今朝、俺は女体化した。いままでのキモい俺なんかとはおさらばして、あたらしい美少女生活を満喫するのさ。
まあ女体化して出来るようになることは色々あるが、取りあえずはいまてっとりばやくできるあれしかないだろう。
「おねえちゃ~んっっ。大好きっっ!!」
このように、自然に姉に抱きつくことができるのさ。今の俺に匹敵するほどの美しさをもつ俺の姉にだっっ!
「ひゃっ、えっ? だれ? なんで抱きつくの? なんで胸に顔を押し付けるのよぉ!」
「お姉ちゃん。僕だよ。朝起きたら女の子になってたんだ。慰めてよ~」
瞬間、我が姉から近寄りがたいオウラが発生した。素早く距離をとり、思考する。なぜだ? 俺の計画に支障はなかったはずだっっ!! 何故っ!!
「ほうら、慰めてほしいんでしょう? こっちへいらっしゃぁい」
ヤバい。ヤバい。危険指数が高すぎる。ヤバい。けれどもその甘い声に俺の体は引き寄せられてしまう。ヤバい。そして姉の手が近づいてくるヤバい。ヤバい。
「ほうら、捕まえた。ふふふ、こんなしつけのなっていない愚図はしつけてやらないとねぇ……」
そりて俺の首へとまかれる輪。
「もう逃げることもできないわよお……。さあっっ!! いい声でお鳴きっっ!!」
「ちょっやめっっ」
「瞬殺のおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ」
ヤバい。なんか姉が全身光ってる。まさかっっ! これがっっ! アルター能力!?
「ファイナルブリットオオオォォオオオォォォォォ」
「キャアアァアァァァァァァァー」
最終更新:2008年08月02日 12:19