど、どうぞ・・・(コト」
男「おお・・・!すごいな、これほんとにお前が作ったのか?うまそうだなー」
狼「あ、当たり前だろ!?・・・た、食べてみて・・・」
男「ん、じゃ、いただきまーす!」
狼「・・・////////」
男「うん、うん、うまいうまい!うまいよこれ!」
狼「あ・・・ありがと・・・////////えへへ・・・なんか恥ずかしいね・・・////////」
男「え?///////////・・・あ、いや、その・・・お、お前も食えよ?冷めちまうぞ?///////////」
狼「・・・うん。じゃ、俺もいただきます」
頭がおかしくなってきた も少しつづく
256 名前: 通訳(宮城県) [sage] 投稿日: 2007/04/08(日) 01:36:22.66 ID:axO8NiIJ0
~三時間後・狼の部屋~
男「ふー、そろそろ寝るか。・・・あれ?俺の布団は?」
狼「白々しい聞き方するな!・・・家はベッド一つしかないからここで寝ろ」
男「え?お前のベッド?じゃあお前はどこで寝るんだ?」
狼「・・・俺もここで寝る!でも変なことするなよ!?絶対するなよ!?変なことしたら追い出すからな!!」
男「ええ!?いや、それは流石にまずいんじゃ・・・」
狼「・・・もおおおごちゃごちゃ言うな!いいから寝るぞ!おやすみっ!」
男「え?あ、ああうん、おやすみ・・・」
さて、ちょっと遊びすぎてスミマセン 最後にエロ有りか無しかだけ安価↓
257 名前: こんぶ漁師(樺太) 投稿日: 2007/04/08(日) 01:40:46.84 ID:8jGVmBWNO
あり!
~夜半~
男「・・・(カッ!)・・・時は満ちた・・・!!いざ狼を>>253s」
狼「・・・た・・・たつや・・・?」
男「!!!!・・・な、なんだ、起きてたのか・・・つか珍しいな、お前が名前で呼ぶなんてさ」
狼「べ、別に・・・変な意味は無いけど・・・/////////」
男「変な意味ってなんだよwwww」
狼「う、うるさい・・・あ、あのね・・・きょ、今日は、来てくれて、その・・・来てくれてありがと・・・」
男「ん?急にどうしたんだお前?変なもんでも食ったか?www」
狼「お、お前と!おんなじのしか食べてないよ・・・////////」
男「そ、そうだよな・・・ごめん・・・///////」
狼「・・・そ、それでね・・・た、たつや・・・」
男「う、うん・・・」
狼「・・・いつも・・・乱暴したりしてごめんね・・・」
男「狼・・・」
狼「ろ、ろこって呼んで・・・!!」
男「え?あ、悪い・・・ろ、狼子・・・///////」
狼「あ、ご、ごめんね・・・そ、それでね?あの・・・・・・友達でいてくれて・・・ありがと・・・・・・」
男「・・・」
狼「・・・あのときのこと覚えてる・・・?一緒にライブに行ったとき・・・」
男「お、おう・・・」
狼「・・・あのとき・・・俺が変でも・・・逃げないって・・・言ってくれたよね?・・・友達だと思っていいって・・・言ってくれたよね?・・・うれしかった・・・」
男「・・・」
狼「女体化する前だって、・・・家族もいなくて・・・友達だっていなかった俺のこと・・・支えてくれたよね。あのときだって・・・ひどいことだってたくさん言ったのに・・・それでも離れないでくれたよね・・・」
男「・・・」
狼「・・・辰哉が、ずっとそばにいてくれたから・・・こんな俺でも、受け入れてくれたから・・・だから、寂しくたって、やってこれたんだよ・・・?・・・辛いときも、頑張れたんだよ・・・?」
男「狼子・・・」
狼「・・・たつや・・・ありがとう・・・ほんとに・・・ありがとう・・・」
男「何言ってんだ・・・!俺だって、お前と一緒にいられて救われてるよ・・・!」
狼「辰哉・・・」
男「俺だってさ・・・誰かと一緒にいるときは・・・変に気ばっかり遣って、愛想笑いばっかりして・・・正直うんざりしてた。お前だけだったんだ・・・隠さないで何でも言ってくれて・・・何だって言える相手は」
狼「・・・」
男「だから!・・・ありがとうなんて、言わなくていい・・・お前は、俺の大切な友達だし・・・それに・・・女の子としても大切に思ってる・・・」
狼「え・・・?そ、それって・・・////////」
男「・・・・・///////////////・・・・・あああくそ!こんだけ引っ張っといてなんで俺はこう中途半端なタイミングで言っちまうかな!!・・・そ、そうだよ!・・・俺はお前のこと・・・好きだよ」
