掃けども掃けども掃除は進まず。
そりゃそうだ、神社である以上面積が広大ならそれに比例して木の数だって多い。
更に言えば石畳の参道はまだしも、砂利の参道脇はただの地面とは勝手が違い、
只単に掃くだけでは落ち葉の数は一向に減ってくれない。
勿論それも手作業で一枚一枚取り除いていく。全く気が滅入る。
…これはもう本格的に賽銭を失敬してもバチは当たらないんじゃないだろうか…
そんな邪な考えが頭を過る。
いやいや、流石にそれは不味いだろ。なけなしの理性が俺を止めに入っているし、
何より事後が怖い。姐に何をされるかわかったもんじゃない。
そして気付いたときには賽銭箱の前。手には沢山の小銭。目の前には般若の笑みを浮かべた姐――
降り仰いだ五月の晴天は、危ないこと、目新しいこと等何もなく、
只ひたすらに続く日常こそが唯一の幸せだ、などと妙に悟ったようなことを教えてくれているように思えた。
投下までの流れ
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/09(水) 23:23:22.47 ID:Nyv3wPcz0
唐突に安価↓
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/09(水) 23:24:24.96 ID:+8id9KaV0
巫女
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/09(水) 23:39:47.56 ID:I4+F96drO
便乗安価↓
21 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/04/09(水) 23:41:49.11 ID:Nyv3wPcz0
これ
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/09(水) 23:44:56.18 ID:I4+F96drO
>>21
全俺が泣いた
安価なら二羽の兎
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/09(水) 23:46:25.70 ID:VpUqOFQr0
>>23
続き書けばいいんじゃね
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/09(水) 23:49:16.26 ID:I4+F96drO
>>24
畏れ多くて続きなぞ書けんわw
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/09(水) 23:59:03.42 ID:Nyv3wPcz0
>>30
適当に書きなぐったものなので続きを書いてくれれば嬉しいですww
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/10(木) 00:03:17.61 ID:hEvDTCiJO
>>31
な、なんですとーっ?!
お、俺が中野の人の続きですと?!
と、とりあえず落ち着くために儚月抄読破してくる!
最終更新:2008年06月11日 23:35