『神社に属し、神楽を舞ったり神事に奉仕して神職を補佐する女性』

140 :神社に属し、神楽を舞ったり神事に奉仕して神職を補佐する女性:2007/09/22(土) 00:03:41.09 ID:v2xQNY1MO
「なぁ、真咲は神楽とかやってないのか?」
祐作が立ち直ったのはあれから一週間後だった。
「あ?ああ、母さんが教えてくれてるよ。
なんでも、
娘がいなくてこれからどうしようかと思った。
とか、言っててよ。
俺が女になったとたん急にヤル気になりだして・・・」

「へぇ、ちょっと見せてくれよ。」
「は?嫌だよ。まだ下手くそだし。
それに恥ずかしいんだよ。」

「何いってんだよ。
お前んとこ、しょっちゅう神楽とかやってんじゃねえか。」



142 :神社に属し、神楽を舞ったり神事に奉仕して神職を補佐する女性:2007/09/22(土) 00:04:06.28 ID:v2xQNY1MO
「うちはおかしいんだよ!
普通は祭典とかでしかやらないんだけど、
巫女の人の誕生日とかでもやるんだぞ。」

「どこのメイド喫茶だよ!?」

「俺に言うな!」

「じゃあ誰に言うんだよ!」

「知るか!」

そんな馬鹿な争いは30分続いた。

「お願いだから頼む。
真咲の舞う姿が見たいんだ。」
「う・・・わかったよ。そのかわり時間をくれ。
俺も上手くなってから見せたいんだ。」
「わかった一週間後な。」
「ちょ、神楽舐めんな。
滅茶苦茶難しいんだぞ!」
「大丈夫だ。真咲なら出来る!」



143 :神社に属し、神楽を舞ったり神事に奉仕して神職を補佐する女性:2007/09/22(土) 00:04:50.75 ID:v2xQNY1MO
卑怯だ!そんな事を言ったら、
断れないじゃないか。
俺は渋々了承した。

それから、一週間、地獄の特訓が行われた。
笑いあり、涙あり、熱血あり、出会いと別れあり、

母さん・・・なんでそんなにノリノリなんですか?

一週間後、俺の舞いはなんとか、かたちになっていた。
そして当日
「本当にこの格好じゃないと駄目か?」
「ダメ!絶対!」
そんな、覚醒剤のポスターみたいな事いわれても・・・

俺が着せられたのは
漫画「セキレイ」のキャラクター「結」が
着ているものらしく。



144 :神社に属し、神楽を舞ったり神事に奉仕して神職を補佐する女性:2007/09/22(土) 00:05:16.85 ID:v2xQNY1MO
ミニスカで露出の多い巫女装束だった。

ハッキリ言って恥ずかしい
だが、祐作がどうしても、と言うので断れない。

「でも、こう言うのは邪道じゃないのか?」
「王道を知るには邪道を知れ!」

意味がわからない。
かなり誇らしげだ。

仕方ないか・・・
俺は神楽を舞う。
この日のためだけに練習した。
祐作のためだけの舞だ。

───終わった。

「凄ぇ、凄ぇよ。俺、感動した。」
良かった。祐作は満足してくれたようだ。

「それに、パンチュがパンチュがあああああああ!」



145 :神社に属し、神楽を舞ったり神事に奉仕して神職を補佐する女性:2007/09/22(土) 00:06:14.64 ID:v2xQNY1MO
いつもの調子で舞、
必要以上に短いスカート袴をはいてた俺の
下着は丸見えだった。

祐作の様子がおかしい。
目が完全にいってる。
なんだ、なんなんだ、こっちに来るな!

やめろ!来るんじゃない!

イヤッ来ないで・・・
イヤアアアアアァァァァ!

BAD END


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最終更新:2008年09月07日 20:54
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