『人類女体化計画』第ニ部

まあ、そんなこんなで俺(私?)の生活は始まった。
  • 女体化フレンドリー本部-いかにもな名前だが、当事者達は、大真面目だったようだ。センス分かんねw
さて、そのフレンドリーなんだが、何を目的に結成されたかと言うと、
  • この女体化の原因は童貞うんぬんではなく、もっと遠いところにある。
それを暴き、女体化被害者を増やさないようにするのが、このフレンドリーの役目らしい-

はぁ、なんで俺、こんなのに付き合わされてるんだろ・・
それに、ミサトさん、性格変わりすぎだろ・・・常識的に考えて・・・



そんなことを思っているとミサトさんが来た。偶然杉
「龍渡君。ここにも慣れた?」
「いや、全然。だって、これじゃ牢屋状態ですよ。。何もできないし。。。」
「あなたには、世界を救おうという気はないの?まあ、いいわ。これ、差し入れね。
ミサトさんが俺に差し出してくれたのは、オレンジ100%の缶ジュースだった。
「あざーす。これ、ミサトさんのおごりですか?」
「ええ、ポケットマネーよ。」
「へえー。ミサトさんって意外と優しいんですね。」
「べ、別に。あなただけのために買ってきたんじゃないわよ!みんなの分もちゃんと・・・」
これが今流行りのツンデレという奴か?それにしても、インド象もびっくりのテンプレート的ツンデレだ。
「えっと。それで、俺はこれから、具体的に何をやるんすか?」
「えっと、そうね。事務処理をしたり、女体化頻発地域の視察に行ったり、敵の所にスパイとして潜り込んだり・・・」
「結構ハードなんだな・・・それで、何か分かったことってあるんですか?」
「えっとねー。私みたいなヒラは知らないのよねー。情報は全部、最上層部が持ってっちゃうから。
得た知識は、他の隊員にも喋るのだめなのよねえ。味方にスパイがいるかもしれないから、らしいけど、全然そんな人いないわよ(笑
じゃあ、5時からの定例委員会で合いましょう!じゃあね。」
ミサトサンは去っていった。最上層部・・・何か秘密がある・・・小説などではね。まあ、小説でもないし、んなことないや(笑



  • 定例委員会-
「はい、これから、第956回、定例委員会を行います。
今日もいつもと同じように、これからのMISSIONについて、S.Y氏より説明があります。しっかりと聞き逃さないようにしましょう。
では、S.Y氏どうぞ」
「はい、S.Y氏です。今日も校長絶好調なんちて・・・ワハハ」なんだ、このさぶいオヤジギャグは!!
「えーっと。それでは明日の作戦について・・・」ここの所から、俺は眠くて寝てしまった。無理もない。単調杉。無味乾燥。
「えー。今日は、皆さんに新体生を紹介します。龍渡君でーす!」
俺は、目の前までやって来た司会者に連れられてステージの前へと引っ張りだされた。
「では、龍渡君。挨拶をどうぞ!」
おいおい、そんなの聞いてないよ!と思いつつもマイクを取る俺。
「みなさん、こんにちはー。龍渡と言います。今、とても興奮しています。
この、熱いMISSIONをやれるかと思うと!これからよろしくお願いします」
そう言って、俺は頭を下げる。完璧だなと俺は思った。
そして、大きく鳴り響く拍手の音。俺は嬉しんで顔を上げた。
しかし、そこに待っていたのは、冷たい顔をした“顔たち”だった・・
えっ?一体、なんでこいつらはこんな冷たい顔をしているんだ?何が・・・何が・・・?

鳴り止まぬ拍手の中を俺は自分の席へと帰っていった。
「龍渡君、ありがとうございましたー」遠くで、司会者の声がする。。俺は想像にふけっていた。。。



その次の朝

「おはよう♪龍渡君♪」
「やけにご機嫌ですね。」
「そう、そうなのよ♪遂に私(とあなた)が活躍できる機会が巡ってきたのよ♪」
「へえー、それで何をやるんですか?」
「相手の本拠地と思われる場所に進入して、情報を奪取するのよ♪」
「へえー、それは良かったですね。」
「なーに?龍渡君は乗り気じゃないの・・?」
昨夜のことを見た方としては、どうしてそんなにやる気が出るの?とこっちの方が尋ねたいくらいだ。
「まあ、いいわ。お互いに頑張りましょうね♪」ミサトさんは自分の部屋へ戻っていった。
ったく、ミサトさんはノーテンキでいいよな。俺なんてさ・・・
ふと、想いが沸いてくる。ミサトさんは昨日のことを知らないのだろうか?
知っていたら、こんなにもやる気はでないはずだ。もちろん、知らなかったという考えもある。
しかし、長い間いるのだから、そういうことは知っているだろう・・
じゃあ、知らないふりをしているだけなのか?
真相を全て知った上で、あきらめているのか?
最上層部の人間だったりもするのか?
それとも、ミサトさんは敵のスパイなのか?
疑惑が頭の中に渦のように発生していく・・もはや、それは台風と言ってもいい程だ。
でも、台風ならば、いつかは消滅する・・・いつかは・・・
俺は、ミサトさんとの待ち合わせの時間に遅れそうになったので、急いで部屋を飛び出した。



「いよいよ、ここが敵の最終扉ね。」ミサトさんがそう言った。
そして、扉は開かれた。うまく、行き過ぎている、そう思うのは俺だけか?あまりにも・・・
「ここに置いてある巻物を奪えば・・・」巻物って忍者かよ・・
ミサトさんは念願の巻物を手に入れた!って簡単杉www
どんな初心者ゲームだと・・・どんなイージーもどだと・・・小1時間問い詰めたい。

「どれどれ、巻物の中身は?」ミサトさんが巻物の縄を解く
「・・・!!!???・・・はいっ」ミサトさんがそう言って俺によこす。
えーどれどれ。

  • 人類女体化計画
この計画は渡野透の欲求を満たすために開始されたプロジェクトである。
  • 目的
全世界の男子を女にし(女体化)男を俺だけにする。
そして、俺だけしか男がいなくなった世界で、女による俺争奪戦が始まる
  • 方法
最近発明された、女体ホルモンを大量分泌する機械を使って全世界にばらまく
まずは、童貞から。
童貞だけに限定することによって、世間に天罰だ、と思わせ、深い思考をさせないよにするため。
そして、準備が出来しだい、全男性を女体化する。-

      • なんということだ!これほどまでに、壮大な・・・
おれが思わず、感慨に浸っていると、大きな声が聞こえてきた。



「おーい、そこの女体化男。感慨に浸ってないで、こっちを見やがれ!」
男の声の方には、ミサトさんが捕まっていた。
「わたしは大丈夫だから、あなたは早く逃げて・・・」
「おーい、女体化男―。お前、早く助けないと、コイツ殺しちゃうぞ!」
「俺はどうすればいい・・・」
「お前は、そこのボタンを押せ!そのボタンはな、全男子を女体化するボタンだ!
お前ら自身によってそのボタンを押させる!最高!!」
「やめて!龍渡!私のことなんか気にしちゃだめ!」
「ミサトさん。。俺、分かったんだよ、俺にはミサトさんが必要だって!だから・・・」
そう言うと、俺は男の方に向かって行った。男をぶっとばすために。
「な、なに!コイツ!っというとでも思ったか?考えがあめーんだよ。」
俺は、すぐに男の仲間に取り押さえられた。。そして、
「まあ、いいや。これでも。
フフフ、たっぷりと苦しめ。自分の前で、男達が女体化して行く様を見てな!ポチっ」

―そして、女体化が始まった―


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最終更新:2008年08月09日 23:03
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