「おーっす孝志、遊びに来たぞー」
「おま、せめて呼び鈴くらいならせよ!」
「なんだよ、またエロゲでもやってたのか?仕方ないなあ俺が抜いt」
「ちょ、後ろに回り込むな!こないだみたいになってたまるか。今日はやってないぞ。」
ちぇ、詰まんない。ちょっと期待してたのに。体制はそのままで
「嬉しかったくせに・・・今は何してたんだ?これは・・ニコ動か。」
「うむ。てか引っ付くな」
軽く無視。クーラーかかってるから暑くないもんね。
「あー、これ俺のIDか。そうだよな、お前100万台だけど俺のは3万台だしな。」
「ぐ・・・」
こういうとこでは押さないと。いつもとは逆転だ。
「まあ使わせてやんよ。フヒヒ。で何見てるんだ?」
「初音ミクだよ。もうみっくみく!」
「ああ、VOCALOIDだっけ、YAMAHAが開発した。」
「そうそう。これはみくみくにしてあげる♪だな。」
「オリジナルも結構出てきてるな。作詞作曲の才能あるよな、こういう人たち。ミクの声もいいしな。」
「いい声してるよな、機械なのに。」
「二次スキーが好きそうな声だよな。お前みたいな。」
「まあな。」
む。なんだこのモヤモヤは。二次元は愚か一次元(音だからな)にまで嫉妬してしまうのか・・・
「でもお前のほうが好きだぞ」
そう言い、こちらを振り向いてキスをしてきた。軽いキス。それでも俺の顔は言葉との相乗効果で真っ赤になる。
「ふふん、お前をたっかたかにしてやんよ」
「センスわる、んむ!?」
いきなり口を奪われる。今度は深い。口の中をくすぐられて力が抜ける。
「んっ・・・・ふぁ、んぅ・・・・」
ダメだ、腰が抜けて立ってられない。ぺたんと床に座り込む。
「ぷぁ、はぁ・・はぁ・・・」
「どうだ、たっかたかになったか?」
「・・・うん・・・」
そして腰の抜けた俺はお姫様抱っこでベッドに運ばれ・・・・この後の描写はご想像に任せるとしよう。
最終更新:2008年09月06日 22:04