『妹』

『妹』
狼「・・・妹欲しい」

辰「藪から棒になんだよ・・・」

狼「妹欲しい!!」

辰「家の祈美も可愛い妹ならよかったんだけどね、それこそなんかのゲームに出てくるような」

狼「祈美ちゃんくれ」

辰「・・・お前それ本気で言ってるのか?」

狼「本気だ!」

辰「いい趣味してるなお前・・・」

狼「お前は祈美ちゃんの良さを何もわかってない!!ちょっと言い方きついところあるけどほんとは優しいとか!!なんだかんだでお兄ちゃん大好きだったりとか!!クールだけど実は動物好きだとか!!!隅っこでこっそりはにゃ~んって言ってたりとか!!!はにゃ~んだぞ!!!」

辰「ちょwwwwwwwwwwwそれは初耳wwwwwwwwwwwwwつーかはにゃ~んきめえwwwwwwwwwwwwwwwww」

狼「はにゃ~んは今考えた」

辰「・・・」

狼「とにかく!祈美ちゃんはすごいんだ!ということでこれから妹争奪ウイイレ合戦始めるぞ!!」

辰「ちょwwwww勝手に話進めるんじゃねえよwwwwww・・・フフン、しかし、俺にウイイレで挑むとは愚の骨頂・・・粉砕してやんよwwwwwww」

~30分後~

辰「信じられん・・・あんなに下手糞だった狼子に逆転負けした・・・」

狼「勝った!!!!!・・・ということで、祈美ちゃんは俺が貰った!!」

辰「うん、まあそれはいいけどさ・・・貰ったところでどうするの?」

狼「もはや兄ではない貴様には関係ない・・・!!!」

辰「・・・」

狼「ということで!お前はこの部屋に泊まれ。俺はお前の家の子になってくる!!ではさらばだっ!!!(バタバタバタ…」

辰「ちょwwwwwwwww」

辰「・・・」

辰「・・・ん?何だこの本・・・」

辰「・・・・・・・・・・・・・・・・『妹大全』・・・・・・・・・・・・・・・・何考えてやがるんだあいつは・・・・・・」




『妹2』
ピーンポーン…

祈「ほいほい。あれ?狼子さん?どしたの?」

狼「え?えーと・・・辰哉の代わりに帰ってきた!」

祈「??うん、まあ入りなよ」

~ダイニング~

祈「いっただーきまーす!」

狼「い、いただきまーす!」

母「召し上がれ♪」

祈「うはwwwwwwwwカレーうめえwwwwwwwww」

母「こら祈美!お行儀良くしなさい!」

狼「・・・おいしい・・・」

母「あらありがとう♪」

祈「うはwwwwww兄貴なら絶対言わない台詞ktkrwwwwwwwwwww」

母「うふふ♪辰哉はいつも黙りこくって食べてるだけだからね♪」

狼「・・・そうなのか?あいつダメな奴だ!」

祈「ダメ人間だwwwwwwwwwww」

母「いい加減にしなさい祈美!でも狼子ちゃんみたいに言ってもらえると嬉しいわ♪ありがとうね♪」

祈「ありがとうwwwwwwwwwwwww」

母「祈美!」

狼「えへへ・・・」

母「でも、女だけの食卓もいいわね♪なんだか新しい娘が出来たみたい♪」

祈「あたしもお姉ちゃん欲しかったんだwwwwwwwつか家の兄貴も女体化しねーかって期待してたのにさ・・・」

狼「ほんとに・・・?じゃあ俺が今日はみんなのお姉ちゃんになる!」



辰「・・・へくしっ!くそ・・・灯油切れてんじゃねえか・・・つかエアコンのリモコンどこだよ・・・」




『妹3』
祈「狼子さん、お風呂沸いたよ。先に入る?」

狼「・・・お姉ちゃん!」

祈「うはwwwwwごめんwwwwwお姉ちゃん、お風呂」

狼「・・・////////」

祈「・・・お姉ちゃん?」

狼「え?なに?」

祈「お風呂は?」

狼「先に入れ」

祈「え?いいの?兄貴はいつも先に入ってるけど」

狼「俺をあんな鬼畜と一緒にするな!先に入れ」

祈「鬼畜ってwwwwwwwでもほんとにいいよwwwwwwwwほら、お姉ちゃんなんだし先に入りなって♪」

狼「ん・・・////////・・・じゃ、じゃあ仕方ないな!先に入る!」

祈「これタオルと着替え。じゃ、ごゆっくりwwwwwwwww」

狼「ん!」

祈「・・・フヒヒ・・・さてどうしますかね↓」




『妹4』
狼「んん~♪(ゴシゴシ」

祈「(ガラッ)・・・お姉ちゃん♪」

狼「・・・はわっ!?//////////な、なに!?////////////」

祈「お背中流して差し上げようかと思いましてゲヘゲヘwwwwwwww」

狼「い、いいよ・・・///////////」

祈「お♪じゃ、流させていただきますねwwwwww」

狼「ち、違うよ!流さなくていいよ!」

祈「・・・お姉ちゃんは祈美のこときらい?」

狼「え?そ、そんなことないけど・・・」

祈「じゃあお流しいたしますねwwwwwwww(ゴシゴシ」

