『隷従』後編

俗に言うこれは誘拐という奴で、この人達のお家柄は結構有名な訳で
身代金目的といわれてもかなり信憑性がある
空君、そして恐らくは父親と母親が急に帰ってきて、家族会議みたいな状況
それに私も巻き込まれている。ホワイ?何故?
話に参加できないのに此処に居る意味はナッシングなのではないでしょうか?

「…………」

思いっきり空気扱いだったので、抜け出す事は簡単でした
私の中には今色々と葛藤が有ったり無かったりします

(………個人の感情を優先してる場合じゃ、無いよね)

携帯電話のアドレス帳を開く
「な」行で登録されてる「中平 鼬」の名を見つける
画面に表示される電話番号。しかし、発信ボタンを押そうとする指が抵抗を示す

(…………恋する乙女か、私は)

自嘲気味に溜息を漏らしポチっとな
数回のコール音と共に鼬の声が聞こえた
ちょっと笑い声みたいな物も聞こえるから複数人で居るんだろう

「鼬、アンタの仲間を集めるだけ集めて今から言う場所に集合して」
「おん?珍しいね、俺頼るなんて」
「………急用でね」
「ま、良いけど………どうしたのさ」
「何というか………」

「えっと……伝説の再現、とか言っといて」

無駄にデカイ公園には餌を待つ平和の象徴の鳩が集団でゆっくりとした時間を満喫しており、平和そのものだ
その平和を乱す事が容易に想像される集団が公園の一角で隊列を組んでいる事に目を背ければな

「先ほど、ある女生徒が誘拐された」

軍隊並みの上下関係を連想させ、沈黙を守って鼬の言葉を聞く不良達
不良は無駄に上下関係に厳しいよね

「そして誘拐したグループは最近力を付けてきた奴等だと情報が入っている」

私からの情報なんだけどね。鼬がアニメに良く出てくる鬼教官に見えるから不思議

「そして犯人グループは多額の身代金を請求しているらしい………だが!俺達の街でこんな事を許してはならない!」

「ハッ!」
「我等の目的は犯人グループの発見及び、早期の無力化!尚、この件についてはあの伝説の“スネーク”の助力を得ている!」

この「スネーク」というのは私の事だ。昔ちょっといざこざがあって、こいつ等全員を相手にした事があってね
これでも師範やらをやっている義母の一番弟子では有ったから、素人相手を無力化することは簡単だった
キッカケもさることながらその執念深さを称えて(?)スネークと呼んでるとか。隠密作戦が得意そうだな

「………もしや、そちらの女性が“スネーク”ですか? 何というか……ずいぶんとか弱い」

一人から疑問の声が上がる。当然といえば当然か
女性と言うだけならまだしも、私の今の服装は黒の丈長ワンピースに白のヘッドドレスとエプロン
そして黒髪ロングにメガネまで兼ねそろえた、所謂メイド服を着ていた。コレが鼬から出された、協力への条件だった
私は一歩に万進の力を込め、手に持ったモップを宛ら刀のように構え、振りぬいた
鈍い音が響き、質問をした男が地面へ崩れる

「で、他に質問は?」『…………我等が命、“スネーク”の為に!!』

「では、散!」「「「Yes your highness!!」」」

漫画のようにシュバッ、と言った効果音を残して、一人残らず消え去った
こいつ等、本当に不良の集まりなのか? 軍隊の特殊訓練とかじゃないよな?
とか考えていると、鼬の視線が気になった

「…………何?」
「いや、強気な女の子のメイド姿ってのも何かこう、グッとくるよね」
「は?」


というか、黒のオーバーニーはデフォなのか?
ロングスカートだから履いてても意味ない気がするんだけど……
「見えない場所こそが、最も重要なんだよ」などという解らんような持論振り回されてもな

「朽苗、後生だ。頼むから一回ヤr」

一回転し、その回転の過程でモップを鼬の首筋に当てて地面へと叩きつける
回転の勢いを殺さず地面へ倒れる鼬に更に追い討ちをかけるように頭に手を押し付け、モップの柄をうなじへ突きつける

「………誰に向かって言っている?」
「ごめんなさい」

組み伏せられる男子高校生と、組み伏せる黒髪ロングメガネメイド。シュールだ
とりあえず普通の公園では見る事は出来ない光景だ
そして私の冷静な部分が告げる
何やってんだろ、私

「……何やってるんですかい?」

「此処で間違いないんだな?」
「イエス・マイ・ロード」

何で軍事式?どうでも良いけど
私達が居る場所は街の外れにある廃倉庫の前。此処に有希さんが連れ去られているらしい
この情報収集能力は認めるが、何でわざわざ軍隊式?等と言っても始まらないのでメンバー紹介
まず私と鼬。そして、何故か連れて来られてる空君。何か鼬と知り合いだったらしい
急に居なくなった私を探して公園にきたは良いものの、何故か討ち入りの仲間に入れられている。踏んだりけったり?
そして鼬の部下共人数不定。さぁて、なんだか事が大きくなってる気がするよ

「聞け!勇敢なる兵士達よ!」

鼬の演説もどきが始まる。何回も言うけど、こいつ等本当に唯の不良?

