84 名前:お芋 []:2006/11/23(木) 02:05:50.92 ID:LA5YOkoj0
イエッスッサー
そう言うと杉野は俺の腕をがしっと捕まえて引っ張る
それは傍から見れば腕を組んでいるようだ
俺「ちょ・・・待て引っ張るな」
杉「早くしなさい~~」
俺「いいから早く放せちゃんと行くから」
腕から杉野のやわらかい感触が伝わってくる
正直恥ずかしい
杉「ん?・・・・ふふ~~ん」
杉野がこちらを見て何かひらめいたようだ
どうせよからぬ事を考えているに違いない
嫌な予感がする・・・
杉「薫ちゃんも一緒に引っ張って」
そう来たかーーーー
相「Yes Sir 」
そしてノルなーーーー
俺「おいちょっとまて相原何がYes Sir だ」
必死の抵抗むなしく相原に捕まってしまった
相原は杉野が掴んでいる反対側の腕をがっしりと掴んだ
相原・・・やめてくれお前の感触が・・・・・
俺は2人に両腕をしっかりホールドされている
両腕から2人の感触ががががが・・・・・
杉「どう?」
俺「どう?じゃねー!早く放せい!」
杉「両手に花の状態なんだからバチあたりな事言わないの」
俺「だから放せー!こんな所誰かに見られたらー」
杉「見られたら?」
俺「分かってやってるんだろお前は」
杉「え~私は崇と距離を縮めたいだけだよ~~」
俺「嘘付け!」
杉「そんな事ないよ~だ」
アハハ・・・書き溜めがなくなったよ・・・orz
書き溜めるできる時間がほしい
392 名前:お芋 []:2006/11/25(土) 00:23:14.28 ID:ynCPaOhx0
>>93
続き
そう言うと杉野は突然腕に抱きついた状態で頬擦りをしてきた
杉「ふふ~ん♪すりすり♪」
俺「うわーーやめろ!やめてくれーー」
杉「ほらほら薫ちゃんもやってやって」
杉野いくらなんでも相原はそこまではしないぞ
すりすり
?
??
すりすり
この感触は・・・
相「♪~♪」
俺「アーイーハーラーー!」
相原はとても素直にすりすりをしてくれている
しかも鼻歌もセットでついてくるプレミアム特典付き
ダメだ・・・この衝撃に理性が耐えられる自信が・・・・
俺「相原・・・放してくれ」
相「ん?なんで?」
俺「なんでってそれは・・・」
そう話していると突然相原が
転び・・・
そうになった所を俺の腕にしがみついていて無事だった
だが俺は無事ではなかった
俺「相原しがみつくなー」
相「危なかった」
そんなに強く抱きついたら・・・
相原・・・制服の上からでもやわらかいな・・・・
はっ・・・今俺は何を・・・・
理性が・・・・とんだ?
杉「薫ちゃんそろそろ放してあげようこれ以上抱きついてると崇がケモノになるよ」
相「うん」
そう言うと相原は先ほどまでしてくれていた鼻歌すりすりをピタっとやめてしまった
少し名残惜しいような・・・
はっ!・・・また俺は何を・・・・
杉「ね♪こうすると面白いでしょ♪」
相「うん今度もう一回やってみる」
俺「やるな」
は~なんか変な汗かいた・・・
杉「ホント崇は女の子に弱いんだから」
俺「あんな事されたら誰だってああなるわ」
杉「顔が引きつって声が裏返るのがふつーなのですか」
俺「ああふつーだ」
杉「でも薫ちゃんは平気だよ」
そう言うと杉野は相原に抱きついた
相「うん平気」
杉「ほら誰でもって訳じゃないじゃない」
俺「相原と一緒にするな」
相「むぅ」
相原のご機嫌を損ねてしまったようだイカン
俺「別に馬鹿にしてる訳ではなくてだな・・・」
イカン・・・フォローが思いつかない・・・
相原「どう言う訳?」
俺「えっとだな~・・・」
相「うんうん」
俺「芋羊羹でも食いに行こうぜ」
杉「え~~~誤魔化したーーー」
相「奢りか?」
俺「当たり前じゃないですか」
相「じゃあ行こう」
杉「え~いいの?」
相「うんいいの」
よしこれは使える相原には芋羊羹
これで決まりだ
相「早く行こう」
そう行って相原は俺と杉野の手をとって走り出した
杉「薫ちゃんそんなに急いでも羊羹は逃げないよw」
俺「こら引っ張るな相原」
こちらの要求を受け付けずに相原は俺達を引っ張って走っている
俺は何故かそれが楽しかった、ただ和菓子屋さんに行くだけ(奢ったりもするが)
なのに何故か楽しい
いつも仏頂面で何考えてるか分からない相原
いつもはしゃいで何考えてるか分からない従妹の杉野
この分からない2人と一緒だからこそ今この時が楽しいのかもしれない
今日は相原の秘密を知ってよかった
今日は相原と杉野が友達になれてよかった
久しぶりだ今日がよかったと思える日は
いつもと違う帰り道
少し変ってしまった人に連れられいつもと変らぬ人と一緒に
和菓子屋さんへと走り行く
財布の中身が空になってしまうのも知らず
和菓子屋さんへと走り行く
最終更新:2008年07月21日 03:41