『男の中の女』(8)

995 名前: ◆Zsc8I5zA3U?投稿日:2006/10/10(火) 22:43:01.98 iFshTIWP0

あれから数週間後、ドクオたちもトレーニングに慣れ。順々に力を伸ばしていった。俺も更なる磨きをかけて実力の向上に望んでいった。あれから、俺にちょっかいを出すおじさんたちもいなく、毎日平和に過ごしていた。あいつは入院生活まっしぐらだ。どうもきつくやられたらしいな。まぁ、日ごろの行いが悪いせいだなwwwww

「ふぅ~、今日も平和だ。」

「ほんとね。」

とある教室のひと時、俺は実に平和な日々を送っていた。誰からも絡まれることもなく、安心した帰宅スタイルとすごしていた。なお、ドクオたちがいないのは道場での訓練のためである。今頃は走っている頃だな。

「んじゃ、平和ならあランジェリー売り場へ行きましょ。あんた、また胸が大きくなったっていってたじゃない。私もそろそろ今のが小さいし・・」

「嫌だ嫌だ!!絶対嫌だ!!!なんであんなところへ行かねばならんのだ!!ツン、金渡すから俺の分まで買ってくれ!!」

「はいはい・行くわよ。こういうところは男なのよね・・」

ランジェリーショップ・・それは男にとっては難敵の場所であって難攻不落の城。当然元男の俺はそういったところは全くの苦手で行きたくもなかった。しかし、最近ツンからもらったブラがきつくなっているのは事実で俺は行かざるを得なかった。

しかし、俺はこのとき気づくべきであった。あの時感じた・・嫌な予感を

206 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/11(水) 18:44:07.56 C9QPMMM+0 ランジェリーショップの前では女同士の奇妙な光景が繰り広げられていた。

「嫌だ!!俺は絶対に行かんぞ!!」

「はぁ~・・ほら、とっとと来なさい!」

嫌がる俺をツンは無理矢理入店させた。ランジェリーショップの中は文字どうりランジェリーで一杯であった。

「ま、気を取り直してみてみなさいよ。結構いいものもあるわよ。」

「そうだけどよ・・どうも好きになれんな。」

「何いってるのよ。女体化したあんたはもうすでに女なんだから慣れないといけないわよ。」

ま、結局俺はツンの手伝いもあってか、3サイズを測りランジェリーショップで下着という下着を買った。これから先、ここにも用ができるので慣れなきゃいけないのだが・・どうもしっくりこなかった。

208 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/11(水) 18:54:15.22 C9QPMMM+0

下着を買った帰り、俺たちは近くのハンバーガーショップでツンとさっきの話をしていた。しかし、女2人・・男の視線が思うように感じられた。

「しかしあんた、相変わらずスタイルいいわね。88・59・74なんて早々いないわよ。」

「お、大きい声で言うな!!!・・お前こそ並以上じゃないか。」

先ほどの3サイズは俺のものだ。しかしながらツンもスレンダーながらスタイルは良く、まぁまぁ巨乳だ。そういえば、ツンは内藤が道場に通っているのを知っているのだろうか?まぁ、内藤もこいつのために通っているわけだし秘密にしておいてやるか。

そして俺たちハンバーガを食べ終わった後・・歯車はゆっくりと回り始めていた。

210 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/11(水) 19:06:16.06 C9QPMMM+0

(・・またか、どうやら俺ではなく仲間を狙っての犯行か)

俺はツンと帰っていると背後から人気を感じた。しかも、2人・・こちらにはツンがいるので表立った動きはできないし離れるわけにもいかない。俺はじわりじわりと迫ってくる人影をひしひしと感じていた。

「どうしたの?・・さっきから黙り込んで。」

「ツン・・俺から離れるな。・・でて来い!!」

「えっ!ちょっと何?」

俺が声を放つと俺の背後から2人に人が出てきた。しかも武装を施していて俺を狙う気満々だった。俺はツンを庇うように構えると男2人は俺に迫ってきた。

211 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/11(水) 19:06:54.97 C9QPMMM+0

「いくぞ!」

「悪いが、命令でね!!そっちのお嬢さんをもらうぞ!!」

「ざけんなぁ!!!!!!」

俺は2人の棒切れをかわし、2人の鳩尾あたりに思いっきりパンチを放った・・が、全くといって手ごたえがなかった。あいつら・・腹の中にプロテクターみたいなのを仕込んでいるな。案の定、男2人は自慢するようにプロテクターを俺に見せ付けた。

「フフフ・・残念だったな。」

「おとなしくして貰うか・・」

ヘッ!!笑っていられるのも今のうちだぜ!!!・・俺はすでに対抗策を生み出していた。

213 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/11(水) 19:15:59.25 C9QPMMM+0

俺は構えなおすと・・今度は蹴りの攻撃に変更した。俺は男たちの攻撃をかわしながら今度は脚を集中的に狙った。

「イテッ!!」

「こいつ・・」

案の定・・足にはなんら装備していなかった。これを好機と見た俺は集中的に2人の足やひざなどを集中的に狙い、ついに立てなくなるまで攻撃をした。立てなくなった奴らはなぜかにんまりしていた。

「てめぇらの負けだ。・・とっとと消えろ。」

「それはどうかな?」

「今頃もう1人のお嬢さんはどうしているかな・・」

しまった!!こいつらの目的は俺とツンを引き離すことだったんだ。勝負に熱くなりすぎて忘れていたぜ!!俺は慌てて元の場所へと戻ろうとしたが時すでに遅く、ツンはいなく変わりに書置きが置いてあった。

廃棄予定の第3工場へこられたし・・何人連れてこようがかまわないが人質がいることをお忘れなく・・

「ちくっしょう!!!!!完全に裏をかかれたか!!!」

俺は書置きを握りながらツンの安否を願った。

120 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 16:08:21.78 PJgYIV/g0

結局俺は浮かない顔つきのまま道場へと足を運んだ。道場へ帰るとすでに内藤たちが走り終えたところであった。

「お、来たか。終わったぜ・・どうしたんだ?」

「ああ、実はな・・」

俺は結局、ツンが誘拐されたことを話してしまった。まぁ、隠し事が苦手な俺としては気が少しは晴れてきたが自分への怒りがあった。

あいつらだけは許さねぇ・・なんせこの俺を出し抜いたからな!!!