狼「うぅ・・・/////////」

祈「ほ~♪お客さん肌つるつるですねwwwwwwwところでお姉ちゃんどうしてさっきからこっち見ないんです?w」

狼「・・・だって・・・はだかだもん・・・//////////」

祈「女同士なんだから恥ずかしがること無いじゃんwwwwwwところでお姉ちゃん、どうして前をぎゅーっと隠してるんですかぁ?w」

狼「ううぅ・・・/////////」

祈「恥ずかしがること無いってwwwwwww見せてくださいよお姉ちゃんwwwwwww」

狼「や、やだっ////////////」

祈「仕方ないか・・・じゃ、隠してるタオルを無理矢理剥ぎ取ってみようwwwwwwww(ブワサー!!」

狼「は、はわっ!?んあー!!///////////」

祈「おおー・・・いやいや、やっぱり乳は無闇にでかいよりこういう手のひらサイズの方があっしは好きですねwwwwwww」

狼「やめろー!!//////////」

祈「うっへっへっへwwwwwww感度はどうなのかなー?(フニフニ」

狼「ひゃっ!?も・・・やだぁ・・・//////////」

祈「何を嫌がってるんで?洗うんだったらおっぱいも洗わなきゃwwwwwww」

狼「ま、前は自分で洗うからいいよぅ・・・/////////」

祈「まあまあwwwwwwほ~ら・・・(ゴシゴシ)・・・お姉ちゃん気持ちいい?」

狼「ん・・・その言い方やめてよ・・・////////////」

祈「フヒヒwwwwwじゃ、ひとしきりセクハラも終わったところであたしも背中流してもらっていいかな?w」

狼「ふえ・・・?////////・・・ん、うん・・・//////////」

祈「よっし!じゃ、お願いしまっすwwwwwwってちょwwwwwwwwな、何と言うテクニック・・・!!心では拒否しても身体が逆らえないっ・・・っ!!」

狼「ま、まだなんにもしてないだろ!!///////////」

祈「うほっwwwwwwてことはこれからあんなことやこんなこともしてもらえるプランですかwwwwwww」

狼「ううう・・・//////////////・・・か、噛むぞ!」

祈「うはwwwwww噛んで噛んでwwwwwwwwお姉ちゃんのラブバイトを祈美の身体に刻み付けてぇ~んwwwwwwww」

祈「ううう・・・辰哉の馬鹿・・・/////////////(ゴシゴシ」

ザバーッ・・・




『妹~番外』
~狼子のマンション~

辰「寒い・・・こたつだけじゃ寒い・・・でも灯油もエアコンのリモコンも無い・・・(ガクガクガクガク…」

辰「・・・うおっ!?冷蔵庫の中何もねえ!」

辰「くそ・・・こんな時間だけど買い物行かなきゃダメか・・・あーあ・・・今日の晩飯はコンビニ弁当か・・・」

辰「さて出かけるか・・・ありゃ・・・手がかじかんでドアが開けられない・・・(ガチャガチャ」

辰「と思ったら鍵かけっぱなしじゃねえかwwwww律儀に鍵締めてったんだなあいつ・・・(ガチャガチャ」

辰「うぬ・・・やっぱり寒さで手元が狂う・・・北極かよここは・・・(ガチャガチャ…ボキ」

辰「・・・」

辰「ドアノブ外れたwwwwwwwwwww」

辰「(ガンガンガン!!)ちょwwwww開かねえwwwwwww閉じ込められたあああああああああああああぁぁぁぁぁ……」

夜はまだまだ続く・・・




『妹5』
~祈美の部屋~

祈「どうぞ~♪(ガチャッ」

狼「うわぁ・・・祈美の部屋初めて入った。ぬいぐるみいっぱいだな!」

祈「ちょ・・・そ、そこはさあ・・・あんまり気にしないで・・・////////」

狼「なんでだ?ぬいぐるみ嫌いなのか?」

祈「いや・・・そういうことじゃなくてさ・・・/////////・・・その、恥ずかしいじゃん、あたしのキャラ的に・・・///////////」

狼「別に恥ずかしくないぞ?好きなものは好きでいいと思うぞ」

祈「・・・ほんとに・・・?/////////・・・そ・・・その・・・ありがと・・・///////////」

狼「えへへ・・・でも祈美はやっぱり可愛いんだなw」

祈「ちょ・・・/////////////・・・や・・・やめてよ・・・な・・・なんか・・・ほんとにお姉ちゃん出来たみたい・・・/////////」

狼「えへへ・・・そっかあ♪今日はほんとのお姉ちゃんだと思って甘えていいんだぞw」

祈「ん・・・じゃ、甘える・・・//////////・・・てか多分こんな優しいお姉ちゃんリアルにいないと思うよ・・・//////////」

狼「そうかな?狼子姉さんだからな!」

祈「ん・・・そうだね・・・/////////////・・・ああなんかあたし変だ!もう寝よう?」