狼「・・・たつや!!(ガバッ」
男「うわっと!ろ、狼子・・・?/////////」
狼「・・・ほんとに・・・?・・・お・・・俺のこと好き・・・?」
男「ほ、本当だよ!こんなタイミングでそんな嘘つくか!////////」
狼「・・・うれしい・・・ぐすっ・・・俺も辰哉のこと大好き・・・」
男「・・・はは・・・あれ、なんか・・・マジでうれしい・・・狼子」
狼「えへへ・・・たつや」
男「・・・狼子」
狼「・・・辰哉」
それから俺たちは、どちらからともなくキスをして・・・そして俺は、いつもと違って素直な彼女の細い体を、ゆっくりとベッドの上に横たえた・・・
目の前で横たわり、胸の上で手を組んだ少女が目に映る。
でもこいつは、つい最近までは少女ですらなくて・・・そして、俺の親友の男だった。
相手の姿が変わってしまったからといってすぐに気持ちを切り替えるなんて俺には出来ないと思っていたけど、
それでも俺は目の前のその人に明らかに興奮を覚えていた。
横たわって目を閉じる狼子に覆いかぶさるような格好になって、そのからだにパジャマの上から触れる。
腰から始まり上に向かって徐々に指を這わせていき、胸元を押し上げる控えめなふくらみに触れると、
狼子ははっと息を呑んでまぶたを震わせた。
そのまま乳房を包み込むように指を広げ、手のひらに感じる柔らかさを楽しむように両手の指をやわやわと動かすと、
狼子の息は荒くなる。
軽く触れるようだった手に少し力をこめて、今度は下側から丹念にマッサージするように揉みしだくと、熱い吐息が漏れ、
おずおずと伸びてきた手がその動きを邪魔するようにこちらの手を握り締めてきた。
だが、弱弱しく抵抗する手を無視して、指の動きを続ける。
しばらく両方の乳房を揉み続けると添えられた手の抵抗は止んで、代わりに狼子の頬はほんのりと赤みを帯び始めて、
息が荒くなってきたのがわかった。
「・・・気持ちよくなってきた?」
「・・・やぁ・・・言わないでぇ・・・」
狼子は、泣きそうな声でそう言って、赤くなった顔を横に逸らした。
いじらしい反応を楽しみながらふと視線をその胸元に戻すと、
自分の指がもてあそんでいるふくらみのてっぺんを小さな突起が押し上げているのに気づく。
「・・・もしかして、下着、つけてない?」
「・・・ん・・・ふぁ・・・や・・・ね・・・寝るときはつけないんだよぉ・・・」
荒い吐息に甘い声を混じらせながら狼子はそう言って俺の左手を離し、隠そうとするように手を目に当てた。
左手が自由になったのをいい事に俺は、狼子の胸の上でツンと小さく自己主張する突起を、布越しに指先で摘み上げる。
「っあっ!や!」
摘み上げた粒が指先からすりぬける感覚。
「ふあぁっ!!」
摘んだ乳首が指先から戻ると、たわわな果実はパジャマ越しにも判るほどぷるんと揺れ、甘い声が上がった。
その反応にたまらなくなり、ついパジャマ越しにその乳房に舌を這わせてしまう。
「やぁ・・・ぬ、脱いでから・・・っひゃっっ!?」パジャマの股の隙間に指を滑り込ませると、狼子は息を呑んだ拍子に甲高い声を上げる。
指先でなぞるとそこは、布越しにも判るほど湿っていた。
そのまま指先で湿った部分を軽くクッと押し込んでみる。
「や!あ!」
狼子は背中をベッドの上で跳ね上がらせた。
それでも指を止めずにいると、狼子は両手で大事なところをもてあそぶ手首を強く握り締め、
両足も俺の手をぎゅっと挟み込んで動きを阻もうとした。
が・・・所詮は無駄な抵抗。それでも指先で湿った部分を引っかくようにしながらいじくり続ける。
指先が強く押し付けられるたびに狼子はすすり泣くような声を上げた。
すっかりびしょびしょになったそこを責める指を休めないまま、
左手では乳房を揉みしだきつつ二本指でぷっくりと布の上に浮き上がった突起をこすり、
空いた方の乳首にはパジャマの胸を唾液で汚しながら甘く噛み付いた。
狼子は絶え間なく押し寄せる刺激に目を白黒させながら必死に歯を食いしばって声を漏らさないように耐えていたようだが、
秘所をいじくる指を早め、乳首に噛み付く歯に小さく力をこめると、彼女はたまらず声を上げた。
そこからはもう声が止まることは無かった。
こちらの動き一つ一つに甘い声を上げ、いやいやするように首を振りたくりながら潤んだ瞳を俺に向けた。