121 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 16:09:36.38 PJgYIV/g0

「すまんな・・ツンは必ず取り返す。」

「何言ってるお!!自分の彼女は自分で助けるお。・・俺たちも行くお。友達1人だけ行かせんお!!」

「内藤・・」

「それに俺たちもお前ほどじゃないが何とかなるかもしれないぜ。」

こいつら・・うれしいこといってくれるじゃねぇか。それに内藤は最初の頃に感じたオドオド感がすっかりなくなってるぜ。それに・・友達か満更でもない響きだぜ。

昔の俺だったらあり得ないことだな。

「よし、お前ら練習が終わったら俺んち来てくれ。・・作戦を練り直す。」

「わかったお。」

「ああ・・」

俺たちはお姫様奪回のため俺んちで作戦を立てることにした。

123 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 16:16:43.62 PJgYIV/g0 「えっと・・確かここにあったな。」

俺はドクオたちを家に誘うと早速、作戦会議が始まるところなのだが、俺は物置でとあるものを探していた。

「お、あったあった。これ使うのも久々だな・・」

「お、おい・・それって木刀か」

俺が見つけたもの・・それは木刀だ。男の頃は大人数での喧嘩の時にはいつも持ち歩いていたな。まぁ、折られちゃ困るから途中で投げ捨てていたけど、こいつとは初めての喧嘩の頃からの付き合いだ。

まぁ、あいつとの喧嘩のときはたまたまなくしてしまったからな・・

「ち、血だらけだお・・」

「相手は誘拐をやってのける奴らだ。・・それに前襲われたときにはライセンス持ったやつらだったからかなりの金持ちだな。しかも俺相手だからかなりの大人数で行くだろ・・」

「そうか・・じゃあ、それを前提とするか。」

こうして俺たちはあーだこーだ言いながら作戦を練り上げていた。

124 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 16:26:15.07 PJgYIV/g0

「まずは俺が奴ら全員を叩くぜ。」

「おい、何言ってるんだ。全員ってかなりの大人数なんだろ。いくらお前でも・・」

「バーカ、最後まで話を聞け。・・俺が奴ら全員を可能な限り叩いておくからお前たちはその間にツンを救ってくれ。」

作戦は俺が陽動となりその間に内藤たちがツンを助け出す・・確実にして安全な方法だ。内藤たちが道場に通ったとはいえ実戦経験は皆無・・だから俺が陽動となって内藤たちがツンを救い出す。幸いにもあいつらは足はまぁまぁ速いから何とかなるだろう。

「そんな・・お前はどうするんだお!!」

「何とかなるさ・・俺はあの相良だぜ?」

「・・ブーン、相良のやり方でいこう。俺らは実戦経験皆無だ。

だけど、無事で来いよ。」

「ああ・・約束する。俺はお前らの元に絶対に帰ってくる。・・男と男の約束だ。まぁ、俺は元男だけど。」

すまないな・・これしか道はなさそうだ。そういえば俺は初めて自分以外のために喧嘩をしようとしているのか・・

ヘヘヘ、俺もヤキが回ったものだ。だけど、いつになく心強い気がしてきたぜ。

132 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 17:13:41.32 PJgYIV/g0

そして・・夜の闇がいっそう強まる中、俺らは指定された工場へとたどり着いた。・・どうやら入り口には人がいないみたいだ。俺は工場を見回すとそばにいるブーンとドクオに指示を出した。

「よし、俺は中に入る。お前らは裏手に回ってツンを救出して来い。・・今なら手薄だろ。」

「わかった。・・お前こそ無事でいろよ。」

「ああ・・男は約束を破らん。」

俺はドクオたちに再び約束すると工場の中へと入っていった。

工場は薄暗く・・誰もいないようだが人気はプンプンしていた。俺は大声で首謀者とやらを呼び出した。

「おい!!いるんだろ?でて来いよ!!!」

「よく来たわね。相良さん・・歓迎するわ。」

俺の声に応えるように女の声がした。そして突然に工場の中に明かりがつき首謀者の姿が露になった。

134 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 17:31:25.74 PJgYIV/g0

俺は目が眩みながらも首謀者の姿には見覚えがあった。

「よぉ、あいつのファンクラブの会長さん。・・ずいぶんと大げさなマネしてくれるじゃねぇか。俺のダチを返してもらうぜ!!!」

そう、首謀者はファンクラブの会長であるクーだった。クーは静かそうな外見とは裏腹に俺に嫌味たっぷりな視線を送りながら応えてくれた。

「よく来たわね。・・狂犬さん。」

「てめぇ・・なんでツンをさらった!!!」

「・・あなたを誘うためよ。大丈夫よ手はだしていないわ。ただ少し眠ってもらっているわ。」

俺は怒りを抑えながら、こないだのことについても聞いてみた。

「こないだ・・俺を襲ったのもあんたの仕業か?」

「ええそうよ。・・金は掛かったけど腕に選りすぐりのある人たちを選んだんだけど全部台無し・・本来ならここで終わらせるつもりだったけど。・・翔さんには残念だわ。あなたより私のほうが優れているのに

