友1「なぁ男、俺たちもそろそろ女体かすると思うんだが。」
男「そうだなぁ。俺たちみんな童貞だし…」
友2「ボクが6月生まれだから一番最初に女の子になるのかなぁ?」
友3「友2、友1、俺…最後に男の順番だな。誕生日的には。」
最近昼休みにはこんな話題が多い。
高校2年にあがった俺たちは既に女体化という現象が間近に迫ってきているからだ。
友3「そういえばおまえらってどんな女が好みなんだ? せっかく女になるなら、やっぱ自分の好みの女が良くないか?」
友1「俺は断・然、ツンデレだ!」
友2「友1…外観の話だと思うよ? 女の子になったって性格までかわるわけじゃないし…」
声を荒げる友1に友2が冷静に突っ込む。
それを傍観していると、友3が“お前は?”と言いたげな視線を向けてきた。
男「俺は胸はいらないから、スレンダーな身体がいいなぁ…」
友3「あれ、お前巨乳のお姉さん大好きじゃなかったか?」
男「下手に胸とかあると肩こるし男にじろじろ見られて気持ち悪いって姉さんが言ってた。」
頭のなかに、はぁ、と大きなため息をついた姉さんを想像した。
姉さんは昔から胸が大きかったからそういうところで苦労をしたらしい。
友1「お前の姉ちゃん美人でスタイルもいいからなぁ。 でもやっぱり俺は外観の凹凸にかかわらずツンデレが好きだなぁ。」
友2「ボクは胸よりもふとももが好きな人間だから、おっぱい談義にはあんまりついていけないかな…。」
友3「ほう、友2にそんな趣味があるとはな。 かくいう俺も実は髪フェチでな。 女になったらのばそうと思ってるんだ。」
みんなテンションがあがってきたのか、次々に己の好みや嗜好、性癖などを暴露していった。
友2「やっぱり絶対領域は必要だよね。」
友1「ツンとデレの究極のバランスは8:2!」
友3「ストレートロングに挑戦したいな。」
男「しかしぱんつは白に限る。」
友'S「「「それは同意。」」」
迫りくる女体化に今日も胸を踊らせ、萌えという名の剣を振りかざす4人の勇者達の旅は続く。
できれば終わってくれ。
最終更新:2008年09月10日 01:57