「あ!あ!や!も、は、も、・・・も・・・やだぁ・・・パジャマ・・・汚れちゃう・・・脱いでからにして・・・」
頬を盛大に赤く染め、目に涙を浮かべながら懇願する彼女の様子に、俺はむしろ興奮を覚えた。
いつもと違う儚げな様子に急に愛しさを感じ、敏感な部分をいじめていた手を離して、彼女の肩をつかんで起こす。
男の頃と同じで癖の強い髪を掻き分けて頭の後ろを逃げられないように押さえると、
そのまま先ほどの恐慌でたれ落ちたのであろう涎の光るやわらかな唇を吸った。
「ふぁん・・・ん・・・んむぅ・・・ふぅ・・・」
おずおずと吸い返してくる唇に何度もこちらの唇で甘噛みしながらやわらかさを求め続けると、狼子は息を吐く為に一瞬口を開く。
その隙を逃さず、俺は開いた隙間に舌を滑り込ませた。
はっと気づいた狼子はなんとか舌でこちらの舌を押し戻そうとするが、
快感に浮かされてすっかり鈍くなったその動きはまったくこちらの障害にはならず、邪魔するそれを逆にこちらの舌が絡めて吸った。
「ふぁ!ん・・・んちゅ・・・ん・・・ぷぅ・・・」
興奮にすっかり我を忘れていた俺は、弱弱しく求めてくる舌を舐りまわし、
吸っても吸っても足りないほどの湿り気に満ちた彼女の口を執拗に中からかき回しながら、
それでも飽き足らずに前へ前へと首を乗り出させていき、
仕舞いには座ったまま首を後ろに反らせて仰向けに倒れそうになる狼子のからだを、両手で抱きかかえるみたいな格好になっていた。
ひとしきり口の中を蹂躙し終わると、やっと俺は絡めた舌を解放して、唇を離す。
ちゅぽんと湿った音が響いて、俺の舌と、まだそれを求めるように小さく出された彼女の舌との間に一瞬月の光に輝く糸が生じて、
もはや仰向けといってもいいほどの角度まで倒されていた狼子のパジャマの、大きく開いたつくりの襟元に小さな雫になって落ちた。
その雫はゆっくりと鎖骨の間を流れ落ちて行き、そのまま雪のように白い二つのふくらみの暗い谷間にこぼれ消えていった。
「はぁ・・・はぁ・・・つめたい・・・」
そう言って狼子は唾液ですっかり湿ってしまったパジャマの胸元を両手で押さえ、ゆっくりと目を閉じると、
その拍子に大粒の涙が一筋、白い頬を流れ落ちていった。
その様に俺は小さな罪悪感を感じて、両手で狼子の肩をつかんだ。
「ろ、狼子!・・・ご、ごめん・・・夢中になりすぎてた・・・」
狼子は一瞬ぽかーんとしてこちらを見ていたが、俺がたまらなくなって視線をうつむかせると、すぐに我に返って口を開いた。
「・・・いいよ・・・ちょっと怖かったけど・・・辰哉だもん。・・・辰哉がしてくれるんだったら・・・うれしいもん」
目を閉じて微笑みながら腕の中にしなだれかかってくる細いからだを、
俺は折れてしまうのではないかと思うくらい力いっぱい抱きしめた。
抱きしめてから、そのからだをまた、窓から差し込む月の光に白く浮かび上がるベッドの上に横たえる。
穏やかな顔を見つめているとそこに儚げな笑みが浮かび、ゆっくりと長いまつげが伏せられた。
それを合図にするみたいに俺はシンプルな柄のパジャマのボタソに手をかけ、ひとつひとつゆっくりと外していく。
外し終えて、ゆっくりと胸元を開くと、そこには思ったとおり下着はつけられていなくて、白くきめの細やかな肌、ほっそりとしたお腹、
控えめなふくらみを形作る乳房、その先で小さく自己主張するピンク色の小さな乳首。
すぐにふるいつきたくなる衝動を抑えながら、狼子の上体を少し起こさせて上着を脱がし、今度はズボンの方に手をかける。
ゆっくりと腰から引き下ろしていくと、すっかり潤っていた股の間からパジャマの股に光る糸がひいたのが見えた。
狼子もそれに気づいたらしく、今まで無防備な胸を隠していた両手で恥ずかしそうに顔を覆った。
しかし、それ以上に俺の興味を惹いたものがあって・・・
「お前・・・パンツ、はいてなかったのか・・・」
顔を覆った両手の指の隙間から覗く狼子の目が驚きに見開かれて、その後すぐに火を吹いたように頬が真っ赤になった。
「だ、だって・・・今日・・・たつや・・・するのかと・・・思ってたから・・・」
それだけ言うと、狼子は目をきつく閉じて、両手で覆った顔を横に逸らした。
「・・・結構その気だったんだな」
「やぁ・・・言わないでよぉ・・・」