だからちょっとお仕置きしちゃった。でもいいの、彼は絶対私を選んでくれるわ。」

やっぱりな。俺はだんだんと沸いてくる怒りを抑えながら最後の尋問に取り掛かった。

135 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 17:34:39.56 PJgYIV/g0

「・・なんで俺を狙った。」

最大の理由にして最期の質問・・俺を狙う動機だ。するとクーは先ほどから保っていた物静かな表情が一気に豹変した。

「なんで・・ですって。あなたがあの人に近づくからいけないのよ!!!あの人はあなたより私のほうが似合っている!!・・これ以上こんなこと言っても無駄ね。出てきなさい。」

クーが叫ぶと俺の周りにはゴロゴロと武装した野郎共が俺を取り囲んだ。ぱっと見て40人・・いや、60人近くはいやがるぜ。俺は持っていた木刀を構えると徹底抗戦の構えをみせた。

「・・やる気のようね。みんなやってしまいなさい!!」

「おい、ひとつ忘れているぜ・・俺はあの相良だ、数ばっか寄せ集めたって俺が絶対勝つ!!そしてツンを取り戻す!!!!」

「減らず口を・・」

俺はそういうと向かってきた野郎どもを迎撃した。・・ドクオたちの成功を祈りながら。

137 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 17:42:01.32 PJgYIV/g0 「うぉりゃぁぁぁ!!!」

俺は向かってい来る野郎どもを片っ端から迎撃しまくった。やはり、合気道だけでは何でもありの喧嘩殺法には少々きつい。家から木刀を持ってきて正解だぜ。俺は血が染み付いている木刀を振り回しながら片っ端に暴れてやった。

「オラオラ!!60人じゃ足んないぜ!!!」

しかし、女になってから体力的にも男のときとは根本的に違うので余り派手な技ができなかったから木刀を駆使して脳天を狙いまくって相手を気絶させていった。しかしながらも木刀や蹴り、そして防御にも体力は食うのは変わりなく俺はできるだけ持久戦を避けたかった。

内藤たちうまくやってるかな?

しかも、相手は減るどころかますます増え続けている。このまま行くと持久戦になるのはやむを得なかった。

138 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 17:50:35.18 PJgYIV/g0

「ハァハァ・・うりゃッ!!・・これで終いか。」

あれから数時間たっただろうか・・流石の俺も動きが鈍くなってきた。伸びている野郎はとうに100を超えていた。そして、最後の奴を倒した。俺は木刀で支えながら膝を突いた。

「おい・・これで終いだな。さっさと人質を・・」

俺は最後の言葉を言おうとすると再び俺の周りに野郎共が60人ほどいた。

「“これで”じゃなくて“これから”よ・・狂犬さん?」

あんの野郎ォ・・Vシネとかのヤクザを〆るんじゃないんだからこんな大人数で来なくてもいいじゃねぇか!!しかもこの状態が続くとちょっときついかな・・だけど俺は負けねぇ!あいつらがツンを助けたら即刻逃げる!!

(初めて交わした約束だ!!あいつらのために無事に帰ってきてやるぜ!!!!)

俺はふらつく体に活を入れると再び木刀を構えた。

140 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 18:05:41.76 PJgYIV/g0 人間想いが強ければ強いほどとんでもない力を発揮するものである。俺は不思議と体力など関係なかった。さっきと変わらない状況・・俺は木刀で片っ端からいつまでたっても減らない野郎共を倒しまくっていた。今の俺は女の体力の限界を当に超えていた。

「こ、この女・・化け物か」

「おい・・来いよ。来ないんならこっちから行くぞ!!!」

俺は野郎共の集団に向かっていき、片っ端から潰していった。俺が順調につぶしている間、突然、奥のほうから叫び声が聞こえていた。その声は当然聞き覚えのある声だった・・

「な、内藤!!ドクオ!!!」

「どうやら裏手から回ったようね。あらかじめ用意しておいてよかったわ。」

俺の作戦はお見通しかよ・・だけど、あいつらだって実戦は皆無でも伊達に道場は通っていない。

男だからな。しかし、俺はボーっとしていたのか急に木材が飛んできた。俺はとっさに木刀で防いだがかなりまずい体制だった・・

何とか防いだものの・・体力不足のためか思うように力が入れづらく、相手との力の差は歴然であった。

141 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 18:07:09.95 PJgYIV/g0

「クッ・・しまった。それに力の差がありすぎる・・」

「へへへ・・形勢逆転だな。このまま一気に!!!!・・フベラッ!!!」

俺が防御に専念している間、俺を押さえ込んでいた。野郎が吹っ飛んでいった。俺は驚きながらも急に軽くなった木刀を振り払うと

俺の隣には本来いるはずのないあいつがいた。

「お、お前・・なんでここに・・」

「俺の面ァ・・忘れたのか?俺は殺戮の天使・・中野翔だ!!!」

俺を救ってくれたのは本来、病院にいるはずの・・殺戮の天使であった。

143 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 18:25:46.99 PJgYIV/g0

「お前・・どうしてここが?」

「とある人から教えてもらったのよ。お前バカだからな。ついでに裏手の奴らを倒しながらこっちに来た。お前の友達ひどいな。俺が来たとたんおばけが出たみたいに叫びあげるんだから・・

ま、あいつらは人質を無事に助けたぜ。」

そうか・・あれはやられたんじゃなくてこいつに驚いていたんだ。俺はほっとするとこいつとともに俺は再び木刀を構えた。しかし、突然の中野の登場に・・黒幕であるクーが黙ってはいなかった。

「あなた・・なんで私じゃなくてあんな奴なのよ!!!」

「・・ハンッ!!てめぇみたいにこそこそせこい真似する女より、俺の隣にいる女のほうが俺はよっぽど好きだね!!それに俺はこいつのために来たんだ。昔のことなんて関係ない!!・・男はな好きな女がピンチであればピンチであるほど燃えるんだよ!!!怪我なんてしったこっちゃないね!!!!」

(え・・こいつの好きな奴って・・俺のこと?)

