無題 2007 > 06 > 13(水) ちょめ助☆

828 名前:ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs []:2007/06/13(水) 00:30:03.51 ID:hAPDKvEE0
仕事中だというのに・・・なぜか体が火照る。
女になってからだろうか、時折こうしてどうしようもなく体が火照って仕方がないときがある。

「おかしいなぁ、男のときは大して性欲の強いほうじゃなかったのに・・・」

そう一人口にしながらも、手は本来タッチすべきキーボードではなく自らの大切な花園へと伸びてしまう。
時間は深夜、急遽夜勤もしなければならなくなった自分以外に人はいない。
そう思うと、この火照った体を鎮めるべく勝手に手が動いてしまう。

「ん・・・っはふ・・・」

一人暗がりのオフィスで常時に励む。
もしかしたら見回りにきた警備員に見られてしまうかもしれない
そんな感覚が上り詰める速度を圧倒的に加速させる。

「あっ!・・・」

誰もいないオフィスに自らの発した嬌声が響きわたる。
しまったと思いながらも手は止まる事を知らず、まるで別の生き物のように
花園を責める侵略者と化す。
さっきのように嬌声を上げてしまうのはまずいと思い自らの指をかみ声を押し殺す。






838 名前:ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs []:2007/06/13(水) 00:39:28.09 ID:hAPDKvEE0
快感の波が次第に強く大きく押し寄せ始める。
ことが終わった後惨めな気持ちと後悔が押し寄せてくることも分かってる。
それでも止まらない、一度火がついてしまったらもう・・・。

「──っ!!!!!!」

果てた。
オフィスで一人。

「はは・・・私馬鹿みたい・・・」

流れる涙を指でこすりながらPCの画面に目をやる。
すると社内連絡に用いるメッセンジャーで何かメッセージが来ている。

「んー?何々・・・
 ─するのは自分の勝手ですけど・・・周りに人がいないかぐらいちゃんと確認しましょうよ
 ・・・え・・・?」

顔を青くして自分以外誰もいないはずのオフィスを見渡す。
するとオフィスの死角になっている席に、入ってきたばかりの新人君が座っているのが目に入る。
青くなった顔は、急激に赤味を増し、沸騰せんばかりに熱くなる。

その新人君は背もあまり大きくなく、ちょっと幼げな感じが残る子で、割とタイプの子だった。

「──ッ・・・見ら・・・れた?」

正確には聞かれた、というのが正しいのだろうが・・・。
どちらも特に変わらない。どうしようと頭が混乱してとっさにメッセンジャーで
「お願い、このことは誰にも言わないで!」
などとベタなメッセージを送ってしまう。






848 名前:ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs []:2007/06/13(水) 00:48:18.35 ID:hAPDKvEE0
即座にメッセージが返ってくる。

「いいですよ、でもその代わりと言ってはなんですが」

そこでメッセージが途切れている。
ベタな展開を想像し、赤くなった顔がまた急激に青くなる。
そして、そういった展開を想像してまた顔が赤くなる。
まったくどうして私って奴はこう顔にすぐ出てしまうんだろう・・・。
これじゃ新人君にも何を考えているか手に取るように分かってしまうだろうに。
などと考えていると続きのメッセージが届く。

「今度の日曜日ボクと一緒に映画に行きませんか?」

あまりにも自分が考えていた展開とかけ離れていたため椅子から転げ落ちそうになる。
え?あの子私のこと好きだったの?なんてことを考えながら

「・・・それだけ?」

などと送らなくて言い文章を送ってしまう。
送信ボタンを押したあとで、自分のやった愚行に気づきとっさに弁明を図ろうとする。
しかし次に送られてきた文章は・・・






868 名前:ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs []:2007/06/13(水) 01:02:34.55 ID:hAPDKvEE0

送られてきた文章は「もっと何かして欲しいんですか?」というものだった。
自分が何を考えていたかを読まれた上に、新人君をどう思っているかバレている。
そいういった内容の返答だ。文章を読んでさらに赤味が増す私の顔。

急いで、弁明しようと「いや、違うのそういうんじゃなくて」などと送るが
自分でも頭が混乱して何をタイプして送信しているのか分からなくなっている。

すると離れた席にいた新人君がいつの間にか自分の後ろに立っていた。
それに気づいた私は、そろそろと後ろを振り返る。
すると不意に何かが唇を塞いで、耳をおさえるように頭をつかまれる。
自分がどんな状態になっているのか気づいたと瞬間、何か暖かく柔らかい感触が
自分の口の中を侵攻してくるのが分かる。

「─ッ!ふっんぅ・・・ん・・・ふっ・・・」

心臓が破裂しそうな勢いで脈打ち、いやらしいげな湿った音が頭蓋を通じて脳に響き渡る。
抵抗しようと両方の腕で新人君の胸を叩くが、まったく力が入らない。
次第に、酸欠と快楽の両方から意識が朦朧として・・・ただ只管に身を任せるような状態になる。
目もうつろになり、手はただだらーんと下に下ろした状態である。
やがて解放され、そっと耳元で囁くように・・・

「先輩、好きです・・・だからボクと付き合ってくれませんか?」

とだけ言われ、新人君は席に戻っていく。






915 名前:ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs []:2007/06/13(水) 01:20:39.34 ID:hAPDKvEE0
考えもまとまらず、ただただボーっとしていた私は・・・
「私なんかでよければ宜しくお願いします」
などと、私が彼に心奪われていることが顕著にわかるような文章を送っていた。

それから・・・私と彼は日曜日に初デートをしてめでたく付き合い始めたのでした。

── End


仕事中に即興なんてやるもんじゃねーなwwwwwwwwwwwww
ksk~~~!!!


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年08月02日 12:47
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。