「我等の勢力圏でこのような暴挙を許してはならない!情けは無用、徹底的に叩きのめせ! 力を以て我等の存在を主張する事で、それは後の過ち防ぐ抑止力となる! 貴様等の力を!意地を!見せてみろ!」
「「「Yes your highness!!」」」

………もう何もツッコまないさ。無駄だろうからね
諦観の思いを胸に抱くと共に、名前も知らない兵士達が何処からか調達した
丸太を数人掛かりで持ち上げ、シャッターへと突撃を敢行する
このシャッターは中と外どちらでも開く訳だが、それを操作するボタンは鍵付きの蓋で守られている
強固な砦ではあるが、それは逆に攻められると逃げられない設計な訳だなので原始的な方法で強行突破&制圧を目的にしている
もう夕方なので、さっさと終わらせて帰りたい
丸太突撃部隊のシャッター破壊確認と共に、兵士達が突撃

「降伏し、我が軍門に下れ!抵抗は無意味である!」

「………うーん、皆ノリが良いね」
「まぁいんじゃない?俺はこういうノリ大好き」

そう言えば、不良の中にメイドが一人だけってどんな状況だよ。エロ漫画でもねーよ
そして勢いよく突入したは良いが、出入り口辺りで規則正しく美しい幾何学模様ができている
それは向こう側も同じらしく指揮官っぽい人が中央に立って、その後ろに軍隊さながらの光景が映し出されている

「これはこれは鼬殿。どのようなご用件で」

黒髪長身なイケメン君。でもそこはかとなくヘタレっぽい気がするな。いや、イメージだけどさ
その手にするは木刀。しかもかなりの年季を窺わせる

「いや、何。こっちの縄張りで好き勝手やられちゃ、面子とかに関わるんでね」
「あぁ、それで説得に来た訳ですか」
「ま、その通りかな」
「………嫌だ、と言ったら?」

「つ」

敵将が木刀を腰だめに構え、接近する
モップを持つ手を入れ替え、鼬の傍へと走る

「ぶ」

宛ら幕末を生きる新撰組の如き突きを見せる。恐らく喉を狙っている
兵士達の間を掻い潜って鼬の隣へ

「す」

突きを放った木刀の先端を、モップの柄に当てて防いだ

金属音と勘違いするほどの高い音が響いた
それを合図にするかのように両陣営の隊列が崩れ、総力戦を開始する

「……へぇ、やるね、メイドさんの割りに」
「お褒め戴き恐悦至極。でも、手加減は出来ませんよ?」
「フン、良いだろう」

鼬の服の襟を引っ張って後方へ退避させる
同時に横薙ぎに振ってくる木刀への対処を忘れない
鍔迫り合いも一秒弱、弾き飛ばすように離され、今度は逆方向からの攻撃
腕を支点にして柄の方を下ろし、シーソーのようにモップの頭を木刀へぶつける
モップを180度回転させ、がら空きになったボディへと突きを出す

「グッ!」

先制打。低く呻きながら男が後ずさる。よく動くね、結構手ごたえはあったんだけど……

「………強いねぇ、あの人」
「だろう?何てったって俺のチームを一人で壊滅させたんだからなぁ」
「どうしてまたそんな事に?」
「………チームの一人がさ。アイツの妹にちょっかい出したみたいで………あぁ、あの時は鬼のヴィジョンが見えたよ」
「へぇ………」

等といったやり取りをしているのが視界の隅に入った
お前リーダーの癖に参加しないのな………あ、リーダーだからか
とりあえず終わったら一発殴っておこう。そうしよう

「戦闘中に余所見か?」

意識を別に逸らしたのは一瞬
迫り来る木刀を反射的に防御する為にモップを構えたが、容赦なく弾き飛ばされる
その反動で腕が稼動範囲ギリギリまで伸びきり、モップは手を離れて宙を舞う
足を軸に一回転した後、男は確実なトドメを狙ってくる

「おや?ピンチ?」
「いや、大丈夫だろ………アイツ、徒手空拳の方が強いから」

回転の勢いを殺すことなく迫る突き
無理に避ける事を考えず、腕を刀の横へ添え、力の向く方向を誘導する
剣先を私の横へと反れ、突きの威力はそのまま使用者のバランスを崩す力となる
前のめりになった体制を更に崩すように、相手の手首を持って手前に引く
相手の体重が地面から離れた手応えを感じて、腕を両手で掴み、身体を下へと滑り込ませる
自分の肩を支点にして、梃子の原理の要領で………つまりは、一本背負いを決める

