『昼寝』

~辰哉宅~

 ピポピーンポーン

辰「ほいほい(ガチャッ)お、狼子。どうしたん?」
狼「え?えーと・・・暑いから避難しに来た!」
辰「そうなの?うーん・・・暑いのは家も変わらないと思うんだけど・・・」
狼「うん、縁側で昼寝するからお前団扇で扇げ!」
辰「暑いなら部屋でクーラーかけるか扇風機回しながら寝ればいいじゃん・・・」
狼「なんだ!折角来てやったのにお前嬉しくないのか!クーラーかけたまま寝ると頭痛くなるし、扇風機は風で窒息するんだぞ!」
辰「そ、そうか・・・まあ上がれよ」
狼「うん!お邪魔しまーす!」

辰「・・・で、なんでお前まで来るんだ」
祈「あたしも寝るから扇げ!」
狼「祈美をいじめるな!」
辰「あのな・・・お前ら俺に対する配慮はないわけ?」
狼「男ならごちゃごちゃ抜かすな!」
祈「口動かす暇あるなら手動かせ手!」
辰「・・・お前後で覚えてろよ」
祈「え!?なにお兄ちゃん?!もしかしていたいけな妹に悪戯する気なのね!こわーい狼子さん!」
狼「祈美をいじめたら許さないからな!」
辰「お前ら二人揃うと相当タチ悪いな・・・」
狼・祈「「何か言ったか?」」
辰「何も。ハァ・・・」


 パタパタパタ

狼「・・・くー・・・」
祈「・・・くー・・・」
辰「・・・もう寝たか」
狼「・・・くー・・・」
祈「・・・くー・・・」
辰「ハァ・・・黙ってれば可愛いんだけどねぇ・・・」
狼「むにゅ・・・たつや・・・」
辰「え?」
狼「くー・・・」

辰「・・・」

辰「・・・ま、手間がかかるほうが可愛いかな」

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最終更新:2008年07月21日 02:18
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