45 :安価:あーん1/2
コゲ丸 ◆CI4mK6Hv9k :2008/03/07(金) 12:30:20.55 ID:M78zCTIo0
突然だが起きたら女体化してた。 人体って摩訶不思議。
兎に角、隣の家の幼馴染に制服を借りて、学校へ向かう。
「…ということで今日から俺は女の子だから何をしても暴力はいけないもっ」
言ってるそばから打撃を受けた。今時の馬場チョップだけど非常に痛い。
でも今日もこいつのおっぱいのやらかさを確かめられて、とても満足。
「イタタ…何をする?」
「朝っぱらから人の胸をもみしだくなッ!!」
「わかった。 今度から夜な夜なもみに行く」
「朝が論点じゃないでしょ!!」
「といいながらも期待に胸を膨らませる灯であった」
「誰が期待するかッッ!!」
じゃあいつもめばいいというのか。
そうこうしている内に学校に着いた。
クラスメイトたちは心底驚いた目で俺を見ていたが、俺より灯が弄られているのは何故だろう。
「で、なんで弄られてたんだ? 女体化した俺を差し置いて」
「何で残念そうなのよ… まったく、アンタのせいで散々だわ」
「む? 俺に何か原因があるのか?」
「! な、なんでもないわよ」
顔を赤らめながらそっぽを向かれても、これっぽっちも説得力が無いんだが。
「さぁさぁいよいよ体育の時間がやってまいりましだふっ!」
椅子に片足を上げながら意気込んでいたらバッグで殴られて泣きそう。
「はいはい、アンタはトイレで着替えるのよ」
「なにぃっ!? ぷるぷるもにもにの夢を打ち砕く気かっ! 負けん、負けんぞぉおおお!!」
「そんなこと考えてるヤツを更衣室に入れられる訳無いでしょ!?」
「すみませんでした」
今にも殺されそうな勢いで凄まれたので少しちびりそうになりながら引き下がる俺カコワルイ。
ちなみに体育の途中男子に混ざってサッカーしてたら何故か皆前屈みになってました。
46 :安価:あーん2/2 コゲ丸 ◆CI4mK6Hv9k :2008/03/07(金) 12:30:46.83 ID:M78zCTIo0
「さて、飯だぁあああああああああああああごっ!?」
「やかましいっ!」
後頭部を狙った回し蹴りで息も絶え絶え。
「……ったくアンタがそんなんだから教室でお弁当食べられないんじゃない」
「喜びを表現して何が悪いぎぃっ!?」
声なんて出なくなるような痛みに悶絶していると、目の前に弁当箱が広げられた。
毎日毎日作りすぎてしまうなんてドジなヤツめ。
「ム……」
「な、なによ?」
しかし毎度毎度の事とはいえ、日に日に上達していっている料理の腕はたいしたもんだ。
最初の頃なんか………………思い出すだけで涙が出てきたので公表はやめよう。
「箸が一膳しかないぞ?」
「あ……アンタ先食べなさいよ」
「いやいや、俺は食わせてもらってるんだから後でいい」
「アンタの方が食べるの早いじゃない! アタシはゆっくり食べたいの」
「むぅ……難しいやつめ……」
仕方なく箸を手にとって気付いた。 そういえば俺もうあんな速さで食えなくね?
でもここぞという時に閃くのが俺クォリティ。
「よし、灯。 こっちゃこい」
「? なによ」
「あ~ん」
「……え?」
「二人で交互に食えばモウマンタイ! 午後の幸せな一時を過ごすためにさぁ早く!」
「……あ、あーん」
意外と素直に受けてくれてびっくりの上普段あまり見せない顔にどっきり。
「ん……は、はい。 あーん……(///」
「あ、ん。 あ、あ~ん……(///」
名案だと思ったが超恥ずかしかった。 だがまたやりたい。
終わり
最終更新:2008年07月21日 22:01