「はあああああああああっ!!!」

頭………というか首から地面に叩きつけられる
何か鳴ってはいけない音が鳴った気がするけど、不可抗力だ
どうやら気を失ってくれたようで、これで有希さんの救出に専念できる
指揮官というのは飾りなのか、それとも目に入っていないのか
リーダー格を倒したのは良いけど他の奴等は戦いを止める気配を見せない
まぁ、元々壊滅させるつもりだったから良心の呵責が無くていいけどね

「あ………」

少し錆びの見られる、周りの壁と一体化してるような扉を見つける。あからさまに怪しいというか
ノブを回すと少しだけ篭っている埃が舞い上がり、一つ咳をする

薄暗い部屋の中央に寝かされていたのは、予想通り坂下有希さんだった
何故か着ている巫女服(神社の手伝いの途中だったか)の上から縄で縛られ、ガムテープで口を塞がれている

「お姉!」

おや?何時の間に背後に?
とか思ってる間に、鼬がナイフを用意する。準備がいい事で
ナイフでロープを切り、出来るだけ痛くしないようにガムテープを剥がした

「八月一日………さん」
「………助けに、来ました」
「いえ、あの、その格好は………?」
「さぁ!さっさと出ましょうか!」

逃げるのも立派な兵法です
しかし、先程の扉には特殊警棒、鉄パイプ、ナイフを持った三人の男の人が立ってました
あ、モップ置きっぱなしです

「いや、懐かしいな朽苗」
「何が」
「昔と同じシチュエーションじゃないか。ま、昔は俺が塞いでる方だったがな」
………あー、私がスネークと呼ばれる所以のアレね。確かに同じだ
って事は、突破の方法も同じか……

スカートを踏まないように、少したくし上げる。何か後ろで感嘆の声が上がってるが無視
最初の一歩に力を込め、走るというよりは飛ぶといった勢いで警棒君とパイプ君の間へと突っ込む
二人が武器を振り上げたのを確認し、直前で急停止。一呼吸置いて急発進
私に釣られて止まってしまったパイプと警棒を振り下ろすのが間に合わず、私は間合いを詰める
足音を響かせて停止、慣性の力を乗せてパイプ君の腹部目掛けて左ストレート
パイプ君の身体が少し浮き、短い断末魔と共に背中から地面に倒れる

勢いを付け過ぎ、少し体勢が前のめりになる
それを無理に直すのではなく、崩れた体勢の延長、詰まる所時計回りに一回転
半分ほど回転した所で右側に居た警棒君の横面に右足の踵で回し蹴り
ぱ行を連呼する感じの悲鳴を響かせて地面へと叩きつける
そして神業と評価してもいい(自画自賛)女性の技巧、スカートの中を完璧に防御する
男二人の残念そうなオーラ。お前等……

「な、何なんだよお前!」

仲間が居る事と武器を持ってる事で絶対的な優位を確信していたナイフ君
それが間違いだって事を認識したんだろう、顔に恐怖がにじみ出ている
軍隊で採用されてそうな、刀で言う峰の部分にギザギザがあるナイフを構える
まずは顔、そして肩、胸の順に狙ってくる。私はこれでも剣道とかで鍛えられた目があります
ナイフの使い方を真剣に研究してる訳でもない、自分の非力を補う為の素人さんの攻撃に当たる謂われはありません
突きは無駄だと悟ったのか、次は横に振る構え
その場で屈伸運動、私の頭上をナイフが掠める。少し切られてしまった髪の毛が私の目の前を舞った
志村けん師匠の有名なギャグのように顎の下で90度に近い角度に曲がっている肘を押さえる
腕の動きを封じた後は顔の上半分、頭部にあたる部分を右手で掴む
手の平全体に力を入れるのではなく、五本の指の先、其処に万力の力を込めるイメージで………

「邪魔………しないでよ」
「おぉ!!アレこそは俺の組との闘争で繰り広げた最強最悪、奴が『スネーク』と呼ばれる所以の!」(説明口調)
「本来身に付けていた強靭な握力を更に強化した!」(説明口調)
「その悪撃を蛇の牙と捕らえ、あの人の性格を皮肉を以て、人々はスネークと呼んだ!」(説明口調)
「とある漫画の主人公の技を模範にして見につけた!」(説明口調)

    『スネーク・バイトだぁぁぁぁぁ!!!!』 (説明絶叫)

抵抗を表していた手足が大人しくなった時点で、手を離した

私の腕に支えられている状態だったその身体は、手を放した瞬間に地面へと崩れた

「………さて、帰ろう。有希さん」
「え、は、はい………」

有希さんが私の差し出した手を取る。若干顔が赤い

…………可愛いな

「………君達には気の毒だけど、彼女には武器は通じないんだよね。ま、運が悪かったと思って諦めて」
「………おぉ、このナイフは………俺が手に入れられなかった限定品。欲しい、凄く欲しい」
「じゃあ、戦利品という事で貰っときますか」
「良いのか?!やっほーい!先輩最高!」
「はっはっは、もっと褒めろ」

………後ろの人達、もうちょっとこう、ねぇ?

