安価『破れた下着』

348 :破れた下着:2007/10/05(金) 10:08:52.06 ID:5waMDcKBO
「姉さん、下着貸して」
「いいよ、拓ちゃん」
この時の姉の妙な笑顔に僕が
気付いていれば、
この後の惨劇を防げたはずだった・・・


この日、僕は女体化した。
ある程度は覚悟してたので、あまりショックは感じなかった。

「拓馬(たくま)ー、来たぞー」

友人の良介(りょうすけ)が来た。
僕の女体化したという報告を受けてかけつけてくれたのだ。

「来てくれてありがとう」
良介を出迎える。

「えっと、拓馬だよな?」
良介は思った通りの反応をした。

「そうだよ、いいから入ってくれ」
困惑気味の良介を家に招き入れた。

部屋までとおす際に姉にあった。
「あ、良介くん。来てくれたんだ。
拓ちゃんを心配してくれてありがとう。」

「あ、いえいえいえ、こんなの当然です、ます。



349 :破れた下着:2007/10/05(金) 10:09:32.80 ID:5waMDcKBO
なんたって拓馬くんの親友ですから。」

良介が急にしどろもどろになった。

だが、仕方ない。良介は姉に惚れているのだ。
「じゃあね、私は用事があるから」
姉と別れた。

部屋につくと、
僕は良介といろいろな話をしていた。

「それでさ、姉さんに服とか貸してもらったわけ」
「ふーん、そうか」
「でも下着は恥ずかしかったな」
「なに!?」

今まで適当に相槌を打っていたはずの、
良介の目付きが変わった。
そして

「じゃあ、拓馬は今、お姉さまの下着をつけているのか?」

「ん?そうだけど。それがどうかしたの?」
「み・せ・て」
とんでもない事を言ってきた。
「お姉さまがどんな下着をつけているか知りたいんだ。
お願いします」
「な・・・良介。
今、僕は女の子なんだ。


350 :破れた下着:2007/10/05(金) 10:12:31.94 ID:5waMDcKBO
そんな無茶なこといわないでくれよ」
そうだ、女になったんだ。そうほいほい
下着を見せるなんて出来るわけない。
「そこをなんとか。吉牛奢るから。」

「いいよ」
吉牛は僕の大好物だった。

そして

「じゃあ、いくよ」
「お、おう」
僕はスカートをめくり上げた。
「う、うおおおおぉぉぉ!」
良介が叫んだ。やっぱり恥ずかしい。
「す、凄い!お姉さまはこんな下着をはいてたのか」
うーん、そっちか。
なんか残念な気がした。
下着をまじまじと見る良介。
う・・・近い。
鼻息が・・・鼻息が当たってるよ。
「あれ?なんかほつれてるぞ」
「え?あ、ほんとだ」
下着から一本の糸がとびたしていた。
「良介、とってくれ」
「あ?うん」
良介が糸を引っ張った。
ビリビリッ
布の裂ける音だった。


351 :破れた下着:2007/10/05(金) 10:13:18.99 ID:5waMDcKBO
「う、うわぁああああぁ!」
何故か良介が悲鳴をあげた。

「どした?」
スカートの下を覗きこんだ。

そこには、

女性の大切な部分だけを綺麗に露出させた
下着姿の下半身があった。

「う・・あわわ・・・」
僕はそのポーズで固まった。

ガチャ。
ドアの開く音がした。
そこには、姉がいた。
「あーあ、良介くん。
私の大切なおと、妹のそんな姿をみちゃったんだね。」

「はい?」

「これはもう、拓ちゃんのこと良介くんに
もらってもらうしかないね」

姉は心底楽しそうに話していた。


352 :破れた下着:2007/10/05(金) 10:13:40.96 ID:5waMDcKBO
ああ、そうだったのか。
これは全部姉が仕組んだことだったのか。

「・・・」
良介は姉のそんな言動に戸惑っているみたいだ。

僕は姉に抗議をする。
「姉さん、これは冗談ではすまな
「・・・わかりました」」

良介に遮られた。

「拓馬は、俺が責任をもって幸せにしてみせます」

ちょ、ま、まってよ何で
そんな話になってるの?

「それでこそ、良介くんだ。
姉さんも良介くんで良かったと思ってるよ」
姉さんも勝手に話を進めないでよ。

「ちょ、ちょと待ってよ」

「「なに?」」



353 :破れた下着:2007/10/05(金) 10:14:29.98 ID:5waMDcKBO
二人がシンクロして振り向いた。

「なんでこうなるんだよ」

「俺(良介くん)じゃ駄目か(なの)?」
またシンクロしていた。

「いや、良介がいやとかじゃなくてさ。
それに良介が好きなのは姉さんだろ」
「違うよ。拓ちゃんは馬鹿だね。
まぁ、そこが可愛いいんだけど」
答えたのは姉さんだった。
「良介くんが本当に好きなのは拓ちゃんなんだよ。」
そして、わけのわからない事を言い出した。
「なんだよそれ。
良介もなにか言ってやれよ。」
「・・・」
良介は気まずそうな顔をしていた。
え?なんだよその反応。
「良介くん、今がキメ時だよ。頑張りなさい。」
姉さん?何してるの?
「お姉さん、ありがとうごさいます。
俺、言います!」
良介?何を言う気だよ。
「拓馬!」
「は、はい」


354 :破れた下着:2007/10/05(金) 10:21:25.45 ID:5waMDcKBO
おもわず返事をしてしまう。

「俺・・」

待て!言うな!それ以上言うんじゃない!

「拓馬のこと好きだ」
良介が僕に告白をした。
僕はそれを聞いて固まってしまう。

「はいはい、これにて一見落着。
それでは愛の包容を」姉さんが良介の背中をドンッと押した。

良介は思わぬ衝撃に耐えられなく、僕に近付いてきた。

わ、まって、こないで。

その願いは虚しく良介は僕にぶつかるように抱きついてきた。

僕はその勢いに耐えられなくて、二人そろって倒れた。

「いったー、姉さん!なにすんだよ!」




355 :破れた下着:2007/10/05(金) 10:21:55.16 ID:5waMDcKBO
「あらら、拓ちゃん大胆だね」
姉は僕の言葉を無視した。
ん?大胆ってなんだ?
上半身を起こしてみた。

「・・・」
良介の後頭部が見えた。
僕の股の間に・・・

「いきなり、そんなことするなんて、姉さんもビックリだわ」
忘れていた。今はアノ下着をはいてるんだ。

「う、う、うわぁぁぁ!」
良介の頭をどかした。
あれ?意識がないのか?

「あらあら、おもわず昇天しちゃったのね。
拓ちゃんも罪作りな女だね」

良介は鼻血を出して気を失っていた。

う、う・・・
こんなのイヤダアアアアァァ


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年09月07日 21:21
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。