狼「うん、そうだな!こんな時間だし寝るか!じゃ、俺、辰哉の部屋行くよ。おやすみ!」

祈「あ・・・」

狼「ん?なんだ?」

祈「あの・・・一緒に・・・」

狼「・・・いいぞ!一緒に寝よう!」

祈「あは・・・///////・・・その・・・ありがと・・・///////////」

狼「いーえー♪」




『妹FINAL』
狼「やっぱりふたり一緒だとあったかいな!」

祈「ん・・・えへへ・・・そうだね・・・でも・・・その・・・ちょっと寒いから・・・/////////」

狼「そうか?じゃあくっついて寝るか?」

祈「ん・・・////////・・・じゃあ、お願い・・・////////」

狼「よし!(ギュッ)あったかくなったか?」

祈「うん・・・///////・・・な・・・なんか嬉しい・・・あったかい・・・/////////」

狼「よかった。俺も祈美みたいな妹が出来て嬉しいぞ」

祈「えへ・・・ありがと・・・////////・・・でも・・・明日には帰っちゃうんだよね・・・」

狼「・・・祈美?」

祈「あれ・・・やっぱりなんか変だ・・・なんでこんな・・・あれ・・・あは・・・へ・・・変だよね・・・あたし・・・あは・・・」

狼「・・・(ギュッ」

祈「あ・・・ろ・・・狼子さん・・・」

狼「・・・辰哉も俺が泣いてるときはこうしてくれるよ。祈美も、あんないいお兄ちゃんがいるんだから大事にしなきゃだめだよ・・・」

祈「うん・・・うん・・・そうだね・・・昔・・・そういえば・・・兄貴もこうしてくれた・・・」

狼「だろ?」

祈「・・・」

狼「・・・」

祈「ろ・・・お・・・お姉ちゃん?」

狼「なんだ?」

祈「お姉ちゃんは・・・女体化する前・・・好きな娘とか・・・いた?」

狼「・・・いたよ。ふられちゃったけどな」

祈「・・・女体化したから?」

狼「ん、違うよ。女体化する前にちゃんと決着ついた」

祈「・・・そっか・・・」

狼「・・・」

祈「・・・あのね・・・あたしも・・・好きな人・・・いたんだ・・・でも・・・その人も女体化しちゃって・・・」

狼「・・・嫌いになった?」

祈「・・・そんなことない!・・・でも・・・だめなんだ・・・もう・・・」

狼「好きでいられるなら好きなままでいいはずだよ。その人を好きだったら、男でも女でも、遠慮する必要はないはずだし、女体化したってその人はその人だろ?」

祈「えへ・・・ありがとう・・・でも・・・ほんとにもういいんだ・・・その人のこと・・・今でも大好きだけど・・・でも・・・その人・・・今の恋人のこと・・・大好きでたまらないみたいだから・・・その人が幸せだったらいいんだ・・・」

狼「そっか・・・祈美は偉いね。立派だよ」

祈「そ・・・そうかな?・・・ありがと・・・//////////」

狼「・・・」

祈「・・・狼子さん・・・?」

狼「なんだ?」

祈「一回だけ・・・一回だけだから・・・あの・・・」

狼「・・・」

祈「・・・キス・・・してもいい?」

狼「祈美・・・」

祈「・・・一回だけだから!明日からはちゃんと普通にするから!」

狼「・・・いいよ」

祈「・・・ありがと・・・」

狼「・・・/////////」

祈「・・・あ、兄貴には秘密にしないとね・・・/////////」

狼「・・・絶対秘密だぞ?///////」

祈「・・・うん。えへへ・・・絶対言わない」

狼「・・・じゃ、寝よっか」

祈「うん・・・あの・・・狼子さん」

狼「なんだ?」

祈「・・・またお姉ちゃんになりに来てね・・・」

狼「うん。絶対また来る」

おしまい。




『妹~後日談』
~狼子のマンション~

狼「ただいま~!祈美やっぱり可愛かったぞ!(バタン」

辰「・・・あ!ちょ!閉めるな・・・ってもう遅かったか・・・チクショウorz」

狼「??なんだ?ちゃんと言わなきゃわかんないぞ!」

辰「・・・ドアノブ」

狼「?あ!壊れてる!そういえばこの前からなんだか調子悪かったからな・・・仕方ないか」

辰「なんでそんな冷静なんだよ・・・ふたりして閉じ込められたんだぞ・・・飯も暖房も無い部屋に・・・」

狼「あ!そっか!じゃ電話で祈美呼ぼう(ガチャッ)・・・もしもし祈美?家のドアノブ壊れちゃって部屋から出られなくなったんだけどさ」

辰「( ゚д゚ )」

辰「o.....rz」



ハイ終わり。

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最終更新:2008年07月21日 02:27
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