部屋から出てみると争いは殆ど終結していた。勿論こちら側の勝利で
途中で戦意を喪失したものが多数だったらしく、大人しくお縄についてる者も多数見える。文字通りに

「…………貴君等の働きにより、誰一人欠ける事無くこの戦闘に勝利する事が出来た。例を言う」

またも軍隊的な演説。もういいや、ツッコミ面倒臭い

「私には感謝の意を表すしか出来ないが…………とりあえず、焼肉行こうぜお前等っ!!」

    『うおぉぉぉぉぉーーー!!』

何か皆疲れてるんだね、壊れたね
鼬と愉快な仲間達(空君含む)は焼肉店にレッツゴー
妙なハイテンション集団が去って、少し悲しさが残る。私と有希さんも此処に残る
漂う雰囲気が告白の返事を求めているように見える
………よし、覚悟を決めよう

「あの」
「八月一日さん………」

………出鼻くじかれすぎだろ
そろそろ泣きたくなってきたよ

「好きです」

有希さんの目から、真珠の粒のような雫が静かに流れ落ちる
その言葉に込められた真剣な響きは静聴を促される強さがあった

「好きです。貴女が女性になった、今でも。私は、貴女を好きなんです」

声量が大きい訳ではない、はっきりと通る、強い声
こんな可愛い娘にこんなに強く想われている事を実感する
単純に、嬉しい

「………有希さん」

ビクッ、と肩を震わせる
凄く、愛おしい

「………私の誕生日って、ずっと先なんですよ」

有希さんは?マークを浮かべてるように見える。無理も無いか

「15,16歳の誕生日以外に女体化した人の殆どは、身体又は精神に普通の女体化以外の変化が見られる………というのは知ってますか?」

首を縦に振る。彼女もその体験者なのだろうか。そういえば

「………私もそうみたいなんです」

深呼吸して、有希さんを見つめる
有希さんも少し赤い顔でこちらを見つめ返してくる
傍から見ればメイドと巫女が見つめ合ってるという、非常に稀有な光景

「私の身体には本来女性の身体に無いもの………男性の性器が残っています」

わざと回りくどい言い方をする
だって、はっきり言うのは恥ずかしいじゃん?男性器………詰まる所、アレ、が残ってるなんてさ?
あぁ、なんかこの言い方のほうがいやらしい気がしてきた

「男性、の性器?………それ……って」

有希さんの顔が沸騰寸前みたいに真っ赤になるのを途中まで確認して、後は身体が勝手に動く

「あ………」
「だからさ。私は………男の人とでも、女の人とでも、問題、無いみたい」

抱きしめる腕に力を入れる
と言っても、私が女体化した所為で身長は私が少し高いぐらいだから「抱きしめる」と言うよりは「抱き合う」みたいな感じ

「有希さん、私も、貴女が好きです」

「………あ、そっちじゃありません」
「あれ?有希さんの家向こうだよね?」
「いえ、良いんです。こっちの方が良いんです」
「あれ………神社?」
「此処の方が、人、来ませんし………お父さんには、空に伝言頼んでますし」
「えっと………それは?」
「はい………」

以上、セリフだけでお送りしました。八月一日朽苗です。
今私が居るのは神社によくある祠の様な建物の中で………神罰とか喰らったりしないんでしょうかね?
何故かと聞かれれば上のセリフで察して欲しいのが本心
えっと、あの、彼氏彼女(で、良いのだろうか?)的な関係な二人の一種の儀式と言うか、試練と言うか、誓いというか……

「あの………お待たせしました」
「ひゃうっ!?」
「ど、どうかしましたか?」
「いや………なんでもない。なんでも」

有希さんが巫女服……それも、行為に必要無い物を極力省き、それでも巫女に見える格好で現れる
というか、巫女服というのは表面に見えるものの下に何枚か着込んでいるらしい
それらを全て省いて一番上だけを着ている形です。素肌に一枚だけ薄い着物のような格好な訳ですね
目線が勝手に向いてしまうと言うか元々男なんで不可抗力でもあるんですが、胸の形をくっきりと現しているお召し物をついつい見てしまう
って言うか私の命令です。ごめんなさい本能なんですごめんなさい

「あの…………何で脱いだのにわざわざ着せるんでしょうか?」
「ロマン………というか、趣味?」

じゃないよ。何本音言ってるんだよ私は

「ん………む」
「あぁふ………ん………はぁっ」

有希さんの唇と自分の唇を重ねる
薄く重ねたソレからは熱と吸い込まれそうな柔らかい感触が伝わる
重ねている部分を少し開き、有希さんの薄い桜色の唇に舌を這わせる
味を確かめるように、慎重に、ゆっくりと
私達以外が存在しない祠の中に、淫靡な響きを持つ水音が響く