俺はかなり動揺した。あいつの好きな人物とは・・俺か?いや、あいつは言った。それもはっきりと・・

“俺が好きだと”

144 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 18:26:55.13 PJgYIV/g0

「そう・・ならあなたも後悔するといいわ!!私を選び損ねた罰よ!!全員出てきなさい!!」

そういってクーはかなりの大人数を出した。うわぁ・・かなりいつなこりゃ。だけど、何だろう。俺は今、非常にうれしい。あいつの因縁よりも・・あいつが来てくれたことに対してすげぇうれしい!!なんだろうこの気持ち・・なんだかすげぇ、暖かいぜ。

そう・・まるで何かに包まれているように・・

もう、俺が元男だろうがなんだろうが関係ない・・

「・・だからお前はそんな女なんだよ。・・俺の彼女たちをこんな目にあわせておいてただじゃ帰れないぜ!!・・このまま数が多いがやるか?狂犬?」

「かなり怪我しているお前とかなり体力を消耗している俺・・こいつらにはちょうどいいハンデだぜ。行くぜ天使!!」

この最凶、最悪のタッグに掛かればこの場はもらったぜ!!!

146 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 18:41:47.51 PJgYIV/g0

“てめぇ・・名前は?”

“相良・・聖だ。孤独の騎士とでも名乗っておくか・・”

そう・・俺たちには数々の因縁があった。殴り合い、血が吹き飛び・・体中が悲鳴を上げる。俺たちはそれがすべてだった。

“ハァハァ・・まだ俺は負けていないぜ狂犬さんよぉ・・”

“ヘッ・・よく言うぜ。今度こそ決着をつけてやるぜ天使さんよぉ!!!!”

いつも殴って倒れて起き上がる日々・・男は磨き上げた力で相手をぶっ倒す。倒れたら負けだ。それ以外に何もない。俺は絶対負けなかった。・・だけど不思議とあいつとの喧嘩のときはいつも後一歩のところで邪魔が入った。警察やら学校の先公やら・・だから俺たちは決着をつけたかった。

だけどあの日16歳の誕生日の日から一変した。

147 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 18:44:38.83 PJgYIV/g0

男の頃に誇っていた腕力と力はすべて女に必要な美と躾に変換されていた。残ったのは僅かな力と過去の記憶と数々の喧嘩の経験とそのおかげで培った反射神経だけだった。俺はなくした力を取り戻すために合気道に打ち込んだ。

その結果は短期間で師範代まで上り詰め、何とかなったと思っていたが・・女では限界があった。女の体では男に負けているものが多々あった。それは力の差・・であった。

そして月日が経ち、絶対俺にはできないと思っていた友人も出来上がり・・あいつが再び現れた。俺は不覚にもあいつを別の感覚で意識し始めた。そして会うたんびにその想いは俺の中で急激に強くなっていき、深まっていった。

そう、男では絶対感じられない意識、女ならではの意識・・

俺はそれが今わかったような気がした。

149 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19:07:29.37 PJgYIV/g0

「ハァハァ・・これで全部だな。」

「ケ、へへへ・・そのようだな。」

俺は辺りを見回してみるととんでもないほどの野郎の数で一杯だった。クーはというと信じられないような顔つきでこの光景を見ていた。すると、工場の門が開かれ俺は警戒していると・・その人物はドクオであった。

「よぉ・・約束、守ったぜ。」

「そうか・・お前が無事で何よりだ。内藤はツンに着きっきりだ。ツンを救えたのは中野のおかげだ・・」

「・・よかったぜ。」

「フッ・・全く世話を・・・かか・・せる・ぜ・」

俺は安心すると安心したのかあいつが倒れ掛かった。俺は倒れ掛かったあいつを抱え込むとよほど無理をしているようで吐血していた。

俺の瞳からは・・必死に抑え込んでいた雫がこぼれ始めた。

150 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19:08:08.76 PJgYIV/g0

「お、おい!!!お前・・俺のために無理して・・・」

「言っただろ・・男は好きな女のためだったら強くなるって・・俺はお前が好きだぜ。昔の因縁なんて関係ない。どちらかが早く恋をすれば勝ちだ・・結果は俺が先にお前に惚れちまったけどな・

まだ1人残ってる・・後を頼んだぜ。」

「バ、バカヤロー!!何土壇場で言ってやがるんだ!!!・・おめぇは、おめぇはここでくだばるタマじゃねぇ!!!テメーの命はちゃんと大事にしやがれ!!!!

だから・・だから・・目を覚ましくれよ。

                  ・・憎たらしい口を叩いてくれよ。

また俺にバカっていってくれよ!!!」

俺はあいつの顔に涙をこぼしながらあいつの体をゆするとかすかに心音がした。どうも気絶をしていたらしい・・

こいつは本当にバカなやつだ。・・でも、俺はこんなバカが好きだ。

151 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19:09:07.31 PJgYIV/g0

俺は涙ながらにあいつの顔を見つめた。俺は必死に涙を堪えるとドクオにあいつを任せた。

「・・ドクオ、こいつをもっててくれ。多分、気絶しているだけだ。後で俺が引き取る。」

「あ、ああ・・お前はどうするんだ・・」

「・・俺はまだやることがある。」

そうだ・・すっかり忘れていたぜ。あいつの想い・・俺が引き継いでやる。

まだ、残ってたよな・・1人!!

