~15、16歳位までに童貞を捨てなければ幼女化する世界だったら~
「ふわぁ~あ」
朝起きてのんきにあくびをして体を伸ばす。
これは俺の日常でもあり、癖だ。
・・・なのに、体が伸びるどころかちっこくなってないか・・・?
おまけにぱじゃまもぶかぶかで目線も・・・
嫌な予感がしたので洗面台に向かおうとする。
───ドテッ
「いったぁ~・・・ベッドから落ちたし・・・」
ベッドから降りるつもりがおっこちてしまう。情けない・・・。
「どうしたの?・・・・ってきみだぁれ?」
こいつは義弟の陸だ。6才だが、に医者志望で私立幼稚園に通わされてる程だ。
・・・・おまけに、俺よりもデキがいいらしい・・・
「俺だ。文哉だ。お前の兄貴だ!」
「そうは見えないけどなぁ・・・あれ、膝にけががある!まってて!」
「よけいなお世話・・・っておい!」
まじめな顔で陸は飛び出していく。しかしすぐに戻ってきた。
・・・すると、持ってきた大きめな絆創膏をお俺の怪我したところに貼る。
「これで大丈夫ですよ~。僕、お医者さんっぽかった?」
「あ、ああ・・・。お前は立派な医者になれるよ。」
幼い陸のさりげない行動だったが、とても暖かみを感じた。
「ありがとう。先生。」
「お大事にね。」
─fin─
最終更新:2008年06月11日 22:58