「んぅ!?」

水音が変わる
有希さんが私の舌を唇で挟んでピストン運動、有希さんの舌が私の舌の先端を舐めている
急に、自分の下半身へ血液が集まるのが解る
女の身体になってから、男性器の性的な反応は男の時より制御できるらしい
しかし、これは………限界を超えそうな気がする
少し開いている有希さんの口に、自分の口を合わせる
口内へと溜まっていた唾液は、重力の力に逆らわずに有希さんの口内へと移っていく
私が有希さんを中から穢している。興奮を禁じえない

「ん………ぷはっ」

行為に夢中になって呼吸を忘れたのか、いったん行為を止めて苦しそうに呼吸する
白磁のような肌を真っ赤に染めながら、喉が小さく動く
その行為が何故か凄く淫靡な事に見えて、自分の顔の温度が上がった実感があった

「はぁ、はぁ…………八月一日さん」
「朽苗って呼んで」
「え?」
「恋人なのよ?名前で呼ぶのは、当たり前でしょう」

「うん………朽苗、さん」
「ありがとう………有希」
「あっ……」

力が抜けたのか、有希は私の胸にうずくまる形になる
今の状態は有希と私が向かい合ってる状態で………服装はメイド服と巫女服

「有希………後ろ、向いてみて?」
「はい……」

私が足を伸ばして座り、その足の間に有希が座ってる形
ところで知ってる?巫女服は脇の下にから二の腕に当たる部分が開いてて、正にこういう事に最適な構造なのよ
巫女服を考えた際に煩悩を忘れなかった人を私は称えたい。そんなつもりじゃなくてもこのデザインを考えた人を称えたい
右腕をそのその場所から滑り込ませる。そして服を着てるときより若干大きめに感じる二つの丘、その一つに手を這わせる

「有希って…………下着つけてないのね?」
「だ、だって八月一日さんが……」
「朽苗」
「く、朽苗さんがそうしろって……」
「あら?そうだったかしら」

丘を麓から円を描くようにゆっくりと刺激しながら登る
そしてその頂に差し掛かる前に登るのをやめ、円運動を続けながら刺激を与える
そして巫女服の(間違った)もう一つの機能
巫女服の赤いスカート状の着物。これにも秘密がある
履いた時に真横になる部分、普通のズボンならポケットがある高さ………そこに、細長い二等辺三角形、ソレを逆にしたようなスリットがある
その部分から左腕を侵入させ、女性としての部分を刺激する
既に湿り気を持っているショーツ………所謂女性用下着の上からゆっくりと、強弱をつけて
有希は我慢してるかのように短く吐息を付く
それがまた艶やかな魅力を加えていた

「有希ってば胸大きいよね………服着てるとわかんないのに」
「え………そんな、こと、無ぃ……」

最後の方はもう声になっていない
私は右手で胸の大きさを確かめるように、手の平で全体を刺激する
同時に胸の頂きにある突起も、人差し指と中指を使って弄る
同じように硬く閉ざされた門の筋へと左手の指を這わせる。いまだ下着を穿かせたまま

「………私より大きいよね、これ。羨ましいなぁ」

わざとらしく言って、胸を揉む力を強める
それに比例するように有希の喘ぎ声も激しくなっていく
左手の人差し指を強く押すと、洪水のような状態の門の中へと、それを守っている布ごと侵略していく

「あ、ダメっ、そんなに強くしたら……!」

その意見には耳をかさず、というか耳を貸せる状態ではなく、
刺激を強め、人差し指にはピストン運動を命じる。殆ど反射的に

「あ、あぅ、あぁぁぁぁ!!」

有希の悲鳴のような声と共に、身体が一瞬硬直する
が、それも数秒。今度は反対にぐったりとなり、私に身体を預けてくる
これは一般的にいう絶頂………つまりはイった、という事か

「………朽苗、さん」

有希が身体を反転させ、私のほうを向く
潤んだ瞳や、火照った顔。縋るような上目遣い。額に浮かぶ汗や少し着崩れた巫女服

…………ごめんなさい、限界です

「着たまま………するんですか?」
「えーと………やっぱ、ダメ?」
「ダメじゃない………ですけど。何か、変態さんみたいです」

…………キツい一言、ありがとう御座いました
ワンピース状の服の下で激しく膨張を始めた男の時の名残、そしてその下で女としての証が疼いている感じがする

「失礼、します」

緊張した面持ちで、私の脚の間に入ってくる
私の格好は両腕を後ろにつき、足を開いた体育座りのような格好
ワンピースのスカートが巻くれて、黒い下着や、その下でグロテクスな膨張を続ける私の息子(………比喩ですよ?)も丸見えの格好
恥ずかしさから頭に血が上って、今にも気絶しそう