俺は腰が引けてるクーを指差しながら最後の気力を振り絞った。

「おい・・この俺とタイマンしろ!!」

152 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19:18:47.10 PJgYIV/g0

腰が引けているクーは俺の言葉にビビッていた。

「た、タイマン・・ですって!!なんで?」

「まだ、てめぇが残っているからだよ。・・俺はあいつに約束した、後1人ぶっ倒すってな!!!それに俺もてめぇも女同士・・好都合じゃねぇか!!」

俺は木刀を捨てて構えるとクーはいまだにうろたえていた。これでは勝負にならないので俺はとある条件を突き出した、

「・・俺がまけたらあいつからすっぱりと手を引いてやる。だけど俺が勝ったら俺たちの目の前から今後一切手は出さないでもらおうか!!!」

「本当ね・・私が勝ったらあの人から手を引くのね・・やってやろうじゃない。」

ようやくやる気になったか・・――ッ、体がミシミシといってきやがったな。早めに勝負をつけないとまずいぜ。俺は構えるとクーはあの表情をしながらポケットに手を入れてこちらの様子を伺ってきた。

「・・来なさいよ。それとも私が怖い?」

「・・この俺をなめんなよ!!」

俺はいつもより熱くなりクーに向かっていった。

154 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19:27:32.62 PJgYIV/g0

(あなたはバカね・・)

俺はクーに突撃するとクーはポケットからメスみたいなのを取り出した。しかも、俺はクーに接近していた、しかも刃物をかわしきれない距離であった・・

「フフフ、これじゃああなたも・・うぐッ!!」

「てめぇはバカか?俺がお前が武器を持っていることに気づかんとでも思っていたか!!」

「な、なんで・・確かに斬ったはず!!」

俺は確かにクーに突撃した、しかし俺はクーに左腕を斬らせ相手が油断した瞬間に背後に回り、メスをもっていた腕を締め上げた。俺の左腕のほうは服が地で滲んでいたが、右腕のほうは何とか力を振り絞ってクーの腕を締め上げていった。

「おい・・約束どうり今後一切、俺たちから手を引いてもらおうか。じゃないとお前の腕を・・壊す!!」

「イタッ!!わ、わかったわよ!!・・も、もうあなたたちには手出ししないわ。」

クーの降伏宣言を聞いた後、クーの持っていたメスを投げ捨てて俺は腕を離した。左腕を抑えながらクーの方向を見てみると、もはやクーには俺を手出しする気配がなかった。

これで蹴りはついた。

156 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19:36:06.19 PJgYIV/g0

俺は布で斬った左腕を巻くとドクオのほうへと振り向いた。

「大丈夫か・・その腕・・」

「ああ、大丈夫だ。出血の割には軽く斬っただけだ。・・じゃ、俺はこいつを連れて帰るわ。」

「お、おい・・大丈夫なのか?」

「ああ・・心配するな。」

そういって俺はあいつを抱えながら1人工場を後にした。

  157 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/12(木) 19:36:57.37 PJgYIV/g0 そういえば、この場所はあいつと行ったとっておきの場所に近かったな。そこに行くか・・ここからだとものの数分ってとこか。

俺は歩きながらあのとっておきの場所へと行くことにした。

「お前・・重いな。女の俺に抱えさせるなんて・・男として恥だぞ。」

寝息を立てながら寝ているあいつを抱えながら俺はあのとっておきの場所に行くことにした。確か、あそこは結構ものがあったな。・・ベッドぐらいあるだろう。

それに俺も疲れた。でも、うれしかった。俺を頼ってくれたことが

そして何よりも

俺を好きになってくれたことが・・・

413 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 17:49:46.82 41FqFJrE0

「ここ・・だな。ヘッ、いっちょまえにベッドやら何やらあるぜ。」

俺はあいつを抱えながらあの廃ビルに着くと、あいつの名前が書いてあった個室があったので重たい体を引きずりながら、中へ入っていた。すると中にはベッドやら食料があったので十分に夜を乗り越えることが可能であった。俺はあいつをベッドに置くと、怪我をしている左腕をそこらへんにあった痛み止めを使って腕を塗りつけた後、再び左腕を包帯で巻いた。・・俺は応急処置を終えた後、あいつが眠っているベッドの横へと座った。

「なぁ・・お前、本当に俺のことが好きなのか?俺・・どう言っていいのかわかんねぇよ・・お前にあんなことを言われて・・俺・・なんて言えばいいんだ?」

俺は眠っているあいつに向かって言葉を吐いたが、無常にも寝息だけしか反応がなかったが、俺はそれでも構わず座りながら独白を続けた。

「実はな・・俺、お前に“好き”って・・俺なんだか無上にうれしかったんだ。なんでだろうな?今でも胸がこうやって高まってきやがる。・・それも緊張じゃない暖かい気持ちだ」

俺は自分の感情に任せたまま独白を続けた・・

415 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 17:58:57.04 41FqFJrE0

「お前・・覚えているか?初めてお前とやりあったときのこと・・あのときの俺は絶対負ける気がしなかった。たった1人でお前の集団に向かっていって、お前を殴ったな。お前はすぐに俺を殴り返したけど・・

女になってお前と出会ったとき、俺なんだか胸が熱くってな。お前が家庭教師をしてくれたときも胸がドキドキして勉強どころじゃなかったんだぜ。それにお前に急に抱きつかれたとき・・俺、急なことでドキッとしたけど、すぐにホッとしてたんだよ。・・なんでだろうな?