恥ずかしがってからだをひねろうとする狼子を何とか押さえて、膝まで下ろしたズボンを一気に引き下ろす。
すっかり湿り気を帯びたズボンを落とすと、ベッドの上、月の光の下に生まれたままの姿の彼女のからだが浮かび上がった。
服の上からではわからなかった白い手足はあまりに細くて、隠そうとする仕草がひどく弱弱しく思えて、俺は横たわる狼子を抱きしめた。
「ん・・・」
「・・・狼子」
「な、なに・・・」
「・・・好き」
「・・・お・・・俺も・・・好き」
心細げな表情の彼女が両手を俺の背中におずおずと回し、俺はその唇に控えめに口付けた。
そして唇は彼女の唇を離れて滑らかな首筋を下りていき、小さく浮いた鎖骨を通り、やわらかな丘を這い上がり、
ぴょこんと飛び出た先端を捉え、唐突に思い切り吸った。
「ふあぁう!」
空いた方の乳首を左手の指先でつつき、すりあげ、手全体を使って控えめなふくらみを押し上げるように揉みしだく。
吸い付いた乳首に歯を立てるたびに狼子は甘い声を上げて背筋を反らせた。
俺の右手はゆっくりと胸から下りていき、しなやかな腹筋をなぞり、小さなへそを撫で、やわらかな茂みに到達する。
「あ!や!」
絶え間なく押し寄せる刺激にすっかり鈍くなった彼女の手が俺の手首を捉えたときにはもう遅く、
俺の指はもう薄く生え揃った恥毛を掻き分けて、彼女の大事な部分に滑り込んでいた。
熱くしたたりびしょびしょになったそこは、俺の指の侵入を拒まなかった。
「っあっ!?あぁっあ!いやぁ!!」声を上げながらからだを跳ねさせる彼女の中は、侵入に気づくと絡みつくように指を締め付けてきた。
それでもかまわず愛液でぐちゃぐちゃになったその中をかき回し、こすり、奥の奥、隅々まで執拗に責め立てる。
手のひらは流れ出る愛液でびしょびしょになっていた。
俺は乳首から口を離すと、そのまま彼女のからだの下へ下へと向かい、彼女の中からゆっくりと指を引き抜くと、
細い両足を両肩にかけるようにしてから、今度は絶え間なく愛液をにじませるそこに口をつけた。
「ふゃあ!あはぁ!」
音を立てて吸い、熱いその中へ舌を滑り込ませ、指先で覚えた感覚を意識しながらうごめくそこを責め立てた。
「いひゃぁ!あん!あ!あひゃぁ!」
休む間もなく押し寄せ続ける快楽の波に、ほとんど半狂乱で顔を涙とよだれでぐしゃぐしゃにしながら声を上げる狼子のそこに、
舌だけでは飽き足らず、右手の人差し指も突き入れる。
ぷっくりと包皮から飛び出たクリトリスを空いた方の手の親指ですりあげると、狼子は背中を反らせて嬌声を裏返らせた。
この頃になると跳ね回るからだを押さえるのが徐々に辛くなってきて、ふと思いつきその腰を抱え上げて、
肩に乗せた両足を狼子の両脇の方向に落とし、尻が丁度上を向くような形に左手で固定する。いわゆる、○ん繰り返しというやつか。
「ひゃ!?いやぁ!これやだぁ!!」
大事なところも尻の穴も丸見えなこの体勢は、
もはや快楽にほとんどわけが判らなくなっているであろう彼女の頭にも恥を認識させたらしく、
ベッドに後頭部を押し付けたまま狼子は両手足を振り回して抵抗してきたが、愛液をだらだら垂れ流すそこに再び舌を突き入れると、
その抵抗は止んで、その手はきつくシーツを握り締め、逃れられない快楽の連鎖に耐えようとするように目と口がきつく閉じられた。
舌が蜜壺の中をかき回し、突き立て、すすり上げる度に、持ち上げられた腰はぴくん、ぴくん、と痙攣し、
だらだらと溢れ出る愛液は尻の筋を流れ背中にまで落ちていた。
ベッドに頭の後ろを押し付けて耐える狼子、その眉はへの字に歪められていて、口元はきつく引き結ばれて、鼻から甘い声が漏れる。
そして、彼女の限界はすぐに訪れた。
「――――――――――っ!っ!っ!」
狼子は首を思い切り反らし、声にならない声を上げながら、ぴくん、ぴくん、と小さくからだを痙攣させた。
その瞬間、俺の顔にぴしゃっと温かい液が吹きつけられ、彼女の中をかき回していた舌、指が、一際強く締め付けられる。
腰を持ち上げられたままのけぞって震える様を見ていると、不意にそのからだは脱力して落ち、
虚ろな目線を宙に彷徨わせながら荒い息を吐き始めた。
俺はつかまえた彼女の腰をゆっくり下ろすと、愛液のかかった顔を手の甲で拭いながらそのからだの隣りに横になった。
「・・・いっちゃった?」
男の頃と一緒で癖の強い髪の間から覗く耳(頭の上にある耳のように見えるもの、