「これが、朽苗さんの………」
「あっ……」
「……朽苗さんの、凄くえっちな匂い……」

正座の状態から前へと身体をずらす感じに、有希が私の股間へと顔を埋める
荒くなっている息遣いが私の息子へと吹きかけられ、イヤでも反応してしまう
ビクン、という効果音が付きそうなほどに、私の意識とは別の所で大きく脈を打った
敏感になっている亀頭が有希の頬へと当たって、半透明の橋が架かり、プツンと切れた

「い、行きます」

戦々恐々、といった様子で、目の前で屹立とするグロテクスな肉棒へと手を添える
まるで爆発しそうな物を扱う様なその手つきにもどかしさを感じながらも、それを超える快感が背筋を走った
恐々としながらも、慣れていない者特有の不規則なリズムで上下運動を始める
カウパー液……俗に言う先走り汁の出す音が、やけに大きく聞こえる

「あ、あれ?どんどん出てきちゃう………」

恐らくこういう知識が(私の勝手な妄想だが)少ないであろう有希は動揺を顔に出す
好奇心からか、有希は亀頭を指で弄る
カウパーで滑る所為か強い刺激が来ないのがもどかしい
全体に塗りつけるように指を円運動、慣れてきたのか上下運動が激しくなるそれに合わせて半透明の液体の放出が多くなるのを感じる

「と、止まんないよぉ……」

涙目で言うその姿は妙に加虐心をそそられる。しかし、今そんな余裕が無い
快感を与えていた二種類の刺激が、唐突に止まる
そして粘っこい感触が、敏感になった部分に触れる

「ん………」
「あぅ!?」

頭の部分を口に含み、先端に付いた液を舌で丁寧に舐め取っていく
それの与える刺激の所為でまたも液は放出され、それを舐め取って…
一種の永久機関のような状態になる
そうしてるうちに、自分の限界が近付く事を感じた
下から突き上げるように下半身が動く
それに連動して根元までが一気に口に含まれる
先端に喉の感触を感じて、突き上げるのを止めた
有希の目には涙が浮かんでいる
それでも快楽を貪る為に下半身が無意識に動きだす

唾液に濡れ、黒光りするグロテクスな物をもう一度突き上げる
限界まで言った所で引き抜き、また突き上げる

「んぁ、む、むぅ!」

悲鳴の様な声を出そうとすると、その吐息が快感へと変わる
何度かピストン運動を続けた後に、自分が限界を迎える

「有希、ゴメン!」
「ん、むぅぅぅぅぅぅ!?」

有希の口内へと怒涛のように精液が流れ込む
何か芯を入れられたように背筋が伸びるのを感じ、全ての意識が一点に集中した
額に浮き出た汗が一筋、顔を伝った
全てを注ぎ込んだような快楽を得た後に、理性が忘れていたかのように働く

「ゆ、有希、大丈夫……?」
「ん………」

ゴクン、と喉が鳴る
理解するのに数秒

「飲んでる……の?」

自分の出した粘性の高い白濁液を、目の前の女の子が飲んでいる
その行為が物凄くエッチな事に見えて、今吐き出したばかりの欲望が下半身に集まるのを感じた
自己嫌悪を感じながらも目の前の光景に見惚れる
途中でその行為を止めた有希が、こちらを見る

視界が縦に90度変わる

木造の祠の天井が目に入る
腹部に圧迫感を感じると、視界に有希の顔が迫ってくる
多分有希に馬乗りにされてるんだろう

「有……」

途中で声が遮られる。雪の唇で

「むぅ!?」
「ん……」

艶のある声と共に、有希の唇から私の唇へと、何か粘性の高い液体が移される

(これ、精液……?)

有希の唾液と混ざった自分の精液は、苦いながらも変な味がした
次々と流し込まれてくる唾液と精液を、半ば強制的に飲んでいく
一口一口飲むたびに下腹部、自分の女としても部分が疼いてくる
口の中のモノを全て移し終えたのか、有希が唇を離す

「有希………」
「お返しです」
「え?」

その表情は、怖いと思うぐらいに妖艶で、美しかった
行為で言えば正反対な筈なのに、どこか神々しい物すら感じる
私は、何か目覚めさせちゃいけない物を目覚めさせちゃったかもしれない