ハハハ・・何言ってるんだろ俺・・」

俺は目を閉じて・・今までのことを思い出していた。

勉強を教えてくれたあいつ・・              遊園地に行ったときに熱くなってたあいつ・・

俺がピンチのときに助けてくれたあの表情・・

そして、今俺の中で高まる感情、男の頃には絶対感じなかったこの熱い感情・・今それは俺の中で爆発寸前に高まっていた。今のあいつは俺が決着をつけようとしていたあいつではない。中学の頃、死ぬほど殴りあったあいつでもない。俺がタイマンをつけようとしていたあいつでもない。

そう・・今のあいつは俺の・・・ 

416 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 18:10:01.46 41FqFJrE0

「俺・・お前が好きだ。昔のことも差っぴいて・・お前が好きだ。異性として・・

            そして・・お前のすべてが好きだ

                                      」

「本当か・・それ?」

「え?」

俺は目を見張った。俺の独白に・・あいつが本来寝ているはずの反応した。俺は・・自然とあいつに感じていたモヤモヤ感が綺麗さっぱりなかった。俺は立ち上がりあいつのほうへと向かうと急に腰のほうをつかまれてベッドのほうへと押し倒された。俺の真上にはあいつがいる・・

「さっきの話・・本当か・・?」

「・・ああ、本当ダ。・・もう、このまま好きにしていいよ」

あの時・・急に抱きつかれた時に感じた恥ずかしさや胸の熱さなどなく、俺はすんなりとそのまま目を閉じた。今の俺は・・あいつをすんなりと受け入れられるようになった。すると俺の唇に若干の体温が感じられた。

俺はそのまま目を瞑りキスをしたままあいつを抱きしめた。

423 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 18:30:10.99 41FqFJrE0

軽いキスが終わり、あいつは俺を見つめながら・・

「本当に・・俺でいいのか?」

「・・何度も言わすな。・・お前でいい」

俺は・・もう、あの狂犬の相良 聖ではない・・こいつの恋人の相良 聖だ。俺たちは再び互いの唇を求め合った。

キスが下の絡めあいになってきた頃、あいつは慣れた手つきで俺の躰にやさしく丁寧に触ると俺の胸を揉み始めた。俺はなんとも言えないぐらいの感覚が電波のように体中の隅々に走った。だけどその感覚は嫌なものではなかった・・そしてあいつは上半身裸のまま、俺の服を丁寧に脱がし下着を取ると、露になった俺の乳房を手に取ると俺の左右の乳房をリズムよく交互を揉みはじめた・・

「・・んッ・・あ・・・」

「ほぅ・・お前感じているのか?」

「・・そ、んなわけ・・ないッ!」

俺は相変わらずあいつの言葉に反論するが・・あいつは俺の表情を見ると、今度は乳房を吸い付けながら右手でもみ始め・・もう片方の手は俺の下腹部へと向かっていった。胸を攻められた後、胸からツーッと指を滑らせながら俺のあそこへと到達した。あそこを触られた俺は先ほどの乳首のときとは比べ物にならないなんとも言えないような快楽が体に回ってきた。

424 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 18:42:36.70 41FqFJrE0

「ひっ・・あっああ・・・そ、そこは・・・や、やめ・・・あん・・」

「フッ・・お前その表情かわいいもんだぜ」

俺は必死に快楽に耐えていたが、あいつは意地悪そうな表情をしながら俺のあそこをなでてきた。あそこをなでられたとき、俺はなんとも言えないような感覚に陥った。そしてあいつは体制を変えると俺のあそこをなめ始めた。・・あいつの舌に刺激された俺のあそこは音を立てながらあいつに反応していた。俺の中は・・だんだんと快楽という感覚に支配されてきた。その証拠に俺の乳首はピンッと角が立ったようにたち始めた。あいつはそこも攻めてきた。

俺は体中に今まで感じたことのない絶頂を感じていた。

「あっ・・あん・・あくっ・・ああん」

「お前・・感じやすい体なんだな」

「だ・・だっ、だって・・お、俺はじめ・・あぁぁぁ・・」

俺は応えられぬまま快楽という海にどっぷりと浸かろうとしていた・・

427 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 18:53:28.48 41FqFJrE0

「・・もう、イっちゃったのか?」

激しい絶頂の中、俺は自分の感覚をなくしかけていた。・・そしてあいつの攻めが終わると、俺は・・あそこから俗にいう愛液を浸っていた。俺は・・イってしまったのか?するとあいつはビチャビチャと愛液でたまっている俺のあそこを指でさすりながら準備OKといわんばかりに俺が過去に持っていた・・でっかく成長していた下半身のナニを取り出した。俺は思わずあいつのナニに見とれてしまった・・

「・・これが入るのか?」

「何言ってるんだ、お前も過去に持ってただろ・・」

「う、うるさい!!・・そ、そんなお前にはこうしてくれる!!」

「うッ・・お、お前・・」

ムカついた俺はそのままあいつの巨根を徐々に触るとそのまま口に咥えてジュプッ、ジュプッと音を立てながら嘗め回した。・・俗にいうフェラオチオだ。

散々攻められた俺は今度はあいつを攻め返すことにした。

428 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 19:05:36.94 41FqFJrE0

「うおッ・・うううっ・・」

よし感じてきたぞ・・俺はさらに唾を使いながら根から睾丸までの隅々を音を立てながら嘗め回した。しかし相手もかなりしぶとく、なかなかイこうとしない。この俺が意図も簡単にイかされてこちらがイかないなんてなかなか不公平だ。しゃぶりつく様にあいつのペニスを舐めている俺はあの時攻められた胸を使うことにした。