アレは実はただの癖だと以前聞かされた・・・)にささやきかけると、
息を切らしながらも狼子はこちらに快感の余韻で曇った目を向けた。
「・・・やだって言った・・・!」
眉が小さく釣りあがり、ぼんやりとした目を険しくしてこちらを睨みつけた。
「あ・・・ごめん」
俺が謝罪の言葉を口にすると、狼子は急に起き上がる。
呆気にとられて見つめていると、そのまま肩を突いて仰向けにされ、今度は狼子に馬乗りになられてしまった。
「え?ちょ・・・狼子?」
「・・・やられっぱなしで悔しいからなんかする」
「なんかって・・・く・・・ぅ・・・」
俺が言い終わる前に狼子の指先が俺の乳首をつねり上げた。
手で制する間もなく、狼子は頭を屈め、つねり上げていたそこに舌を這わせた。
「ちょ、ちょっと待って・・・そういうのなんか・・・」
「・・・さっきやだって言ったのにやめてくれなかったから俺もやめない!」
叩きつけるようにそう言うと狼子は急に乳首に歯を立ててきて、俺は快感を伴った小さな痛みに顔をしかめた。
狼子はひとしきり舌で舐ったり甘噛みしたりを繰り返すと、俺の腹の上から腰をずらして膝立ちになり、
俺の穿いたままだった寝間着代わりのジャージに細い指をかけた。
「じ、自分で脱ぐよ・・・」
「・・・いい!脱がされたから俺も脱がす!」
そのまま中のトランクスのゴムまで一緒に指をかけると、狼子は豪快にジャージごと引き摺り下ろした。
先ほどまでですっかり高まって屹立した俺のそれがぶるんと飛び出すと、
ジャージを投げ捨てながら狼子は不思議そうな目でそれに見入った。
だらりと伸ばされた俺の両足の間で膝立ちになりながらの観察はしばらく続いて、そのうち俺は段々いたたまれなくなってきて口を開く。
「・・・あ、あのさ・・・」
「・・・え?あ、お、お前はいいから黙ってろ!」
何故か顔を赤くしながらそう言った狼子は、いきなり両手で俺のそこを握り締め、
驚いて不覚にも俺は「わ!?」と情けない声を漏らしてしまった。
俺のそんな様子を気にするでもなく狼子は、何かを考え込むような真剣な目で両手で掴んだそれを見つめている。
と、思い立ったように首を屈めたかと思うと、真っ赤に怒張したその先に唐突に舌を這わせてきた。
「う、わっ、ちょっ・・・!!」
「・・・」
狼子は何も答えず、右手で根元の方をしごきながら亀頭の先からカリの裏、竿の裏の筋まで舐め上げてきた。
そうなれば今度は俺が耐える番で、執拗に繰り返される刺激に歯を食いしばって耐えるばかりだった。
すると、調子に乗った狼子が今度は玉のほうまで握り締めてきて、ころころと手の中で転がすみたいにして刺激した。
「う・・・ど・・・どこで覚えたんだこんなの・・・」
ついそう尋ねると、狼子は手を止めてまた頬を赤くする。
「お、俺だって!お、男の頃は・・・そういう本くらい見たことあったもん・・・」
それだけ言うと、狼子は顔に出た恥ずかしさの証を打ち消そうとするみたいに今まで舌で舐りまわしていた亀頭を一気に頬張る。
その瞬間、感じたことの無いような快感が背筋を駆け抜け、きつく閉じた口から呻きが漏れた。
小さな口では辛いのか、狼子はゆっくりした動作で、それでも丹念に吸い上げ、舌でこすり、口全体でそこを愛撫した。
「ん・・・む・・・ぷぅ・・・」
急にかつて無いほどの高まりを覚え、俺は上体を起き上がらせて、左手を後ろについて支えにしながら、
俺の腰の上でゆっくりと上下する狼子の頭に右手を添えた。
癖の強い、それこそ狼みたいな髪に指を絡ませ撫でながら、ふとその下、
頭が上下する度にぷるぷると揺れる仔ウサギの様な乳房が目に付き、髪を撫でる指を離してそこに手を伸ばす。
下に向いて揺れる乳房を手のひらですくい上げるように握り締め、指の間で敏感になった先端を擦ると、
狼子は鼻で小さく声を漏らしながら一瞬動きを止めた。
それでも刺激を続けると、狼子は背中を震わせながら口での愛撫を再開する。
しかし、そのまま乳房をいじり続けると、狼子は震えとともに何度も口の動きを止めそうになる。
調子に乗って左手の方も伸ばして空いた方の乳房の刺激を始めると、狼子は口が塞がったまま声を上げて、
片手を伸ばしてこちらの手を引き剥がそうとする。
しかし所詮は片手。両手で翻弄するこちらに太刀打ちできるわけが無い。