「………お嬢様、って呼んで?」

有希の突然の発言の真意を測りかねる

「朽苗ちゃんは………メイドさんでしょう?だから、私の事、お嬢様って呼んで?」

そう言われて、自分の格好を思い出す
何の悪ふざけかわからない、何処からか調達されたメイド服本来、服従する立場の私

「………お嬢、様」
「いい子だね、朽苗ちゃん」

いつの間にか呼び方が朽苗さんから朽苗ちゃんに変わっている
有希は私のエプロンとワンピースの肩の部分をずらし、胸をはだけさせる格好になる

「ふふ……可愛い」

熱に浮かされているような表情の有希は、何処か手馴れた手つきで私のブラを下にずらす
有希のものに比べれば若干小ぶりな胸が露になり、先端の突起は天を向いている
再び、唇が塞がれる。今度は有希の舌が私の中を蹂躙する
侵略は執拗に続けられ、有希から流れてくる唾液を飲み込む
敏感になった自分の息子は、一度出したと言うのに既に痛いぐらいに硬くなっていた
しかし有希はそれに触れずに、胸と、私の女としての門に愛撫を続ける
私のやった事を倍にして返すように、乱暴に、優しく、緩急をつけて
もう出所が何処なのか解らない多様な音が祠の中に響く
唇が離れる
その間に出来た唾液の架け橋は数秒と持たず切れた
腹部の圧迫感が消え、有希の愛撫が胸と恥部へと集中した

「ほら、ね?朽苗ちゃんも我慢しないで?」

「ゆ、有希……」
「お嬢様、だよ?」
「ひゃぅ!?」

有希が乳房の先端の突起を強く噛むと、自分でも驚くぐらいの嬌声が漏れた
痛みと、それと同じぐらいの快感
悲しい訳でもなく涙が出てきた

「苦しいの?じゃあ、早く終わらせよう?」

既に決壊したダムのような状態の門へと、異物が侵入してくる
一気に二本入れられた指は膣内で出鱈目に動き回る
刺激を与える為だけのその動きに、上下運動が加えられる
それが危うく保っていた何かを、いとも簡単に崩した

「あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!!」

高い女の嬌声
漫画の様に勢い良く、精液が噴射される
そして女性としての部分からも、液体状の何かが噴出していた
男性としての瞬間的な快楽
女性としての持続的な快楽
それらが同時に襲ってきて、頭の中がぐっちゃぐちゃになる
何も考えられない快楽の中で、本能からか両手は口を押さえる
それでも自分の意識外での悲鳴は収まらず、ただ快楽を外へと発し続けていた

「ふふふ……いっぱい出たね。凄い匂いだよ?」

有希が、手首に付いていた精液を見せ付けるように舐めとっていた
彼女の着ている巫女服、髪、顔、それに自分のメイド服にまで精液がへばり付き、射精の勢いを物語っていた
だと言うのに、まだまだ出せそうな気がした。これも、女体化による変化が関係あるんだろうか?
有希が巫女服に染み込んで行く精液を眺める

「わぁ……これじゃあ、私の身体にまで匂いが染み込んじゃいます」

私の腕が、有希の身体を少々乱暴に押し倒していた
先程まで、意識下にあった僅かな躊躇いは、既になくなっている

「朽苗ちゃ……さん?」

恐らく普段通りに戻ったのか、呼び方が変わった
私は既にその役目を果たさない、ぐっしょりと塗れた下着を膝までずらした
その下にあるのは、いまだ鉄の如き硬さを誇っている男性の名残。その象徴

「有希」
「は、はい……」
「私、有希を私だけの物にしたい」

精液の染み込んだ白い巫女服は肌色の地肌を映している
膝を立てている為にスカート状の赤い袴は腰まで上がり、肌にぴったりと張り付いている桃色の下着が見える

「誰にも有希を渡したくない。髪の毛一本まで、全部、私だけの物にしたい」

告白と言うには、あまりにも酷い
しかし、込めている気持ちは何よりも真剣。冷静に見れば、かなり性質が悪い
有希の両手が、頬に触れる

「私…………朽苗さんのものに、なりたいです」

「大丈夫?」
「は、はい……」

そう言っても有希の表情は若干強張っていた。無理もないか
私は有希の下着を取り去り、露になったその部分へと自らを近づける
割れ目に沿って押し付ける力を強くすると、先っぽが割とすんなり受け入れられる

「ん………」

更に推し進める
肉の壁は異物の侵入を受け入れ、中身を搾り出すかのように締め付けてくる

「あ、あぁぅあ………」

進める度に有希の、閉ざしきれない口から漏れる声が聞こえる
ある程度進むと、侵入をよりいっそう阻む感触を感じた
噂に名高い「処女膜」と言った物だろうか

「………良い?」
「うん………」

出来るだけ早く終わらせよう、と思い、思いっきり突く
抵抗出来る範囲の限界を超えると、裂ける、と言った実感があった

「あぁぁっ!……うぅ」
「……大丈夫?」
「大、丈夫……です。思ったよりは、痛くありません」

涙を浮かべながら、有希は微笑んだ

なるべく負担をかけないようにゆっくりと動く
そして、有希の膣の中に根元まで収まった
膣の壁が精液を搾り取ろうとでもするように圧迫してくる
場所によって強弱が違い、その強弱も変化していく
正直言うと、かなり気持ちいい