「ヘッ・・なかなかだな。だが・・今度はどうかな?」

俺は一度ペニスを舐め終えると、今度は胸であいつのペニスを挟みながら胸を動かしていた。すると流石のあいつも徐々に声を荒めてきた。

「うおおおっ・・い、いいぜ。うぉ!!―――――うぉぉぉくぉあああああッ!!!」

するとあいつのペニスから俺に向けて勢いよく俺の顔めがけて向かってきた。俺は顔に受けるとそのまま顔についてある白い奴を指にすくってニンマリとしながらペロリと舐めた。

「・・これで五分と五分だな。」

「ハァハァ・・ヘヘヘ、まだまだ・・」

俺たちの夜もクライマックスに差し掛かってきた。

433 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 19:22:31.50 41FqFJrE0

互いの攻め合いが終わった・・そして俺たちは互いに見つめあったまま・・

「いいか・・」

「ッたりめぇだ。・・こいよ」

そういってあいつのペニスは音を立てながら俺のあそこへとゆっくりと挿入っていった。しかし、俺には快楽と激痛が襲ってきた。

「―――ッ!!」

「お前・・そういや初めてだったな。」

そういうとあいつはゆっくりと出たり入ったりを繰り返した。かなりの激痛だったが俺のあそこはあいつのに馴染んできたらしくそれを感じるとあいつは一気に奥まで入れてきた。完全にあいつのが入り俺のあそこが破られた後、激痛に耐えながら俺は思った。

あの快楽はもしかしてこれの前兆だったのだろうか・・

(クッ、しかし・・女って辛いなぁ・・)

完全に入った後、俺はあいつを見つめながらそっと目を閉じて舌を絡ませた。そしてあいつがゆっくりと動くと、痛みとともに・・快楽が俺の中を回っていた。

437 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 19:37:51.98 41FqFJrE0

「ひっ・・あん・あああん・・・」

俺は先ほどとは違う声を発しながら自然と腰を回していた。そのうちに入れたときの痛みはなくなり、快楽という名の気持ちよさが俺の体隅々までに回っていた。あいつのが俺のあそこを突きながら俺はますます快楽の虜となった。はじめは痛みで腰が余り動かせなかったが、時間がたつに伴い痛みが消え快楽を求めるようになった俺はさまざまな体制であいつと体を貪りあった。

「あん・・あああっ・・き、気持ちいい・・」

「ハァハァ・・お、俺もだぜ・・」

「お、お前と・・やった女は・・さぞ幸せだっただろうな・・・ああっ!!」

快楽の海にどっぷりと溺れる中、体と心を快楽に支配つつ・・こいつに女性経験が合ったことに嫉妬していた。

「お、俺以外の・・・あんっ・・女を・・・あんっ・・だ、抱いたら殺すぞ・・ううっ!!」

すると俺の声に反応するようにあいつは俺の唇を無理やり奪うと、一呼吸置いてこう言った。

「ハァ・・ば、バカヤロ!!・・お前は俺だけのもの・・俺は・・お前のものだぁぁ!!」

そういうと俺たちは快楽の絶頂へとたどり着きつつあった。

439 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 19:44:46.79 41FqFJrE0 ベッドのスプリングがギシギシと響く中、俺たちもそろそろ限界が近づいていった。俺は・・こいつに抱かれてほんとによかったぜ・・

薄れいく意識の中で俺はふとそう思った・・

「ハァハァ・・そろそろイクぜ・・お、俺限界だ・・」

「あ、ああ・・お、俺も・・だ・・ああああああっ!!!!」

俺たちは快楽の絶頂へとだどり着き、俺にあいつのすべてがぶちまけられた。

「・・こうなったからには一生責任取れよ・・な?じゃないとブッ殺すかんな・・」

「フン、当たり前だ。俺はもう、お前を離さねぇよ・・」

行為が終わり、ベッドで全裸のまま一息ついた俺たちは快楽の海から引き上げられた。まだ、俺の中にはあいつの温かみが残っている。俺は隣にいるあいつを抱きしめて・・離さなかった。

そういえばこいつ、こんなに体が大きかったかなぁ・・・

快楽の後の睡魔に襲われて俺はあいつと一緒に眠ってしまった。あいつは俺を包み込むようにしてくれたのでとても暖かかった。・・これが、人肌の力・・か。

445 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20:08:22.49 41FqFJrE0

「・・行って来るぜ。ハニー・・」

「てめぇ、そんな言い方すんな!!!ブッ殺すぞ!!!・・お前は一家の大黒柱なんだからそう簡単にくたばんなよ。」

「アーホ、そう簡単にくたばってたまるるか!!」

あれから、月日経った。初めて俺が女となった日からあいつと俺は付き合いだし、そして俺は進路がうやむやのまま、怒涛の3学期を過ごした・・のではなくツンとあいつの指導のおかげで何とか大学に受かった。まぁ、俺の実力があってからこそここまで(ry

それから4年後、例のとっておきのところで同棲をしながらキャンバスライフをすごした。どうもあの場所はあいつの別荘みたいな間隔らしい。高校卒業後、俺たちはそこで一緒に住みながらあいつのバイトで食ってきた。え、俺は働かんのかって?バカいうな!!男は1人の女を養えなければいかんのだ!!

それが男の中の男というものである!!