調子に乗って愛撫を続けると、狼子は急に動きを早め、口全体で激しく俺のそれをしごき上げてきた。
突然のことにうっかり乳房に触れた手を離してしまうともう止まらなかった。
狼子は更にからだを入れて動きやすい体制になると、更に激しく頭を上下させる。激しい責めに、俺の限界もそろそろ近付いていた。
「ろ、狼子・・・もう・・・」
「んっ・・・んっ・・・ぷ・・・」
「狼子・・・!」
手で制そうとしても、狼子は動くのをやめなかった。そして・・・限界はやってきた。
「!んっ!んぶっ!」
断続的な放出感とともに亀頭をくわえ込んだ狼子の口からは白く濁った液が溢れ出し、狼子は口を離し、
激しく咳き込みながら背中を向けてうずくまった。
「だ、大丈夫か!?」
「げほっ!ぐふっ!・・・くふっ・・・ふぅ・・・ふぅ・・・」
「狼子・・・」
「・・・」
狼子は黙って口元を押さえたまま俺の肩を押す。素直に従うと、彼女は身を乗り出してきて、
未だ血の気を失わず屹立しているそれを再び口にくわえ込んだ。
尿道に残った精液をじゅるじゅると音を立てながら吸出し、竿に流れた分も丹念に舌で舐め取った。
「・・・全部飲んでやった」
「狼子・・・」
その後俺たちは何度もキスを交わすと、狼子は俺の首に腕を回して、胡坐をかいて座った腰にゆっくりとまたがった。
腰を浮かせた狼子の十分に潤ったそこに俺の先端を当てると、彼女はゆっくりと腰を落としてきて、互いがぴたりと触れ合った。
「・・・いいか?」
「・・・うん」
俺は狼子のそこからズレないよう自分のそれに手を添えると、狼子の腰に手を当ててゆっくりと腰を落とさせた。
「・・・んぅ・・・」
まず先端が彼女のそこに没入すると、狼子は小さく呻いた。
「・・・痛いか?」
「・・・だ・・・大丈夫・・・さ・・・支えてて・・・」
そう言って狼子は更に深く腰を落としてきて、そのからだが沈み込むごとに俺の首に回った手に力がこもり、
上体がこちらにどんどん寄りかかってくる。
「・・・っ―――っあっ!・・・っう・・・」
狼子の中はまだきつくて、入っていきながら正直俺のほうも少し痛かった。
狼子の腰が落ちるごとに、むしろ逆にこちらの侵入を拒むように締め付けてきた。
そして・・・中で何かに当たるような感覚があり、狼子の動きが止まる。
その頃には腰に狼子の重みを感じることは無くて、ほとんど腕だけで俺の肩に体重をかけるような格好になった。
「・・・ぅ・・・んぅ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「・・・狼子、無理しなくていいんだぞ」
俺が気遣うつもりでそういうと、しがみついた狼子は涙の浮かんだ目をこちらに向ける。
「・・・や・・・やだ・・・また・・・最後まで出来なかったら・・・やだもん・・・」
「狼子・・・」
狼子が女体化した満月の夜が胸によぎる。
今日と同じように月の下に静かに横たわる白い肢体。
彼女は痛い、痛い、と涙を流し、俺は動きを止めた。
それ以上はもう、続けることが出来なかった。
あの涙には一体、どんな意味が含まれていたのか。
そして俺たちは、童貞も処女も捨てずに朝を迎えた。
それを失ってしまえばもう、かつての二人にはもう戻れないと・・・本当はわかっていたのかもしれない。
あの夜から俺たちの時は、中途半端なところで止まってしまった。
友達でも、恋人でもない、男と男でも、男と女でもない。深く繋がっていながら、絶対に交わらない。
俺たちはただ、止まった時と時の狭間に取り残されて、互いに抱き合って震えていただけだった。
「・・・んぅ・・・う・・・」
歯を食いしばって震える狼子、きつく閉じたまぶたから、大粒の涙がこぼれた。
時が動き出すのを恐れているかのように・・・今までの俺と同じ様に。ならば俺のすべきことは決まっていた。
「狼子・・・」
しっとりと汗ばんだ耳元に、静かに語りかける。
「・・・愛してる」
そのとき、俺の先端が小さな痛みとともに薄く張った膜を突き破り、俺は彼女の奥へと入って行った。
「・・・んっ・・・はぅ・・・く・・・」
俺の先をその中に捉えたまま、狼子は腰を上下させ続けていた。
深く沈みこむたびに苦しげな吐息が漏れて、痛みに耐えるようにまぶたがきつく閉じられている。
「狼子・・・痛くないのか?」
「・・・っは・・・っう・・・だ、だいじょぶ・・・」
「狼子・・・」