「動く、よ?」
「は、はい」

破瓜の所為か有希は何処か上の空な表情になっている
ジッとしてても与えられる快感を誤魔化すように私はピストン運動を始めた
色んな液体が混ざり合う時の、耳に残る音が大きく聞こえる
半分意識が飛んでる様な有希の意思とは別の何かで、膣の形が変化する
洪水となり溢れ出る愛液は陰茎の動きから摩擦を取り除き、動くと言うよりは滑る感覚がある
その滑る軌道は一回ごとに変わって行き、未知の快楽を与え続けてくる

「あ、ぅあ………んっ!」

自分の声とは思えない、女らしい声が漏れる
思考が靄がかかった様にはっきりしない
ただ単純に、前後の運動を続ける
気持ち良い
今はただそれだけ
他はもうどうでも良い
一際激しく突き上げた時、有希の膣内が今迄に無く圧縮する
同時に、私も絶頂を迎えた

『………―――――ッ!!」

木造の祠に、二人の女性の嬌声が響く
三回目ながら、若干衰えながらも硬さを保っている陰茎をゆっくり引き抜いた
ゴボッ、っと言った音と共に、精液と血液が混ざってピンク色になった液体が溢れる
有希は玉のような汗を浮かべ、まるで産卵の様に精液を外へと出している
次々と有希のから出てくる精液は、神々しいモノを穢してしまったような背徳感を私に与える
しかしそれは直ぐに、有希が私の物になったような錯覚と、それから来る達成感へと変わっていく
有希はその双眸をゆっくりと閉じ、やがて寝息を立て始めた
多分今迄張っていた緊張とかその他精神的な諸々が解けた事で疲労がやってきたんだろう
かく言う私も、だんだん瞼が重くなってくる

「有希、そんな格好だと風邪引いちゃう………」

妙にずれている様な事を言いながら、有希のはだけた巫女服を直そうとする
しかし、支えにしていた腕が汗で滑って有希の上に覆いかぶさる形となった

(あ………も、ダメ)

先程とは別の要因で思考が鈍り、視界は暗くなっていった

翌朝、差し込む朝日の目覚ましで起きてみれば、毛布がかけられていた
昨日の状況のままだったから精液とかが染み込んで、何か凄い事になってたけど………

空君に言わせれば、

「何も見てないし、聞いてないし、してないです」

だ、そうだ。…………私も、何も質問してなかったはずだけどね?

で、まぁ。色々と特殊なプレイをした、その翌日になる
私は今巫女服を着ている
別にコスプレに目覚めた訳ではなく、純粋な巫女としての仕事、それを手伝う為だ
因みに学校は休日なので心配ない

数時間ほど前の事、有希の家でお風呂を借りた
昨日後片付けもせずに眠ってしまった為に服とか髪とかが凄い事になってしまっていた
幸い朝も早く、有希の両親も起きていなかった。空君は起きていたけど
その空君に、男だった時と同じ感覚で服の………つまり、精液とか愛液とかで塗れたメイド服や巫女服を片付けて貰ったけど、今思えば凄い事をしたなぁ
大浴場ともいえる広さのお風呂に有希と二人で入り、その時にこんな事を言われた

「コレで………私の全部、朽苗さんの物ですね」

頬を赤らめながらの上目遣いは反則だと思います
T.K.Oな上、お風呂場で鼻血が出ました
私は一体何処へ向かうのでしょう……?

「朽苗さん?どうかしましたか?」

竹箒を持った有希が話しかけて来る
白と赤の基本的な巫女ルック。同じ服が何着もあるのを始めてみた
因みに巫女服は普通は下に何枚か重ねているので、肌は見えない
昨日のはまぁ、ロマンとかそんなものに根付いた、特別バージョンと言うか、私専用と言うか
等と言う、誰に向かってか解らない言い訳をしながら竹箒を持つ

「私、向こう側やってくるね」

範囲内の落ち葉、ゴミを一箇所に集め、一先ず一区切り
次の指示を仰ぐ為に有希の元へと急ぐ
しかし、有希の姿を視界に入れた次の瞬間!(某番組風)

「お、おぉ、正統派巫女様ですよ田中氏」
「そ、そうですな鈴木氏」
「あのぉ……」
「くぅぅ!まさか絶滅したと言われる正統派巫女様に出会えるとは!」
「ありがたやありがたや………」

………コレもナンパの一種なのか?どうでもいいや
私は二人に迫られている有希の腕を引き、抱きしめる。身長が同じぐらいなので頬と頬が触れ合った

「悪いけど、この娘は私の物なの。貴方達みたいなのが触れて良い部分は、髪の毛一本分たりとも無いのよ?」

触れ合った頬の温度が上昇していくのが解る。本当、可愛い娘
…………後で知った話になるけど、私のお陰か所為か、この神社の人気が爆発的に上がったとか何とか

end

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2008年07月21日 04:11
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。