446 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20:11:42.06 41FqFJrE0 そんで大学を卒業後、あいつの就職も決まり、俺たちは晴れて結婚した。・・だと聞こえがいいのだが、卒業間近で俺の妊娠が発覚してしまってそのままできちゃった結婚へと運んでしまった。肝心の親同士の挨拶には双方の親が反対しまくっていたが、双方の親がいる中、あいつが覚悟を見せた。

「俺がこいつと俺の子供を幸せにできなければ・・腹を切る次第です。」

カァーッ、肝心なところはバカな男だな・・でも、そんな奴に惚れた俺は大バカ者だ。

そんで結婚式には相変わらずの内藤と少々呆れ顔のツンたちが駆けつけてくれた。しかもなんとあの100%オタクのドクオは彼女をゲットしたのだ!!・・まぁ、これは別の機会に語ろうと思う。そんな結婚式が終わり、俺は順調に過ごしながら元気な女の子を出産した。出産のとき、あいつ・・仕事を放っておいてずっと俺に着きっきりだったな・・

名前は聖と翔だから希(のぞみ)にした。外見の遺伝子上は俺がベースだった。・・俺が小さいころ女だったらこうだったのかな?

そんで仕事が軌道に乗り始めた内藤も俺が子供を産んだ後、しばらくしてツンと結婚した。まぁ、こいつらは相性がよかったからな。披露宴ではぽっこりおなかを膨らませたツンと幸せそうなノーテンキの内藤がいた。

449 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20:24:48.59 41FqFJrE0

そして俺が希を出産して4ヶ月・・とあるニュースが飛び込んだ。何と、全国の童貞君たちを悩ませていた女体化シンドノームが治せるというものであった。どうも、女体化シンドノームは童貞君たちにある、とあるウイスルによって発生するらしい。でも、このウイルスが難敵で壊滅にはかなりの苦労が予想されたのだが、とある女性化学者の手によって特効薬が開発され、それをベースにワクチンが開発された。これにより、全国の童貞君どもは女体化に悩むことなく特効薬のおかげで安堵の表情を得た・・っと思う。

それにすでに女体化していた男にも効くようなのだが・・もう俺は母親にいるし、それにこいつとも家庭を築く予定なので特効薬はやめた。っといっても処女ではない人には効かないらしい・・

まぁ、その特効薬のおかげで3年も経てば男の数は徐々に取り戻していったそうだ。しかし、病気がなくなった今、女体化の法律を巡っては議論が未だに続いている・・まぁ、俺にはこれっぽっちも関係ないがなwwww

横ですやすやと俺のひざで眠っている希だが、そのうち俺が女じゃないことを知ったら・・どうなんだろうな?希が成長したら既に女体化シンドノームはこの世から無くなっており、ショックを受けるだろうな。

希が産まれた時あいつと話し合った結果、希の心の整理ができるようになる時まで黙っておこうと決めた。

これから俺たち夫婦に圧し掛かる大きな課題だ。

452 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20:45:58.33 41FqFJrE0

「マンマァ・・おやじぃ行った?」

「ああ、出かけたよ。」

横からひょっこり顔を出した娘・・これが俺たちの愛の結晶である希だ。俺の場合は普通にママと呼んでくれるがあいつだと親父らしいwwwwこれ初めて希が喋ったときは・・ショックだったなあいつwww

あ、言い忘れていたが合気道は未だに続けている。運動にもなるし、人妻になった今でも寄ってくる野朗どもを蹴飛ばすにはいいものだ。相変わらず護身術程度にしか使ってはいないが毎日練習はしている。道場のほうも内藤とドクオが師範代を勤めている。内藤は男の子が産まれてからはかなり仕事をして多忙で余りこれないが、ドクオのほうは暇そうでさほどは道場にいる。そういえば最近、希が俺の影響か、合気道をしたいと迫ってくる。どうしようか現在検討中だ。

そうそうwwwあいつなんでも完璧にできても料理だけはこなせないんだよな!!フッハハハハハ!!!家事に関してはあいつよりも俺がすげぇんだよ!!!・・・嘘です。料理のほうはツンに教えてもらいました。でも、この俺にかかれば料理なんてちょちょいのちょいだぜ!!俺様に不可能はないのだ!!!

まぁ、主婦だから家事はこなさんとな。

俺は皿洗いをしていると希が俺の後ろにしがみついた。・・まだまだ、甘えん坊だな。

453 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20:49:34.94 41FqFJrE0

「ねぇねぇ、マンマァ・・どうしてマンマァは男の子みたいな喋り方するの?」

「えっ!!・・そ、それは、その・・」

こいつの勘の鋭さはあいつ譲りだ・・つうかほぼ正確はあいつ譲りだ。

「ねぇねぇ・・教えて~」

「お、お前が大きくなったら話してやるよ。」

俺はポンッと希の頭に手を置くとそのまま皿洗いを続けた。

454 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20:52:25.94 41FqFJrE0

俺はふと思う、もし俺がこのまま男のままでいたらどうなっていたんだろう?あいつとの決着は・・どうついていたんだろう?

まぁだけど、女になってからはショックだけど家族に囲まれている幸せな生活は早々ないだろう。もう、後悔だってしていない。

だから・・

          だから・・・

456 名前: ◆Zsc8I5zA3U?本日のレス 投稿日:2006/10/13(金) 20:53:23.66 41FqFJrE0

や~めた・・考えたって仕方ないか。俺は晴れやかな晴天を見ながら考えるのをやめた。そうだ、今日は希を連れて散歩に出かけよう・・子供の笑顔を見るとちまちました考えなんて全部吹き飛ぶぜ。

そして希との散歩道、青空一点の晴天に向かい俺は限りなく全力で叫んだ。

「俺は・・俺は!!女になってとっても幸せですッ!!!!!!!!!!」

そして俺は希の手を引きながら希の好きなひまわり畑へとダッシュで走った・・

 

 

 

 

fin

 

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最終更新:2008年09月10日 01:09
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