腰をゆする狼子のからだを抱き締めて動きをやめさせると、狼子は涙のにじんだ目を不思議そうにこちらに向ける。
「・・・狼子、無理しなくていいよ」
「む、むり・・・してない・・・」
小さな声で反論する狼子と繋がったまま、俺はそのからだを抱きかかえて腰を上げ、痛めないようにゆっくりと姿勢を変えて、
ベッドの上に寝かせる。
繋がっている部分にはうっすらと赤みを帯びた汁がにじんでいて、シーツにも小さな赤いしみを作っていた。
「あ・・・た・・・たつや・・・?」
「今度は俺が動くから・・・ゆっくりしよう・・・な?」
「ん・・・」
「・・・痛かったら我慢しないで言ってくれ。ゆっくりしてれば気持ちよくなってくるはずだから」
「・・・うん」
狼子は小さく頷いて、それを合図に俺はその大きく開いた脚の間に、ゆっくりと腰を入れた。
「ん・・・」
狼子の鼻から甘く声が漏れる。
俺はゆっくりと腰を入れては戻り、入れては戻りを繰り返す。
狼子は両手を俺の首に回したまま、目を閉じて眉を歪ませている。
しかしその表情は先ほどまでの様に痛みをこらえるような険しいものではなくて、
むしろ甘く崩れてしまうのを何とかこらえているようなものに変わって来ていた。
しばらく続けると深く繋がるたびに響く湿った音は一際強くなり始めて、秘肉は俺のそれに絡みつくような動きを見せ始めていた。
それに合わせて狼子の吐息は荒くなり始める。
「ん・・・ん・・・た・・・たつ・・・や・・・」
狼子が急に呼びかけてきて、俺は慌てて動きを止める。
「痛いか・・・?」
「・・・ん・・・んん・・・ち・・・ちが・・・もっと・・・動いていいよ・・・」
意外な言葉が出て、俺が呆気にとられてその顔を見つめると、
狼子はとろんとした顔を恥ずかしそうに逸らしながら「・・・いいから動いてよぉ・・・」と抗議の声を上げた。
その顔に急な高まりを感じて、俺は腰の動きを再開する。
「あ・・・あ・・・」
初めはゆっくり、徐々に早く。
「あ、あ」
うっすらと仄明るい部屋に、深く繋がる湿った音と、腰を打ちつける音が響く。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ」
額に浮いた汗がたれ、腰を打ち付けるたびにぷるぷると揺れる白い乳房に落ちて消える。
「あ、ひゃ、あ、は、あ」
俺の指先は小さなへそをなぞりながら下へ下へと下りて行き、柔らかな毛を掻き分けてぷっくりと飛び出したクリトリスに触れる。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
腰を激しく打ちつけながら、親指の腹でクリトリスを撫でる。左手では細い腿を抱えていた。
「あ!あ!あ!あ!ひやぁ!んゃ!ふゃ!あぁあ!」
泣いているような声。俺は彼女と繋がった部分を見ていた。
先ほどまでにじんでいた血は、狼子のそこから絶え間なくあふれ出る愛液ですっかり洗い流されていた。
熱くしたたる奥を突き上げられ、ほじりだされ、かき回される狼子は、目を白黒させながらほとんど我を忘れて声を上げ続けていた。
「あ!は!あぁ!んぁ!あ、た、たつ・・・」
首に回された腕が引き寄せられて、俺は腰を突き上げながら狼子と胸を合わせる格好になる。
狼子は首にかけた腕を離し、その手がゆっくりと背中に回され、しっかりと抱きしめられた。
「あ!あ!あ!た、たつ、ひゃ!た、たつや・・・たつや・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・な、なに?」
「す・・・すき・・・!!!」
耳元でそれだけささやくと、狼子は俺の首筋に噛み付いた。
「う!ろ、狼子・・・!!!」
「!~~~~~~~~!!!!!!」
そのとき、俺の腰に熱い液が吹き付け、彼女の中は今までに無いほどの力で俺のそれを締め付けてきて、
俺は狼子と深く繋がったまま果てた・・・
「ん・・・」
光に目を開けると、カーテンの開いた窓からすっかり高くなった太陽が照り付けていた。
起き上がって隣りに首をめぐらせると、タオルケットのかかった俺の腰の辺りに手を当てたまま寝息を立てる狼子がいる。
幸せそうな寝顔は日の光の下で白く可愛らしくて、まるで天使の様だと思った。
「んにゅ・・・」
狼子は目を閉じたまま何事か呟くと笑顔になる。
