12 :巫女みこナースを・・・:2007/09/21(金) 20:56:33.85 ID:2hnr73BnO
俺は今、祐作の部屋に来ている。
ちなみに祐作は今、ジュースを買いに出ている。
その間に俺は部屋の中をあさっていた。
「祐作のやつ、本当に巫女好きなんだな・・・」
その部屋には、巫女にまつわる、本、ビデオ、
DVD、CD、PCゲーム、数々の巫女グッツがあった。
「なんで、本物の巫女装束があるんだよ・・・」
クローゼットの中には大量のコスプレ衣装、
もちろん全部巫女。
中には神社で実際に使われている
本物の巫女装束がある始末だ。
「ここまで巫女が好きだったなんて・・・」
この、異常なまでの巫女への執着心。
13 :巫女みこナースを・・・:2007/09/21(金) 20:57:08.40 ID:2hnr73BnO
祐作と結ばれた、あの夜の事を思い出した。
本当に怖かった・・・
いや、痛かった、そりゃ痛かったさ。
しかも、あの時の祐作の目は完全に常軌をいっしていた。
あれは怖かった。
祐作の趣味にとことん合わせたのが不味かったのだろう。
多分、俺は途中で意識を失ってたはずだ。
それを思いだし身震いする。
何考えてるんだ・・・俺は。
それより、今は巫女のなんたるかを調べねば。
それにより、祐作に何か対策がとれるかもしれない。
そうじゃないと、俺の身がもたない。
15 :巫女みこナースを・・・:2007/09/21(金) 20:57:44.64 ID:2hnr73BnO
そんな事を考えながらPCをいじっていた。
するとあるものを見つけた。
「巫女みこナース/愛のテーマ」
何だこれは?
俺はそれを起動した。ムービーだった。
「みなさーんげーんきですかー!」
「・・・」
「さそって触って!大事な場所にくーちーづけーてー♪」
「・・・」
「胸っが胸っがうずくのーよ♪」
「・・・」
「ここーろもかーらーだーも♪
全部貴方だけのものー♪」
16 :巫女みこナースを・・・:2007/09/21(金) 20:58:13.17 ID:2hnr73BnO
「・・・」
「ミコミコナースミコミコナース
生麦生米ミコミコナース
ミコミコナースミコミコナース蛙ピョコピョコ」
「・・・」
「最後にもういっちょう!
ハイ!ミコミコナース!」
これは・・・
ありだな!
ガチャ
丁度そのときドアが開いた。
「真咲!今かえっ・・・」
祐作が固まる。
俺の目の前のPCの、
「巫女みこナース/愛のテーマ」
に気付いたのだ。
「あ、祐作、おかえりー。げーんきでーすかー!」
祐作は泣いた。
最終更新:2008年09月07日 20:52