俺は無性に幸せな気分になって、癖っ毛の頭に静かに手を伸ばして優しく撫でてみた。
「ん・・・たつや・・・?」
「・・・あ、起こしちまったか」
「ん~・・・たつや~・・・」
寝ぼけ眼の狼子は寝そべったままこちらに両手を伸ばす。どうやら抱き起こしてほしいようだった。
俺は素直にそれに従い、狼子の脇に手を差し入れて抱き起こした。
「んにゅ~・・・おはよ~・・・」
「ん、おはよw」
毛布に包まったまま狼子は抱きついてきて、俺もその背中に腕を回して抱きしめ返した。
「ん~・・・ぷぅ・・・」
「はは」
寝ぼけた狼子は俺の腕の中でまた眠りそうになる。そういえば、こいつは男の頃から朝が弱かったっけ。
そんなことを思って笑いが漏れる。なんだか今の狼子は、可愛くてたまらなかった。癖っ毛に鼻先を突っ込みながらその感触を楽しむ。
今は、そばにいることも、抱き合っていることも、こいつがこの世界に存在していることも嬉しい。
赤みがかった髪も、小さく尖らされた唇も、その下の白いシーツも、全てが輝いて見えた。しかしふと、壁にかけられた時計が目に入る。
「・・・狼子」
「んぅ~・・・なに・・・?」
「・・・始業式」
「・・・あ」
時計が指しているのは9時。始業時間はとっくに過ぎていて、学校は既に式の只中だろう。
その事実に、狼子も流石に目が覚めた様子で、壁がけ時計を見つめたまま呆然としている。
だけど、その様が何故か急に可笑しくてたまらなくなって、俺は声を出して笑ってしまった。
「な、何で笑うんだよ!」
「だ、だってさ、あはははははははは!!!!」
俺が腹を抱えて笑い転げていると、急に狼子は何を思ったのかくるまっていた毛布を肩まで上げて、横向きにごろんと転がった。
「?狼子?どした?」
「・・・//////////」
狼子は何故か顔を赤くすると、毛布にくるまったまま寝返りを打ってこちらに背を向けた。
「狼子・・・?」
「・・・たつやのばか・・・/////////」
「えぇ!?なんでさ」
「・・・ばか・・・/////////////」
俺が尻をついたままにじり寄ろうとすると、狼子は頭を抱えて、毛布から飛び出させた両足をばたばたさせた。
ひとしきりばたつかせ終えると、狼子は急に寝返って起き上がり、上目遣いにこちらを見つめながらおずおずと擦り寄ってくる。
「た・・・たつや・・・」
そう呟いて両手を伸べてくる狼子を、俺はまた抱きしめる。すべすべした背中の感触が心地よかった。
「・・・すき・・・」
「ん・・・俺も・・・」
しばらく抱き合って互いの髪に顔を押し付けあっていると、狼子は急に何かを思い出したように身体を離す。
「・・・どうした?」
「・・・お、お風呂入ってくる・・・////////」
「一緒に入ろうか?w」
「い、いい!////////」
狼子は毛布にくるまったままよろよろと立ち上がり、ベッドから降りる。
そのままよたよたした危なっかしい足取りのまま部屋のドアまで向かい、俺が「あっ」と気づいたときにはもう遅く、
足元においてあった俺の鞄に足をかけて盛大に転んだ。
「お、おい、大丈夫か!?」
「い・・・いたい~・・・」
俺が急いで立ち上がって駆けつけても、狼子は床に座り込んだままごねている。ふと、その視線が開いてしまった俺の鞄に向く。
横倒しになった鞄からは俺の宿泊用品が零れ落ちていて・・・そして俺は、それらに混じって散らばるものを見て凍りつく。
狼子は俺の視線に気づくと、不思議そうにその先に視線をめぐらせ、・・・笑顔になってこちらを振り返った。
「辰哉」
「はい」
狼子は、その中の一つを摘み上げて、満面の笑みで首を傾げる。
「これなあに?」
しかし俺は気づいてしまった。天使のような笑顔の中、目が笑ってない。
「お、狼娘を>>253しようと・・・」
「ふーん」
狼子は俺の言葉を聞くと更に笑顔になる。その様子とは裏腹に、俺の背筋は氷を当てたように冷たくなる。
「た・つ・や♪」
「は、はい」
優しい調子で俺の名を呼ぶ狼子。笑顔のまま狼子は一瞬、静止する。
「・・・ちょっと噛ませろ」
麗らかな日和、抜けるような青空の下、悲しい叫びがこだまする・・・世界は今日も、輝いていた。
「いたたたたたたたたたたたあああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ……」
最終更新:2008年07月21日 01:54